【講師デビュー応援セミナーレポート】現役Udemy講師2名が感じるオンライン講師の魅力とは?

【講師デビュー応援セミナーレポート】現役Udemy講師2名が感じるオンライン講師の魅力とは?

3月24日、講師デビュー応援セミナー「人気講師が語る!学習アウトプットを動画にしよう」と銘打ったQiitaとUdemyの共催オンラインセミナーが開催されました。

2名の人気Udemy講師を招き行われた同セミナーでは、パネルディスカッションや質問コーナーを通じ、Udemy講座制作の裏側や副次的な効果など、オンライン講師になるメリットが語られました。

イベント概要

イベントの序盤では、登壇者であるはむさんとじゃけぇさんの自己紹介とともに、どうして講師になったのか、その経緯が語られました。

イベントのメインコンテンツであるパネルディスカッションでは、エンジニアとして動画でアウトプットすることについてどんな意義があるのか、Udemy講師としての活動を続ける理由や苦労していること、動画制作のポイントなどについて、両者からの意見が飛び交いました。また、これからUdemy講師を目指す方に向け、収益や制作に関する話もあり、盛り上がりました。

最後の質問コーナーでは、数多くの質問が寄せられ、登壇者がその中から時間が許す限り回答。わかりやすく解説するためのコツやテーマの選定基準など、リアルな声を聴くことができ、気づきの多い時間となりました。

登壇者「はむさん」「じゃけぇ」さんのご紹介

本イベントの登壇者は、Udemyで数多くの講座をリリースしている「はむさん」と、昨年10月に初めて講座をリリースし、今月2本目をリリースしたばかりという「じゃけぇ」さん。それぞれがUdemy講師になった経緯をご紹介します。

はむさん

はむさん

立命館大学理工学部卒業後、ハードウェア関連業務に携わる。モノづくりに興味を持ち、組み込みソフトウェアの道へ進みプログラマーに転身。語学にも興味を持ち、英語を学び外資系企業ではErlangでサーバ開発などを手掛けるなどしたがリーマンショックの影響もあってWEBシステム開発にも取り組むようになる。そこでRuby on Railsやアドテクも習得し、幅広いレイヤーで活躍するようになる。2018年に自らの学びの中で出会ったUdemyで講師活動を開始して人気に。

はむさんのUdemyコースはこちらでチェック

 

じゃけぇさん

じゃけぇさん

株式会社Reach Script 代表取締役。SIerで基幹システム等を経験した後、フリーランスとして独立。 「ユーザーの目に触れる部分の開発」に魅力を感じ、フロントエンド周りの技術を軸にプロダクト開発、カイゼンを支援。 2020年に株式会社Reach Scriptを設立。Udemyでは、2020年10月に1本目の講座をリリースし、講師活動をスタート。広島県出身。

じゃけぇさんのUdemyコースはこちらでチェック

 

なぜUdemy講師になった?

Udemy講師歴3年以上のはむさんが講師になったきっかけ一番のきっかけは、妻のおめでた。妻が仕事を続けられないという状況の中、Udemy講師という道を選択したようです。

はむさん:当時、受講生として利用していたUdemyで、受けていた講座の受講生数をデイリーでチェックしていたところ、どんどん数字が増えていくのを目の当たりにしました。「これは儲かるのでは?」と思い、これから妻と息子を自分1人の稼ぎで養っていくために覚悟を決め、コースを量産するに至りました。おかげさまで、現在の受講生は12,000人超。現在はサラリーマンとUdemy講師の収入で、家族3人の生活を支えています。

一方のじゃけぇさんは、Udemyで初めての講座をリリースしたタイミングではフリーランスで活動をされていました。講師になった背景には、実験的な要素も多かったようです。

じゃけぇ:講師になった理由の1つめは、Reactの勉強会を主催する中で、挫折したという話をよく聞いていたため、どうにかできないかと考えていたことです。Udemyであれば、その悩みを解消できるのではと思いました。また、動画市場の将来性を感じていたので、動画で発信するスキルがあって損はないなと。さらに、強い動画学習プラットフォームであるUdemy上で講座を出すことで、知名度の向上など副次的な効果につながるのか、検証したかったんです。あとは、正直どんなものなのか知りたかったというのはありますね。かけた時間でどれくらいの稼ぎになるのか、実際に講座を出してみないとわからない部分を知りたかったです。
1本目の講座を出して手ごたえがあって、2本目を作成したということなので、つまりそういうことです(笑)

※気になる収益については、イベントの中盤の模様で詳しくご紹介します。

 

動画でアウトプットする意義・メリットは?

ここからはQ&A方式で、イベントの模様をダイジェストでお伝えします。まずは、アウトプットすることについて、語っていただきました。

Q:エンジニアの多くがアウトプットを大切にしているかと思いますが、Udemy講師になる前からアウトプットは行っていましたか?

じゃけぇさん

じゃけぇ:僕の場合は、ブログで技術ネタを投稿したり、勉強会で講義を行ったりしていました。特にオフラインで、人前で話す機会は、ほかの人よりはあったかと思います。アウトプットするためには、調べる時間も多くかかりますし、技術が身につく・定着するので大切かなと思います。

Q:知見をアウトプットする際に大切にしていることはありますか?

じゃけぇ自分の視座に立たず、わからないときの自分になって、資料を見てみる点です。これは、勉強会で積み重ねた知見がUdemyという活動の場でも活かせているところだと思います。

Q:では、アウトプットの場として動画を選んだ理由を教えてください。

はむさん:個人的には、受講生として利用した経験もあり、質の高さを感じていたUdemyの市場の可能性はかなり高いと思っていました。また、動画で勉強するユーザー体験は、Udemy以外ではあまりできないと思います。

じゃけぇ:動画はプログラミングと相性がいいと感じています。本でコードを見せられても途中の経緯がわからないこともありますが、順を追って見せられる動画は、圧倒的にわかりやすい。特に、今から勉強する人が動画を使って学ぶのはおすすめです。

アウトプットの場としてUdemyを選んだ理由としては、ブルーオーシャンだな!と。同じ動画プラットフォームでもYouTubeなどに参入するには、タイミング的に遅いと思いましたので…。

 

Udemy講師としての活動を続ける理由と苦労

続いて、メインパートのUdemy講師としての活動についてお伺いしました。

Q:Udemy講師としての活動はどれくらいの比重でされているのでしょうか。

はむさん

はむさん:僕はサラリーマンなので、平日は本業、休日にUdemyという感じです。ただ、メンタル的には9割近く、Udemyのことを考えていますね。例えば、日々仕事の中でいろいろな技術にキャッチアップしていく中で、どうやってメモを残すかといった、情報の再利用性を意識しています。いつか人に説明できるように準備しておこうという意識が芽生えました。

じゃけぇ:僕の場合は、コースを制作している時期とそうでない時期でかなり変わります。コースを制作している時期は平日の夜と休日を使って、1~2か月かけて制作する感じです。

Q:本業とは別にUdemy講師を続ける理由は何でしょうか。

じゃけぇ:Udemyで講師をやっていて一番大きく感じるのは、自分が良いと思ったものや自分が作ったものをUdemy経由で多くの人に届けることができることです。また、動画制作の過程では、教えるスキルも身につくと思います。

実は最近、本の出版のお話をいただいたのですが、出版社の方もUdemyで僕のことを知ってくれたということで、Udemyに留まらない副次的なメリットも感じています。

はむさん:僕の場合は、インプットしたいからです。エンジニアは日常的にインプットしていくと思うのですが、その精度を上げていくためにはアウトプットが欠かせません。講座を作る際、5分話すための台本作りに大体2時間くらいかけて、調べたりレビューしたりして学習を重ねます。そのため、講座を作る過程で膨大なインプットができますし、結果的にお金も稼げるから続けています。

ぶっちゃけ儲かるの?

Q:実際のところ、Udemy講師になると、どれくらい稼げるのでしょうか?

はむさん:本業もありますが、結果的に、妻と子どもを養える程度は稼げているということです(笑)

じゃけぇさん

じゃけぇ:僕は、ブログでアフィリエイトなどの収入もありましたので、それと比べてどうかという判断基準を持っていました。結果としては比較にならないぐらいいいです(笑)

自分がプロモーションすると収益に返ってきますし、Udemy内の検索や広告で入ってきた場合も講師に売り上げの分配があるので…あとはご想像にお任せします。

はむさん:僕は大体わかりますけどね(笑)

Q:キャリアとしてのメリットはありますか?

はむさん:サラリーマンなのであまりキャリア面での恩恵は受けていませんが、フリーランスの方はポートフォリオのひとつとしてUdemyを利用できるのではと思います。

Q:逆に、Udemy講師を続ける中で大変なことを教えてください。

はむさん:ポジティブに楽しんでいるタイプですが、あえて挙げるとすれば時間がかかること。先ほど申し上げた通り、5分の台本を作るために、約2時間かかります。以前、17時間のコースを公開したのですが、それは1年半ぐらい作り続けました。

じゃけぇ:大変だと感じているのは音声面ですね。休日は勉強会などに参加される方もいると思うのですが、撮影時も編集時もしゃべりながら、聞きながらの作業はできません。また、静かなところで撮影しないと、ちょっとした物音が入ってしまうことも。結果、夜中に孤独に取り組んでいます。正直、街の音が嫌いになりました(笑)

Q:職業病みたいなものでしょうか。孤独を解消するための策はありますか?

じゃけぇ:SNSにレッドブルの画像をアップしてリプを待つ…(笑)

 

動画制作は初心者からスタート

最後に動画の制作について、大切にしていることや環境などを伺いました。

Q:Udemy講師を始める前から動画の編集経験はありましたか?

はむさん

はむさん:経験はありませんでした。Udemy公式で、編集や撮影の仕方の基本の動画があったので、それを活用して勉強しました。

じゃけぇ:僕も講座を作る際に初めて編集ソフトを買いました。インターネットで調べながら学習しましたが、すぐにわかります。プログラミングより簡単なので安心してください。

Q:お二方とも未経験からの動画制作だったのですね。では、動画講座を制作する中で大事にしていることは?

じゃけぇ:長時間の動画では、話すときの癖などの細かいところが、観る側は気になってくるし、ストレスになると思うので、編集をコンマ単位で細かくやっています。

はむさん:僕もそうです。嚙んでしまった時は言い直して編集するなど、細かい点ですが、大切ですよね。

Q:Udemyでは講座リリース前に品質チェックの審査があります。音声に関するフィードバックが多いようですが、どのようなフィードバックがあったか共有いただけますか。

はむさん: 最初にコースを出したときに、背景のノイズを取ってくれというフィードバックを受け、修正しました。

じゃけぇ:音声に関するフィードバックはなかったのですが、プログラミングの画面をそのまま載せると、スマートフォンで見にくいので、作業している部分だけを拡大してほしいというフィードバックを受け、修正しました。

Q:受講生からのフィードバックは?

じゃけぇ:ポジティブなものが多いですが、最初の講座では、マイクを机の上に置いて撮影したので、「声が小さい」「タイピングの音がうるさい」などのレビューがありましたね。2本目ではその点をふまえ、マイクを吊るして撮影に挑みました。

 

質問コーナー

イベントを締めくくる質問コーナーでは、わかりやすく解説するためのコツやモチベーションの保ち方など、実際に講師をするときに気になる観点に関する質問が多く寄せられました。ここでは、2つの質問を厳選してご紹介します。

Q:テーマの選定基準について教えてください。

じゃけぇさん

じゃけぇ:勉強会でよく聞く悩みを解消するテーマを選定しました。少なくともオフラインで会った人のためになると思いましたので、講座を作ることに。また、Udemyに同じような講座がないかの確認はしました。

はむさん:いつも悩んでいるところです。これまでは、自分が学びたいことを動画にしてきましたが、買ってくれるのか?という観点で考えた時に、少し弱いなと。最近、コミュニティを持ったので、今後は、その中で流行っていることなどからテーマを選んでいこうかなと考えています。

Q:モチベーションを保つ秘訣は?

はむさん:次は人に買ってもらいたい、自分が知りたいことに挑戦したいなど、いろんなモチベーションがあると思うので、そのバランスをコントロールしていくことかなと思います。

じゃけぇ:今日の話を聞いて、副次的な効果も含めお金になりそうというのをモチベーションにしてもらえればいいのではないでしょうか。1本講座を出してしまえば、2本目はこれをモチベーションに頑張るなどが見えてくると思います。

 

これからUdemy講師を目指す方へ

最後に、お二方から、これからUdemy講師を目指す方へのメッセージをいただきました。

はむさん

はむさんUdemyは大変なこともありますが、それ以上にやっていて楽しいです。かなり自由にできると思うので、ぜひ挑戦してみてほしいです。待ってます!

じゃけぇ忖度なくUdemyはおすすめです。いきなり長時間の講座はハードルが高いと思いますので、まずは1時間ぐらいの無料講座でもいいので、1つ作ってみるのがおすすめです。

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