5Gの普及拡大に伴い、SNSでの活用、企業の広告など、私たちが動画に触れる機会は、大幅に増加。YouTubeをはじめ、InstagramやTwitterなどのSNSでも、動画を見たり共有したりして楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?また、「わかりやすさ」「情報量の多さ」「感情に訴えかけることができる」といった理由で、企業のプロモーションで動画が使われる機会も増えています。
動画の活用機会が増えるに伴い、動画制作の需要も高まっています。企業のマーケティング分野でも注目されている動画ですが、独学でも学びやすい点が、学ぶべき理由と言えるでしょう。
近年では、動画編集のためのソフトも進化し、高度な知識やスキルを持っていなくても、見栄えのよい動画の制作が可能です。そして、動画編集スキルを身につければ、編集者として仕事を受注することも、YouTuberなどの配信者として動画を提供することも可能になります。独学でも学びやすく、さらに技術を磨いていくことで、単価をあげていくことが可能な動画編集は、副業としても最適と言えるでしょう。
この記事では、短期間で動画編集をマスターするための方法について具体的に解説します。
【編集の前に】知っておくべき動画制作の流れ
動画編集について掘り下げる前に、動画を制作する際の大まかな流れについて見ていきましょう。動画制作の大まかな流れは、主に次の順番で行います。
- 企画、構成を練る
- 動画の撮影
- 動画の編集
- 公開
動画の制作を考える際に、撮影から始めることを考える方は多いかもしれません。しかし、より効果的な動画を制作するためには、企画や構成のステップが重要です。主に「なぜ動画を作るのか」「ターゲットは誰か」「どのプラットフォームで配信するのか」といったことを企画・構成の段階で決めておきます。
その後、撮影・編集・公開という流れです。次の章では、編集作業を5つのステップで掘り下げて解説していきます。
いざ、動画編集!編集作業の5ステップ
動画編集作業はおもに次の5つのステップで行います。「動画編集に興味はあるが、具体的な流れがわからない」という初心者の方向けに、ひとつずつ簡単に紹介します。
ステップ①動画編集ソフトを選ぶ
動画編集を開始するにあたり、最適な動画編集ソフトを選ぶことは非常に重要です。短い動画を切り貼りするだけの単純なものであれば、スマートフォンのアプリでも行えますが、本格的に動画編集をしたい場合はパソコン用の動画編集ソフトを選択しましょう。
動画編集ソフトには、有料のものから無料のものまで非常に多くのものが存在します。そのため、利用者が多く、自分と似たスキルの人が多く利用しているソフトを選択するのがおすすめです。利用者が多いソフトはそれだけ情報も多く、わからないことも共有しやすくなります。
動画編集を仕事として身につけたい場合には、「Adobe Premiere」や「After Effects」などが、特に需要が多いためおすすめです。
ステップ②素材の準備(トリミング)
実際の動画編集では、はじめに素材の準備としてトリミングから行います。トリミングとは、必要な箇所を切り取る作業のことです。例えば、1時間の動画から最初と最後の不要部分を取り除いて40分の動画にする、などが該当します。
そこから、さらに不要な部分を取り除く「カット」作業を行い、後の字幕やBGMなどの装飾を行うための素材を完成させましょう。トリミングやカット作業は動画の再生時間に直接影響する要素であり、完成後の動画の質に大きく影響します。
トリミングやカットは動画編集の中でも基礎中の基礎のスキルであるため、最も重要なスキルかつ作業であるといえるでしょう。
ステップ③字幕・テロップを入れる
字幕やテロップは動画を見やすくするために非常に有効です。これらがない動画は単調になりやすく、途中で視聴をやめてしまう原因になり得ます。
字幕やテロップは出すタイミングだけでなく、より伝わりやすくするために喋っている言葉とテロップ内容を言い換えたり、文字サイズやフォントを変えたりと、思っているよりも単純な作業ではありません。
字幕やテロップの挿入のみの外注案件も多いため、カットと併せて身につけておきたいスキルのひとつです。
ステップ④BGM・効果音・エフェクトを入れる
BGMや効果音(SE)、エフェクトはより視聴者を動画に惹きつけるための要素です。動画の盛り上げや場面転換など、視聴者を飽きさせないために利用されます。
これらがなくとも、カットやテロップなどがしっかりと行えていれば、動画編集としては完成と言えるかもしれません。しかし、近年では多くの動画が公開されており、凝った編集に慣れた視聴者から見ると、味気なく感じてしまうことも。
BGM・効果音・エフェクトは、動画編集者の個性を発揮しやすい部分でもあるため、少しずつでもしっかりと身に着けておきたいスキルです。
ステップ⑤書き出し
ここまでの編集作業が一通り行えたら、最後に書き出し作業を行います。動画の書き出し形式にはさまざまな種類が存在しますが、主にどのプラットフォームに向けたものなのかを基準に判断するとよいでしょう。
また、近年の動画編集ソフトは、YouTubeやInstagramなどのアカウントへ直接書き出せるものも多く存在しています。これは動画編集ソフトを選ぶ際のポイントのひとつともいえるため、動画編集ソフトを選ぶ際には書き出しのことまで考えて選ぶとよいでしょう。
動画編集を独学でマスターするには?
動画編集は独学でも身につきやすく、独学のための環境も整っています。独学で学ぶ際には、主に「本」「YouTube」「オンライン教材」の3つの方法が挙げられますが、以下のメリット・デメリットから、オンライン教材を使った学習がおすすめです。
学習方法 | メリット | デメリット |
本 | 体系的に知識がまとめられているため、学習を進めやすい | 実際の編集作業の動きが見えづらい |
YouTube | 無料で学べる | 体系的に学ぶことが難しい、チャンネルによって質がまちまち |
オンライン教材 | 体系的にまとめられた知識を、実際の編集作業の動きを見ながら学べる | 多くは有料であるためコストがかかる |
手軽に学習を始める方法としてはYouTubeが挙げられますが、何もわからない状態からでは、どの動画から学習を進めればよいかわからない状態に陥りがちです。体系的に学ぶことが難しいYouTubeは、初心者にはハードルが高いかもしれません。
その点、本は情報が体系的にまとめられているため、順番に知識を身につけることができます。初心者の方は本で全体像をつかみつつ、実際の編集作業の動きはオンラインなどで学ぶのがおすすめです。オンライン教材では、体系的に知識がまとめられており、動画を見ながら手を動かしながら学べます。教材によってはわからないことを直接講師に質問することもできるため、つまづいたときにも安心です。
仕事にするために必要なスキルは?
動画編集は最低限カット・テロップが行えれば仕事として受注できます。しかし、そのような動画編集だけでは受注費用が安く、割に合わないことも多いかもしれません。その際に、企画や提案から行うことで、受注費用を高めることが可能です。
受注する案件に対して、「こうしたほうがより効果が高い」「ターゲットに合わせてこんな内容を盛り込むべき」など、企画や提案ができる人材は重宝されます。そのためには、YouTubeやTikTokなどの多くの人が利用する動画プラットフォームから、人気の動画などをチェックして編集の傾向を学ぶことも重要です。
YouTuberも夢じゃない?最短3時間で動画編集をマスター
最後に、動画編集を学びたいさまざまな層の方に向けて、スキル別におすすめのオンライン教材を紹介します。
- 動画制作の概要について
- 人気の動画制作ツールの使い方
- マーケティングの知識(SNS活用法)
- イラスト・アニメーションスキル
動画制作の概要について
初心者の方向けの入門知識としては、次のような講座がおすすめです。
【動画編集入門】 1時間完結!テレビ演出家が教える見応えのある動画コンテンツの作り方
動画を“観せる”のではなく”魅せる”に変える簡単な方法
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講座を見てみる人気の動画制作ツールの使い方
ここでは3つの人気動画制作ツールを紹介します。映像制作者のほとんどが利用しており、プロの現場でも使われる高機能な動画編集ツールPremiere Proをはじめとして、直感的な操作で初心者でも簡単に編集することができるFinal Cut Pro X、その他人気急上昇中のDaVinci Resolveについて、それぞれ一気通貫で学べます。自分が使いたいツールやレベルに合わせて講座を選ぶのが良いでしょう。
【1日完結】Premiere Proの使い方~動画クリエイターコース~
”あの超有名映画、実はプレミア プロで作られています” 業界最高水準の動画編集ソフトAdobe Premiere Proでの編集スキルを習得します。クリエイティブを形にしましょう。
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講座を見てみる【初心者向け】Final Cut Pro X(ファイナルカットプロ)丁寧で分かりやすい動画編集・動画制作コース
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講座を見てみるマーケティングの知識(SNS活用法)
動画編集と併せてマーケティングの知識を身につけておいて損はありません。YouTubeやTikTok、InstagramなどのSNSで動画を公開し、活躍するために動画編集を学びたいという方には、次のような講座がおすすめです。
【初心者向け】失敗しないInstagramマーケティング基本講座
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講座を見てみるイラスト・アニメーションスキル
また、新型コロナウイルスの影響で撮影がしづらいこともあり、イラストやアニメーション動画の需要も増えています。編集技術と併せて、これらのスキルを身につけておくとより案件を獲得しやすくなるでしょう。
この記事では、動画制作の流れや編集作業の流れを簡単に解説しました。初心者の方は、まずは動画を制作する際の一連の流れをイメージするところから始めて、その後、本やYouTube、オンライン教材などを組み合わせて学ぶことがおすすめです。
また、最初から完璧な動画をつくろうとするのではなく、まずはソフトを使った動画編集の楽しさに触れてみることからはじめてみてはいかがでしょうか?そのうえで、より動画を魅力的に見せるスキルを身につけていくのがおすすめです。
動画編集に慣れてきたら、次は多くの人に視聴してもうためのマーケティング知識を身につけていくのが良いでしょう。そのなかで「どういった人にどんな動画が好まれるのか」「興味を持ってもらえる見せ方とはどういったものなのか」を考えることで、自ら企画が生み出せるようになるはずです。
学習の始まりは小さな成功体験から。あなたもこの機会に動画編集の楽しさに触れ、スキルを磨くことで、ひとつの仕事にしてみませんか?
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