経理一筋20年から未経験のIT部門へ。学びでキャリアを進化させる。

経理として20年、会社の数字と向き合い続けてきた大西達弥さん。後任育成に区切りをつけ「経理財務の枠を超えて知見を広げ、会社に新たな価値を提供したい」という思いから、”未知の領域”であるIT部門への異動を決意しました。
最新のIT知識やエンジニア経験がない状態での異動に、不安を感じながらも、何から始めるべきかを考える中で選んだのが、Udemyを活用した「学び直し」を日常に取り入れることでした。
大西 達弥さん
経理業務の中でデータ利活用や効率化の必要性を強く感じ、未経験のIT分野へ挑戦。現在、グループ全体の会計システムを統括し、システム刷新やクラウド移行などのプロジェクトをリード。UdemyでPower BI・AWS・Azureなどを学び、実務に活かしている。今後は、生成AIを活用した自動化や高度な分析にも注力し、経理財務とITの橋渡し役として組織への貢献を広げることを目指す。

大西 達弥さんの受講したUdemy講座

学びに真剣に取り組む決意をした瞬間はいつでしたか?

IT部門に異動した直後が、学びに真剣に向き合う大きな転機でした。最初は全くの未経験で、何から手をつけて良いか分からず、仕事に役立つスキルを短期間で身につけないと貢献できないと感じました。

周囲は経験豊富なエンジニアばかりで、「自分に何ができるのか」という不安が大きかったのですが、そこで「完璧を目指さず、とにかく前に進める」ことを意識し、Udemyでの学びの時間を毎日のルーティンに組み込むことにしました。

それに加えて、経理としての経験や知見がある一方で、クラウドを中心とする最新のIT知識が不足していることに焦りがあり、改めて「学ぶことを止めず、成長し続ける」ことを決意しました。この決意が、今の学びの習慣を作る出発点となりました。


未経験のIT分野への挑戦に学びが不可欠だった

未経験のIT分野に挑戦する際、どのようなテーマから学び始めましたか?

最初に選んだのは、経理財務と親和性の高いデータ分析ツールであるPower BIの講座でした。

財務データを自分の手で可視化してみることで、「学んだことがすぐ実務に活かせる」という実感を得られたことが大きな励みになりました。

その後、AWSやAzureなど、クラウド関連の講座にも学びを広げ、システム導入やクラウド移行プロジェクトの基礎理解につながり、システム全体を捉えられるようになりました。


「完璧を目指さないこと」が学び続けるコツ

Udemyを選んだ決め手となったポイントは何でしたか?

Udemyを選んだ決め手は、柔軟な学習スタイルと世界中の多様なコンテンツでした。自分のペースで学べる点が非常に魅力的で、特に仕事や通勤時間のスキマ時間を有効活用できることが大きなポイントでした。「一度に多く学ぶ」のではなく「毎日少しでも続ける」ことができる点も自分に合っていました。

そして、実務に即した内容の講座が豊富で、例えばPower BIやAWSのように、具体的なツールを使った学習ができる点も決め手となりました。短期間で実践的なスキルを身につけるために、Udemyが最適だと感じました。


学びの中で、特に役立った講座について教えてください。

特に役立った講座は、Power BIやAWS・Azureの講座です。Power BIの講座は、経理財務業務でのデータ可視化に欠かせないツールであり、実際にダッシュボードを作成する場面で大いに役立ちました。

クラウド関連の講座は、近年のクラウド技術を理解するための基礎をしっかりと学べ、実務での活用に非常に役立ちました。

上記の講座は、実践的な内容で非常に分かりやすく、すぐに仕事に役立つ知識を得られました。


仕事をしながら学ぶ方法や工夫を教えてください。

通勤時間や寝る前などのスキマ時間を使って、スマートフォンやiPadで講座を視聴するようにしました。特に、移動中は集中して講義を聞き、帰宅後にはPCで実際に手を動かしながらのハンズオン形式で実践するなど、知識が定着するよう工夫しています。

あとは、一度に多く学ぶのではなく、1レクチャーずつ進めることで無理なく続けられる環境を作り、「学びを止めないこと」を意識し、学びを習慣化しました。このように、学習の時間を少しずつ積み重ねることが、仕事と学びを両立するための鍵だと思います。


学んだことを実務に活かしたことで、仕事にどんな変化がありましたか?

特に大きな変化を感じたのは、データ分析と可視化の領域でした。Power BIを活用して財務データを分かりやすく可視化できるようになり、経営層への報告や財務分析のスピードと質が大きく向上しました。

また、クラウド技術の理解が深まったことで、クラウドシフトが進む中、システムの効率化や環境整備にも主体的に関わり、プロジェクトを以前よりスムーズに進められるようになりました。

さらに、得た学びを共有会で発信する取り組みによって、「学び合う文化」がチーム全体に広がりつつあると感じています。


生成AI×データ分析でさらなる挑戦へ

これから特に力を入れたい学びのテーマは何ですか?

特に生成AIとデータ分析の深化です。生成AIを活用した自動化や高度な分析を進めることで、業務効率化だけでなく、より精度の高い予測や意思決定を実現できると考えています。

データサイエンスのスキルもさらに磨き、複雑なデータを読み解き、経営層へのインサイトを届けられる存在になりたいと思っています。


どのように活かせるのでしょうか。

例えば、経理財務業務の自動化により入力ミスや作業時間を削減し、データ分析では膨大な情報を迅速に処理して経営層へ的確な情報を提供することで、意思決定の質を高めることができます。

今後は、生成AIによるレポートやシミュレーションにより、担当者がより高度な分析や提案に専念できる仕組みを整え、経理とITの両面から組織の成長を力強く支えていきたいと考えています。

 


Udemyをこれから使う人に、どんな言葉をかけたいですか?

自分のペースで学べる点を最大限に活用し、忙しい日常の中でも、少しずつ無理なく学ぶことを続けてほしいと思います。

そして、学びをすぐに実務へ活かす意識を持ち「やる気」に頼らず続けられる仕組みを整えることで、挑戦を恐れず、自分の成長を前向きに楽しんでください。


大西 達弥さんの受講したUdemy講座