Googleで検索をするときに検索ボックスに1語入力すると、そのワードに続く単語の候補が複数出てくるのを利用したことがありますか?多くのユーザーが検索しているキーワードを予想して、提案してくれる機能がGoogleサジェストです。検索時に便利なのはもちろん、Webサイトのキーワード選定やSEO対策にも活用することができます。
今回は、Webアナリストの筆者がGoogleサジェストの仕組みやSEOでのメリット、Googleサジェストのキーワード取得ツールについてご紹介します。
Googleサジェストとは?
何かワードを入力すると、こちらが検索したがっているものを予測してサジェスト(提案)してくれるGoogleサジェスト機能。入力の手間が減るだけでなく、入力ミスも予想して修正検索までしてくれるとても便利な機能です。
Googleサジェストの基本
Googleサジェストとは、Googleで検索するときに予測したキーワードを出してくれる機能です。
例えば「明日の天気」と入力してその後1文字あけると、「明日の天気 東京」「明日の天気 栃木」「明日の天気 東京 風」というように、ユーザーが多く検索しているキーワードを、サジェストしてもらえます。
文字を入力するごとに候補が絞られていき、「明日の天気 とうき」まで入力すれば、「明日の天気 東京」「明日の天気 東京 時間ごと」と表示されるようになります。
入力の手間が省けるだけでなく、誤入力も修正されます。仮に「明日の天気 とうきよう」と検索しても、「次の検索結果を表示しています: 明日の天気 東京」と間違いを予想して検索結果を表示してくれます。
Googleサジェスト機能を無効にする方法
Googleサジェストは自動的に付いている機能であり、基本的に無効にすることはできません。
しかし、「Googleインスタント検索」をオフにすることはできます。
インスタント検索とは、検索ボックスに入力された文字列をリアルタイムで検索結果に表示する仕組みで、ワードの入力途中でも検索結果が表示されます。
Googleの「設定」‐「検索設定」をクリックし「インスタント検索の結果は表示しない」にチェックを入れます。そのまま保存すると、Googleインスタント検索を無効にすることができます。
\文字より動画で学びたいあなたへ/
Udemyで講座を探す >Googleサジェストの仕組みとSEO上のメリット
Googleサジェストの仕組みとSEO対策でのメリットについてお伝えします。
Googleサジェストが表示される仕組み
Googleサジェストは、多くの人が検索しているキーワードこそ重要なキーワードだと考えて、予測表示しています。基本的には多く検索される、検索ボリュームがあるキーワードが表示されるため、他の人がどんなキーワードで検索しているか参考にすることができます。
また、検索する地域によってもサジェストの結果が異なります。トレンドで検索数が伸びているものやバズっているものを自動で判断し、表示結果を変えています。そのため、よりユーザーのニーズに近いサジェストを出すことができます。
Googleサジェスト対策を行うSEO上のメリット
Googleサジェスト機能を使うことでキーワードのボリュームが大きいことを確認することができ、狙っているキーワードと関連性の高い複合キーワードを見つけることが可能です。狙うべきキーワードを理解することで、意図したキーワードから自社サイトを表示させることもできるようになります。
ユーザーの多くは、検索時にGoogleサジェストが入力の手間を省いてくれるため、サジェストで表示されたキーワードをそのまま検索に使う人もいます。そのため、サジェストで表示されるワードの検索ボリュームはより高くなっていく傾向があります。
Googleサジェストのキーワード取得ツール
Googleサジェストを利用して、表示されるキーワードの一覧を取得できるツールも登場しています。キーワード取得ツールの使い方とおすすめのツールをご紹介します。
キーワード取得ツールの活用方法
ツールによって、操作方法は異なりますが、おおまかな流れは同じです。
1)キーワードを入力して検索
キーワード取得ツールの検索ボックスに、調べたいキーワードを入力して検索すると、Googleサジェストの一覧が表示されます。
2)キーワードリストの取得
ダウンロードやインポートなどで、キーワードリストを取得します。キーワードリストは、CSVなどでダウンロードできるツールが一般的です。
3)検索ボリュームの取得
取得したキーワードリストをコピーし、Google AdWordsのキーワードプランナーを使って、検索ボリュームを調べます。
おすすめのキーワード取得ツール
・グーグルサジェストキーワード一括DLツール
文字通り、一括でキーワードをダウンロードできる機能を持ったツールです。検索キーワードを入力して取得ボタンを押すと、50音順やアルファベット順にキーワードが並んで表示されます。CSVでまとめてダウンロードできますので、エクセルなどで確認したり、コピーすることができます。
・Keyword Tool
GoogleやYahoo!、Bing、Amazon、AppStoreごとにキーワードを検索できます。キーワードの表示後、チェックをつけてコピーボタンを押せば、クリップボードにそのキーワードが入ります。これをそのままキーワードプランナーに貼り付ければ、検索ボリュームを調べることができます。
Googleサジェスト機能を上手に使ってSEO対策を
Googleサジェスト機能を利用することで、検索ボリュームからユーザーが実際に検索しているキーワードを探すことができ、ニーズを効率的に知ることができます。今まで思いつかなかったキーワードを発見することで、Webサイトのコンテンツ内容を広げることにもつながります。Googleサジェスト機能を有効に活用し、WebサイトのSEO対策に役立てましょう。
最新情報・キャンペーン情報発信中