【最新】AIの活用法は?身近な例からビジネスシーンまで解説!

【最新】AIの活用法は?身近な例からビジネスシーンまで解説!

突然ですが、AI(人工知能)がどのように活用されているか、ご存知ですか?

実は、現代社会において、さまざまなところでAIが活用されているのです。

この記事では、AIがどのように活用されているか、身近な事例からビジネスにおける活用事例まで、具体的に示しながら、やさしく解説していきます。

AIはこんなに身近なところで活用されている!

まずは、身近なところでAI(人工知能)の技術が活用されている、3つの事例をご紹介します。

AIはもはや遠い存在ではなく、徐々に実用段階に入ってきています。

 

①自動的にレシピを考案してくれるAI

2014年、『Bon Appetit』誌とIBMは、IBMのAI「Watson」をベースに「Chef Watson with Bon Appetit」(シェフ・ワトソン)を開発しました。

ブラウザ上で動作するアプリケーションで、素材名を入力すると、自動的に料理レシピを考案してくれるサービスです。

AIを活用したChef Watson with Bon Appetitのスクリーンショット画像

参照:シェフ・ワトソンのページ

シェフ・ワトソン については、「人工知能「エキスパートシステム」とは?実用例で簡単に理解できる!」で詳しく解説しています。

ぜひご覧ください。

 

②自動車の自動運転AI

ここ数年、自動車の自動運転技術は目覚ましい発達を遂げています。

自動運転技術の開発には、トヨタや日産など日本の大手自動車メーカーはもちろん、海外でもテスラやアウディなど、名だたる企業が乗り出しています。

完全自動運転の実現を見越し、これらの企業を擁する国々では、技術的な問題の解決だけでなく、法整備なども進められています。

AIの助けを借りることで、運転から遠ざかっていたお年寄りが、再び愛車を運転して出かけられるようになる日が来るかもしれません。

また、身体が不自由だからと自動車の運転をあきらめていた方でも、一人で心置きなくドライブを楽しめるようになる日も近いかもしれません。

自動車の自動運転技術については「強化学習とは?ALPHAGOでも使われている強化学習を丁寧に解説」でも触れています。

あわせてご覧ください。

 

③店舗スタッフAI

AIを搭載したロボットがお店の売り上げに貢献している例もあります。

B-R サーティワン アイスクリームは、Pepperを店頭に設置し、LINEお友達登録キャンペーンを実施した結果、多数のお友達登録を得ることができました。

AIが店員になった

また、クリスマス商戦でも顧客の獲得に成功しています。

 

 

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ビジネスの現場でも!AI活用の幅は広い!

コンピュータの性能や解析理論や手法の飛躍的な発展により、AIは日常生活だけでなく、ビジネスの現場においても活用されつつあります。

ここでは、ビジネスにおけるAI活用事例をご紹介します。

 

ビッグデータ解析

ビッグデータがビジネスに活用できるようになった背景には、AIの進化が大きく関わっています。

ビッグデータとは、単に大量のデータを指すのではありません。

最低でも、通常の処理では考えられないほど膨大な情報量(数十TB~)、多種多様性(テキスト、画像、音声、センサー情報等)、高頻度な更新(リアルタイム)という条件を満たすデータを指します。

この他にも、未整理な状態であること、内容や質のムラがあること、分析してみて初めて価値のあるデータか否かがわかる、なども条件に含めてよいかもしれません。

ビッグデータの活用もAIが

近年、オルタナティブデータとよばれるデータを、米金融業界が積極的に投資判断に利用していることは、このようなデータがAIによって分析、活用されている例といえます。

オルタナティブデータとは、代替データともよばれ、一般の公開情報に含まれないデータ、つまり、通常は収集されないか、収集が難しい広範な膨大な情報を指します。

その中身は、ソーシャルメディアのつぶやきや天候、衛星画像など、多岐にわたります。

このようなデータは、オルタナティブデータを専門に収集、分析する企業により、投資家に届けられ、投資家の投資判断をサポートしています。

例えば2017年のロイヤル・ダッチシェル爆発事故の情報も、メディアの報道でロンドンの先物相場が急騰する前に、こうした投資家たちに届けられました。

udemyでは、ビッグデータの解析手法の1つであるクラスタリングの解説記事もご用意しています。詳しくは「ビッグデータ解析にも使われるクラスタリングを解説!」をご覧ください。

 

農業へのAIの導入、活用

農業の現場でも、AIを導入して活用しようという動きが見られます。

例えば、モンサントです。

この会社は強力な除草剤で、ラウンドアップでも有名な農業ビジネスのトップ企業です。

しかし、時代に合わせ、農薬や強い種子の開発だけでなく、AIとGPSを駆使して、農場の土壌の質ごとに最も収量が上がるような方法で種をまけるトラクター用機材を提供するようになりました。

AIを活用した農業の事例

気象データを提供する会社でも、刻々と変化する農場の土壌などのデータと、会社が提供する気象予測を合わせ、AIによる機械学習により、それぞれの農家にあわせた農業保険を提供している例があります

 

まだまだ広がるAI活用の未来

介護や医療の現場にAIを導入することで、さまざまな課題、特に人手不足の問題が解消できる可能性が示唆されています。

最近は、AI搭載の介護ロボットもでてきています。

このロボットは高度な顔認識の機能により、お年寄りの気持ちに沿った会話をすることができるそうです。

表情から感情を読み取れるところまで、AIによる顔認識の精度は上がっています。

また、このロボットには見守り機能もあるそうです。

この他にも、例えばトヨタは自動運転システムを応用した高齢者向け家庭用ロボットの実用化に取り組むことを発表しました。

AI技術の開発が進むことで、時代の流れで現代の社会が抱える問題を解消することにもつながるのです。

AIは非常に速いペースで進化しています。また、その活用の幅は多岐にわたっています。

AIの活用範囲は、今後、今の私たちでは考えもつかないような領域にまでどんどん広がっていくことでしょう。

 

いかがでしたか?

Udemyでは、AIについて学べる学習動画を複数、用意しています。

これを機に動画講座で、AIや機械学習について理解を深めてみてはいかがですか?