ランサーズが運営する「新しい働き方LAB」には、自分なりの「新しい働き方」に挑戦しようとする方を応援する研究員制度があります。Udemyはこの取り組みへのスポンサーとして、「フリーランスも副業・複業も!ゼロからのスタートでも、Udemyの講座だけで月5万円稼げるスキルは身につくのか」という指定企画を提供しました。
活動内容は、Udemy講座を使って学習を行いながら、身につけたスキルで実際に仕事を受注すること。半年間で身につけたスキルと、実際に稼げた金額の検証や、活動内容に関する発信です。
2021年に実施された第1期「研究員制度」への応募数は全体で約1,200件、Udemyの実験企画には300名以上と、たくさんの皆さまからご応募をいただきました。 最終的にUdemy企画の実験にご参加いただいた方の中から、今回は動画編集をゼロから学び、仕事にしようと志されているMegHira(メグヒラ)さんに、新しい働き方LABでの活動や経験についてインタビューを行いました。
インタビューにご協力いただいた方
MegHira(メグヒラ) さん
コロナの影響もあり契約社員の打ち切りにあい、「新しい働き方」をせざるを得ない状況になったことをきっかけに動画編集者になることを決意。研究員期間を経て、ソフトを触ったことがない、デザイン系の仕事や動画関係の仕事もしたことがない、全くの初心者から、Udemyを使用して独学で仕事が獲得できるまでに。
INDEX
「自宅でできる仕事」を模索する中で出会った研究員制度
――研究員企画に応募しようと思ったきっかけについて教えてください。
もともと「自宅で仕事をしたい」「フリーランスとして収入を得たい」という想いがありましたが、なかなか思うように現実が変わらないもどかしさを抱えていました。そんな折、Twitterで「新しい働き方LAB」の研究員1期生募集ツイートを目にし、「これだ!」と思い、自主企画に応募しました。
同時に、企業が企画する指定企画も確認したところ、ベネッセで動画編集を学べる企画があることを知りました。ベネッセは元々すごく好きな会社で、特に「こどもチャレンジ」はよく研究してあると常々考えていました。そのため、ベネッセの講座であれば安心と考え、応募したという流れです。
――なかでも、今回動画編集を選ばれた理由は何だったのでしょうか?
YouTuberさんがよく「副業するならこの9選」みたいなのを挙げていて、大体その中に動画編集が入っており、なんとなく気になっていました。
Udemyの今回の企画では、ほかにもブログ執筆がおすすめされていたので、少し試してみたのですが挫折してしまいました…。文章を書くのは私には難しかったんですよね。あとはプログラミングなどもありましたが、こちらも私にはハードルが高い印象があり、最終的に残ったのが、以前から気になっていた動画編集でした。
学習によるインプットと特訓によるアウトプットを同時進行で
――当初の学習計画や目標はどのように定めていましたか?
研究員企画が6月から11月までで、最初の6月に計画書を作成しました。その時点の目標は、自主企画は3DCGを学ぶこと、指定企画は11月中に動画編集での収入があれば成功とするというものです。
自主企画に関しては、目標は立てたものの、実際には思うように進められず、すぐに断念してしまいました。一方で、Udemyで「動画の編集を勉強して、独学で収入を得る」ところまでは、結構あっさり達成できました。
――どのように研究を進められていたのか、具体的に教えてください。
まずは、ダウンロードしたUdemyの講座を見たり、あとは必要に応じてYouTubeやブログを検索したりして、ちょっとずつツールの使い方を学びました。
作った作品は随時Twitterでアップ。コミュニティのみんなの反応を見て、それをモチベーションに変えて活動していました。
――Udemyではどのような講座を受講しましたか?
最初におすすめの講座をいくつか紹介していただき、その中から選んで受講しました。Udemyでは、動画編集ソフトのAdobe Premiere Proと音調整ソフトのAdobe Auditionの2つのツールの操作方法を学びました。
ただ、動画を作るにあたってはサムネイルも必要で、それにはIllustratorやPhotoshopといったツールを使う必要があるということに、途中で気が付いてしまい、、、そこで、Udemyとは別にAdobeが開催している Illustrator・Photoshop講座も受講し、動画編集に必要なスキルを身につけました。
――7月にはランサーズブートキャンプにも参加されています。こちらではどのようなことを学びましたか?
1回目はアウトプットの大切さ、2回目はセルフブランディングのやり方を学びました。このときに、フリーランスとしての考え方や全体像を知り、仕事の取り方を吸収できたように思います。
授業の後に宿題が出て、その宿題の結果が毎回次の授業の最初で発表されます。「この人がすごく頑張っていました」と講師の方からフィードバックがあるので、「必死でついていかないと置いていかれる」と感じ、とにかく頑張ったのを覚えています。
仕事の取り方で受けた指導で「ランサーズで仕事取るために1週間に10件の提案をめざしましょう」というものがあり、まずはその件数を達成しないといけない。だから「時間がないならとりあえず提案してみよう」という感じで、「悩む前にまず提案してみる」という風に、行動様式が変わりました。
研究員になって1か月でブートキャンプが始まったので、学習によるインプットとブートキャンプの特訓によるアウトプットを同時に進められ、良かったと思います。
学び続けることで仕事単価も自分の価値も上げていきたい
――動画編集での収入は比較的早く得られたということですが、どのタイミングで収入を得られたのですか?
動画編集の勉強を始めて2か月で初受注をいただきました。とはいえ、最初はほぼボランティアみたいな感じの金額でしたね(苦笑)
当たり前ですが、お仕事を発注するとき、経験ゼロの人よりは過去実績のある方を選びますよね。ランサーズでも最初の1件目を受注するのがすごく難しいんです。1件目の仕事をどうやって獲得するのかは、ブートキャンプの参加メンバーでも話題で「1件目は赤字になってでも取った方がいい。早めに取った方がいい」という結論になっていました。
最初の案件を受けた後は、少しずつ単価を上げ、今はランサーズの目安の単価の少し上くらいの料金設定で受注できています。これ以上は今のスキルだと限界を感じているので、もう一度勉強が必要だなと感じています。
――今後、勉強していきたい分野などは決まっていますか?
YouTubeの編集業務としては、これぐらいが金額的に上限だと思います。ですが、お仕事の単価をさらに上げていくために今注目しているのが、After Effectsです。
私のイメージでは、After Effectsは炎や光を後から足すソフトでしたが、学習や経験を積んでいくうちに、自分がやりたい表現はむしろAfter Effectsで作れることがわかってきました。さらにAfter Effectsを扱う案件の方が、単価が高いんですよね。そのため、Premiere Proだけでなく、どちらも扱えるようになれば、単価も自分の価値も上げていけると考えています。
また、お仕事をご依頼いただく中で、「面白い動画を作れるようになりたい」という欲求が高まりました。最初の「とにかく何か案件をやらなくちゃ」から、「作品の質にもっと関わりたい」に変わってきました。
――その意識変化は、何かきっかけがあったのでしょうか?
はい。実は、私が面白いと思っているYouTuberさんの動画編集案件をたまたま担当する機会があったんです。でも、私が編集したら全く面白くならなくて、正直凹みました。この時、同じ素材でも編集する人によって、こんなにも印象が変わるんだというのを強く感じました。
ちょっとしたことで印象がガラッと変わるということに気づいたことで、「もっと知りたい」「もっと面白くできるようになりたい」という思いが生まれましたね。
一見ネガティブな変化が、結果として理想の生活につながっていた
――研究員制度と生活との両立で苦労されたことを教えてください。
時間の確保が一番の課題でした。子供はもう小学生なので、そこまでべったりという感じではありませんが、出勤している仕事との兼ね合いが難しかったです。本当はもっと案件に取り組んだり、勉強したりしたいのに、出勤しないといけないのがストレスで。
でも、私は参加したタイミングが本当に良かったです。もし1年前だったらもっと生活がいっぱいいっぱいだったので、絶対続けられなかったと思います。
――具体的にはどのような生活の変化があったのでしょうか。
2020年10月に社員として働いている職場がなくなることが会社から通達され、2021年3月からはパートタイムの雇用に切り替わりました。収入が減るなどネガティブな部分もありますが、今思えば自分と家族のために時間が使えるようになったことはポジティブな変化だったなと感じています。
正社員だった頃は、ずっと「子どもを大事にしたい」「子どものために時間を使いたい」と思いながら働いていました。でも現実は、フルタイムで勤務してワンオペ育児。今思えば、なんて過酷なことをしていたんだろうと思います。
収入はフルタイムで働いてた時ほどではないにせよ、在宅で仕事をできることはすごく幸せです。子供が帰ってくる時間に家にいられて、子供の宿題を見て、一緒に夜ご飯を作って食べてお風呂にいれて…。子供たちが好きなことする夜の時間に、自分は仕事を再開したり勉強したり。理想とする生活にかなり近づけていると感じています。
――在宅で仕事をすることへの難しさや抵抗はありませんでしたか?
在宅だと一人なので、モチベーションの面で難しさを感じることはありました。フリーランスは孤独になりがちですし、それが課題としても挙げられていますよね。
実際、働いている職場がなくなると知った時に、 周りの人でもフリーランスでの働き方を模索していた人たちもいましたが、結局普通に就職する道を選んでいます。その方々は、皆さん一人で取り組むやり方をされていました。
今回、私が続けられた理由は、新しい働き方LABのコミュニティのみんなに支えてもらったからだと思っています。困ったことやわからないことがあったときに誰かに相談できる。みんなが作ったものをTwitterにアップしているのを見て刺激になる。「みんな頑張っているのだから、私もやらなくちゃ」という気持ちで前に進めたと思います。
SNSでの反応が励み。仲間がいることがモチベーションに
――MegHiraさんは、元々学ぶことはお好きでしたか?
新しいものを学ぶのは好きです。一方で、すぐ飽きてしまう面も。だから、今回Udemyを継続して半年以上使い続けているというのは、私の中ではかなり長い時間ひとつのことをやり続けられている感覚です。
新しい働き方LABに参加する前の学びといえば、YouTubeを見たり、自己啓発本を買って読んだりすることでした。ただ、1~2冊読んだらもうそれで満足してしまい、全然続かなかったです。
――今回、研究員制度を完走できた要因は何だと思いますか?
やはり、コミュニティがあったからだと思います。スタッフさんが「最近どうですか?」と声をかけてくれたり、他の人が「こういうことできるようになった!」と教えてくれたり、刺激があるから続けられました。
実は自主企画のテーマだった3DCGは2か月ぐらいで挫折しているんです。逆に自主企画が動画編集で指定企画が3DCGだったら、3DCGが続いて動画編集は挫折していたと思っています。それくらいコミュニティの後押しは大きかったです。
最初の頃の決してお世辞にもうまいとは言えない作品でもそれを見て、すごいって言ってくれる仲間がいる。そこは支えられましたし、仲間内のプラスの連鎖反応も起きていると思います。
――今後、MegHiraさんがめざす働き方はどのような姿ですか?
今はパートタイムの仕事と兼業なので、ゆくゆくは開業届を出して動画編集一本でやることも考えています。コミュニティのメンバーが続々と仕事を辞め、開業届を出しているのを見て私も早くそうしたいなと思いました。ただ、まだ開業届を出したいと思うほどの収入がありませんし、パートタイムをなかなか辞めさせてもらえないというのが悩ましいところです。
出勤があると作業面では、すごくマイナスなんです。私は動画の素材データをクライアントからもらったら2〜3日で納品したいのですが、2〜3日の中に出勤日があったらすごくきつい。家でできるほかの仕事があってそれと並行して進めるのは良いですが、出勤したらパソコンを触れないので、一気にスケジュールが厳しくなります。
とはいえ、今は出勤しながらやっていてこれぐらい稼げているので 、出勤せずに動画編集1本に絞ったら、どれぐらい稼げるのかなというのは期待が膨らみますね。
――次回の参加を検討されている方へのメッセージをお願いします。
「自分を変えたい」「今の生活を変えたい」 と思っているなら 、絶対参加した方がいいと思います。変えるのは一人だと難しいですが、ここには励ましてくれる仲間がいます。何か困ったことがあっても、きっと誰か答えてくれるというのも安心できる要素だと思います。
「ランサーズで仕事受注したいけど、わからないことがあったらどうしよう。コミュニティで聞けば誰かが答えてくれるはず。よし、提案してみよう」というように、私はポジティブにトライできるようになりました。
全くのド素人がオンラインだけを使って仕事を得るのは相当ハードルが高く聞こえると思うんですが、意外にできるよということも伝えたいです。そのための材料は新しい働き方LABに揃っています。
MegHiraさんが受講したおすすめ講座
研究員制度の期間中、MegHiraさんが受講した中からおすすめの講座をピックアップしてご紹介します。
■【1日完結】Premiere Proの使い方~動画クリエイターコース~
Premiere Proの使い方を1から学ぶのにぴったりでした。ステップを踏んで学べるのでスムーズに一通りの操作が身についたと思います。
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