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学びのマップは自分で描く。日立アカデミーが取り組むデジタル化時代の人材育成

AI、人工知能、データサイエンスなど、新しい技術の発展により、ここ数年で社会は大きく変化しました。こうしたデジタル化による変化はデジタルトランスフォーメーション(DX)と呼ばれ、私たちの生活にも大きく影響を与えています。しかし一方で、日本企業の多くはデジタル化の速度にうまく乗り切れず、ビジネスの現場で課題となっているのが現状です。

そんな中、DX推進に対して大きく舵を取ろうとしているのが株式会社日立アカデミーです。日立アカデミーは日立グループ全体のコーポレートユニバーシティであり、グループ外に対しても研修サービスを提供しています。日立アカデミーでは、「人がつながり、学びが触発されるワールドクラスの知の拠点となる」といったビジョンを掲げ、これまでの研修という仕組みとは全く違った試みで社員がデジタル化のスピードに対応できるよう、自発的な学習環境のツールとしてUdemyを導入。今回の取材では、日立アカデミーが考えるこれからの研修と学びについて、経営研修本部リーダシップ開発センタでグループ全体の人材育成を行う石川豊臣さんと出口善之さんのお二人にお話を伺いました。

「Udemy」(ユーデミー)とは

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Udemyは、「Improving Lives Through Learning(学びで人生をもっと豊かに)」を事業コンセプトとして掲げる米国法人Udemy,Inc.が運営する世界5,000万人以上が利用するオンライン学習プラットフォーム。C to C(Consumer to Consumer)により世界中の「教えたい人(講師)」と「学びたい人(受講生)」をオンラインでつなげます。最新のIT技術からビジネス、趣味まで幅広い領域の学びをオンラインで学ぶことができます。2015年からベネッセコーポレーションが日本における事業パートナーとして提携を開始し、法人様向けのUdemy for Business(UFB)のご提供を支援しています。UFBについて詳細はこちら

自発的に学ぶ場として「Udemy」 を導入

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(リーダシップ開発センタ 担当部長 石川豊臣さん)

日立アカデミーでは2018年9月から、研修という形とは別に社員が自発的に学ぶための環境作りとして自己啓発メニューを大幅に拡充・強化しました。このような流れに関して石川さんは「日本の働き方が大きく変わってきている中で、企業の教育も変化していかなければならない」と指摘します。

「日本は昔から終身雇用ということもあり、だからこそ教育が手厚い側面がありました。しかし、世界基準でみると少し異質です。必要なものは自ら学び、得た知識を成果に結びつけてはじめて評価される。それがグローバルスタンダードな考え方です。日立グループはグローバル企業として、マネジメントや人事制度、評価だけでなく、学習の面でもLMS(ラーニングマネジメントシステム)を通じて世界統一の仕組みづくりを推進しています。その流れの中で、日立グループ内に対しては、自発的に学ぶための場、いわゆる自己啓発の機会を強化しました。その中の一つの試みとしてUdemyを導入しました」

Udemyを自己啓発の機会として導入することを決めた理由について、出口さんは、「学習プラットフォームとして非常に好きなコンセプト」だったと感想を語ります。

「学ぶ側、教える側どちらにも偏らずオープンである点がとても優れていると思いました。誰かがこれを良いと決めつけて話が進むのではなく、見た人が学びになったと高い評価をつけることで良いものだけが残っていく、そこが素晴らしいと感じました。オープンでスケーラブルというのは日立が追求しているソーシャルイノベーションビジネスの一つの大きなコンセプトなのですが、Udemyは教育という点で、オープンでスケーラブル。これは日立にフィットするだろうと感じました」

専門的な知識を得るための「入口」に

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(リーダシップ開発センタ 主任 出口善之さん)

石川さんによると、「リーダシップ開発センタでは日立の中期計画を意識し、それに沿った人材育成の研修プログラムを3年周期で変更していて、そのプログラムの作成は構想も含めると、最低でも2年はかかる」とのこと。

その状況から、「テクノロジーのスピード感を考えるとUdemyのようなタイムリーなコンテンツを提供する学習ツールが今後必要になってくる」と判断した出口さん。

「理想はすべてのソリューションを内製で提供することですが、現在、会社が推進するデジタル化、DXという文脈で考えた時に、従来のやり方ではスピード感やタイミングといった点で、研修という選択肢にマッチしない人が出てきてしまうのも事実です」

例えば、AIやデータサイエンスなどを学びたいと思う人がいても、研修デリバリーには限界があります。その時生じた「学びたい」という意欲を摘まないためにはどういう制度が必要なのか、出口さんは考えます。

「会社としてDXは推進していますが、業務との関連性の高低があります。そのため、従来の研修では、(DXなどを)学ぶことが必須とされる従業員を対象とすることが多く、すべての人に学ぶ機会を提供できないという点に、もどかしさを感じることもありました。研修に代わる学びの手段としてUdemyを位置づけ、従業員が自発的に学習できる仕組みとして機能していくことを期待しています」

一方で、最新技術や新しいテクノロジーを生み出すためのエンジニア向けの高度な研修プログラムは自社で作成し、展開しています。「当然、本質的な点においては研修が優位性を保ち続けていくということは変わらない」と出口さん。

「様々なグラデーションがあるなかで、あくまでそこにマッチする人にUdemyを利用してもらえればと。Udemyのコンテンツにもレベル感はあります。例えば日立のエンジニア全員がUdemyでデータサイエンスやAIを学ぶべきかというと、そうではない。自分たちが作っていくものが社会のスタンダードになるという、日立のエンジニアとしてのプライドもありますから。ですが、日立にいるさまざまな人たちが専門的な知識を得るための機会として、Udemyが入口になる可能性は大いにあります。当然、受けたいという要望が多ければ、研修として作っていく必要がありますが、まずは自分で学んでみようと考えた時のツールとして、Udemyを利用してもらえることが理想です」

デジタル化時代の「学び」のかたち

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現在の業務との関連が低い知識やスキルを学ぶことは、会社にとって意味があるのかと尋ねてみると、「自己啓発は従業員に自身のキャリアを考えるきっかけを与えることができる。また、Udemyのようなコンテンツを使用すると、そこから新しいサービスが生まれる可能性が大いにある。デジタル化の時代ではそれは確実に求められるのではないか」と出口さん。

「これまでは会社から提供されたマップの通りに学ぶことがゴールへの近道でした。現在は、そのマップを自分たちで作っていかなければならない時代へと変わっています。今後、日立が追求していくソーシャルイノベーションビジネスには、ITとOT(Operational Technology)その両方の技術が融合していくことが求められています。これは、どちらか一方のスキルだけでは進まない状況が出てくるということです。そこにはこれまであったような明確なマイルストーンもゴールも提示されていません。何のスキルが必要か、どんな知識を学べば日立が目指しているソリューションを提供できるのか、デジタル化の時代ではその答えを知っている人はまだいません。つまり、一人一人が目指すべき方向性を自分の力で考えていかなければならない時代になったということです。会社としては、時代の流れに合わせて社員が学べる環境をきちんと整えてサポートできるよう、スピード感やボリュームに関しては根本的に変えていかなければならないと考えています」

アナログとデジタルを取り入れ「学習する組織」へ

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(就業後に行われたセミナーの様子)

今回、日立アカデミーで開催された、Udemy講師による対面セミナーも取材させていただきました。テーマは、「データサイエンス」。講義は主にケーススタディ形式で進められ、事前に配布されたCSVデータを使って分析を行います。ケースの内容は小売りチェーンの営業企画として、売上に影響を与える因子を回帰分析モデルを使って解析するという非常に実践的なもの。

一見、難しそうに感じますが、専門用語ばかりではなく、知識がない方でも理解できる内容の講義となっていました。質疑応答では、「このような状況で分析をしたいときにはどの回帰モデルを使えば良いか」といった、実際の現場での応用も視野に入れた、具体的な質問なども交わされました。

出口さんによると、今回の講義はターゲットが近かったこともあり、反応は上々だったとのこと。参加者からは「ずっと勉強したいと思っていたが、これまでチャンスがなかった」「もっとデータサイエンスの勉強をしたい」そんな声が多かったと言います。

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こういった研修とは異なるアナログな学習の機会を提供することに対し、石川さんは「知識の理解だけでなく経験も共有できるため今後とても重要になってくる」と話します。

「日立グループ全体の大きな目標として掲げているのが、学習する組織を作ることです。本音を言うともっともっと勉強してほしいし、自分のキャリアを考えて学んでほしい。社員一人一人が自発的に学ぶことができれば、会社は今よりもうまく回っていきます。日立グループには様々な種類の専門家がたくさんいます。個人だけでなくお互いで学びあえるような機会ができれば、必ず良いアイディアが生まれてくると思うんです。今回のセミナーのように、学習機会の頻度を高めることはもちろんですが、社員同士が自発的に行動して学べる環境が生まれるようにしていく、それがこれからの私たちの目指す姿だと考えています」

今回お話をお伺いし、日立グループの人材育成支援の手厚さを強く感じました。今後は、時代の流れを読み取り、「不易流行」の視点で新しいシステムやアイディアを取り入れながら、人材育成を改革していくとのこと。「Udemy」がその一助となれるよう、最先端の「明日から使える知識」を提供していきます。

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