検索クエリでSEO対策!ユーザーを分析して検索順位の改善を
  • SEO
  • 2016/06/13

検索クエリでSEO対策!ユーザーを分析して検索順位の改善を

「検索クエリ」という言葉をご存じですか?

この検索クエリを理解することは、WebサイトのSEO対策において必要不可欠です。
根拠もなくコンテンツの数を増やしただけでは、検索順位はなかなか上がりません。

訪問しているユーザーの分析を正しく行い、分析結果をもとにサイトやコンテンツの改善を図ることが大切です。その分析の材料となるのが検索クエリです。

今回は、Webマーケティング会社で働く筆者が、検索クエリの基礎知識や活用方法についてご紹介します。

キーワードとの違いって何?検索クエリの基礎知識

SEO対策には、ユーザーがどんな言葉で検索しているのかを知ることが重要です。ここでは「検索クエリ」の基礎知識をお伝えします。

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検索クエリとは

検索クエリとは、検索時にユーザーが入力する単語やフレーズのことを指します。キーワードと何が違うのかと思われるかもしれませんが、ユーザーが入力するのが「検索クエリ」、広告主が広告を表示させるために設定するワードが「キーワード」です。厳密に決まっているわけではなく、Googleが便宜上定めている使い分けですが、用語の定義は頭に入れておきましょう。

検索クエリの種類

検索クエリには主に3つの種類があります。

ナビゲーショナルクエリ

「ナビゲーショナル」とは「案内型の」という意味で、特定のWebサイトを見つけるために検索するクエリです。

例えば、「Facebook」「Udemy」といったクエリがナビゲーショナルクエリです。特定のWebサイトへ行くためのクエリなので「Goクエリ」とも呼ばれます。

インフォメーショナルクエリ

情報収集を目的とした検索クエリです

例えば、「カレーライス 作り方」「プリンター 印刷できない」など何か情報を知りたい、悩みや疑問を解決したいというときに入力するものです。
情報を知ることが目的なので「Knowクエリ」と呼ばれます。

トランザクショナルクエリ

「トランザクショナル」とは、「取引型の」という意味です

例えば、「アプリ ダウンロード」「洋服 通販」のように購入などユーザーが実際に行動を起こすときに入力されるクエリです。「Doクエリ」とも呼ばれます。

これら3つのクエリの中では、トランザクショナルクエリが、ユーザーの意思がはっきり表れている分、コンバージョン率が高くなる傾向があります

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ユーザー分析に役立つ!検索クエリの確認方法

実際にどのような検索クエリからサイトに流入しているのでしょうか。Googleサーチコンソールにおける検索クエリの確認方法をご紹介します。

Google サーチコンソールでの確認方法

左側のタブの中から「検索トラフィック」そして「検索アナリティクス」を選択すると、検索クエリごとの、表示回数やクリック率、そして掲載順位を知ることができます。

1,ログイン後のページ左側にある「検索トラフィック」→「検索アナリティクスを選択」

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2,検索クエリ毎の表示回数やクリック率など調べられる。下に表示されているような項目を知ることが可能です。

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ページやデバイスごとにこれらを分析することで、最適なコンテンツ制作ができるようになります。

SEO対策!検索クエリの活用方法

検索クエリをしっかり理解しておくことが、SEO対策になります。ここでは、検索クエリをサイト改善に役立てる方法をご紹介します。

ユーザーのニーズを知る

検索クエリを知ることで、ユーザーがどんな目的でサイトを訪れているのかが分かります。「値段」というクエリが多ければ、価格に関しての記事を充実させたり、価格に関する新しいコンテンツを作ることで改善が見込めます。
顧客理解が深まるだけではなく、サイトの改善につながるでしょう。

掲載順位の把握

Googleサーチコンソールを確認した結果、掲載順位が上昇していれば、それはSEO対策がうまくいっている証拠です。

例えば、旬なワードで一気に検索数が増えるケースや、地道にコンテンツ量を増やすというロングテールSEO対策が功を奏し、サイトの流入数が全体的に上がっているケースも考えられます。
逆に、順位が下がっているようでしたら、改善策を打たなくてはなりません。検索クエリを通してサイトの掲載順位を把握することは、今後やるべきことを決める判断軸になります。

キーワードの改善

検索クエリ数が伸びない場合は、「キーワードプランナー」でクエリの検索回数を知ることができます。一緒に検索されている言葉がわかれば、サイトの改善もしやすいですし、新たな流入経路の手掛かりになります。
また、特定のクエリの流行り・廃りのタイミングを調べることもできます。季節ごとの動きや検索回数の増減を知ることができるので、旬ではないテーマのコンテンツを少なくしたり、今注力すべきテーマが見えてくるでしょう。

ユーザー分析は検索クエリの正しい理解から

ユーザーがどのような目的で動いているのかを知るためには、検索クエリを理解することが不可欠です。多くの検索クエリを集めて分析し、ユーザーにとって価値の高いコンテンツを提供し続けることが、本質的なSEO対策と言えるでしょう。