動画生成AI「Sora」に興味があるものの、
・使い方が分からない…。
・どのような機能があるか知りたい…。
という方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、
・「Sora」の始め方や基本的な使い方
・「Sora」の料金プランや導入事例
についてご紹介します。
動画生成AIの利用が初めての方でも、この記事を読めば、「Sora」の機能や活用方法について理解できます。
また、Udemyの講座を併用すれば、実際に動画を作りながら「Sora」の実践的な使い方を学べます。
INDEX
OpenAIが開発した動画生成AI「Sora」とは?
「Sora」とは、ChatGPTなどで知られるOpenAI社が開発した動画生成AIです。2024年2月15日に最新の動画生成AIモデルとして発表され、同年12月に一般公開されました。
「Sora」では、テキストや画像をもとに高品質な動画を作成できます。日本語にも対応していて、直感的な操作で動画を簡単に作ることが可能です。現在は「Sora」を無料で利用する方法はなく、有料プランに加入することで使用できます。生成した動画は商用利用も可能です。
出典:Sora 「How to recut with Sora」
「Sora」で動画を生成するプロセスには、肖像権侵害や誤情報の拡散といったトラブルを防ぐ仕組みが含まれます。他者の創作スタイルを模倣した映像や虚偽の要素を含む映像といった違反的なコンテンツは作成できないため、ユーザーが安全に利用できることが「Sora」の特徴です。
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動画生成AI「Sora」では、テキストや画像からの動画作成、既存動画の拡張などが可能です。
主な機能は以下の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
テキストから動画を作成する
入力したテキストをもとに動画を作成する「Text-To-Video」は、「Sora」の主要な機能です。「Sora」は動画生成AIに指示を入力するためのプロンプトを適切に読み取り、高品質な映像を生成できます。例えば、動画に登場する対象物の動きや、シーンの雰囲気などの詳細をプロンプトに含めることが可能です。
日本語のプロンプトにも対応していますが、英語で入力したほうがよりイメージに近い映像が出力されることもあります。
画像から動画を作成する
動画生成AI「Sora」の「Image-to-Video」機能を使うと、静止画をもとに動画を作成できます。テキストだけでなく、作りたいイメージを表した画像からも映像を作成できるため、作品の幅を広げることが可能です。
また、テキストのプロンプトと画像を組み合わせて入力すると、より高精度な動画を生成できます。
動画を拡張・編集する
動画生成AI「Sora」の「Video-to-Video」という機能では、既存の動画の拡張や編集も可能です。例えば、すでにある動画に新たなフレームを追加したり、欠けている部分を補って映像を滑らかにしたりできます。
また、複数の動画の最初と最後を拡張しループ動画を生成することも、「Sora」でできることの一例です。動画を拡張・編集し、よりシームレスな動画を作成できます。
テキストから画像を作成する
動画生成AI「Sora」は、動画だけでなく画像の生成にも対応しています。最大の解像度を2048×2048pxとして、様々なサイズの画像を作ることが可能です。
動画を生成する場合と同様に、画像を作成する際も詳しい指示を入力できるため、汎用的に使えます。
記事の後半では、特に重要な使い方となる「▼テキストから動画を作成する」「▼画像から動画を作成する」について操作方法を詳しく解説しています。
動画生成AI「Sora」が持つ5つの機能とは?
動画生成AI「Sora」には、ユーザーへの一般公開に向けて新たに「Remix」「Re-cut」「Storyboard」「Loop」「Blend」という5つの機能が加わりました。ここでは、各機能の概要を解説します。
Remix機能は、動画に含まれる被写体や背景、オブジェクトなどを差し替えられる機能です。元の映像をRemix機能で編集すると、世界観や雰囲気を変更して新たな作品が作れます。
Re-cut機能は、動画内の特定のフレームを指定し、その前後のシーンを拡張できる機能です。映像の一部を強調したり、テンポを変えたりしたい場合に便利です。
Storyboardは、動画制作のプロセスを視覚的に整理できるツールです。フレーム単位でプロンプトを入力し、動画全体の構成をコントロールできます。
Loop機能は、動画の始まりと終わりのフレームが滑らかにつながった繰り返し動画を作れる機能です。また、動画内の特定の箇所を指定してループさせることもできます。
Blend機能は、2つの動画をシームレスにつなげる機能です。異なる動画をスムーズにつなぎ合わせ、新たな作品を作ったり、全体の統一感を高めたりできます。
動画生成AI「Sora」の料金プラン
動画生成AI「Sora」は、「ChatGPT Plus」または「ChatGPT Pro」を契約することで使えます。どちらも有料のプランのため、「Sora」を無料で使うことはできません。
2025年3月時点での各プランの機能や特徴は以下の通りです。
サービスプラン | ChatGPT Plus | ChatGPT Pro |
---|---|---|
料金 | 月額20ドル | 月額200ドル |
動画の解像度 | 最大720p | 最大1,080p |
1本あたりの動画の長さ | 最大5秒 | 最大20秒 |
優先動画 | 最大50本(1,000クレジット分) | 最大500本(10,000クレジット分) |
機能 | ・基本機能のみ | ・全ての機能 ・透かしなしでの動画ダウンロード ・リラックスモードでの無制限の動画生成 |
プランによって、生成できる動画の解像度や長さ、利用できる機能やクレジット数などが異なります。作りたい動画の内容などに合わせてプランを選ぶことがおすすめです。
動画生成AI「Sora」の始め方・ログイン方法
動画生成AI「Sora」を使う際は、まずOpenAIの公式サイトで有料プランにサインアップしてから、「Sora」にログインします。
OpenAIの公式サイトにアクセスし、右上の「新規登録」をクリックしましょう。

メールアドレスを入力してアカウントを作成できたら、画面右上から「プランをアップグレードする」を選びます。

「Plus」または「Pro」を選択して支払い情報を入力し、有料プランにアップグレードしましょう。

ChatGPTの画面左上に追加される「Sora」のメニューをクリックしましょう。

「Log in」をクリックし、ChatGPTの有料プランを契約したアカウントでログインします。

年齢確認の画面が表示されたら、誕生日の年月日を入力しましょう。

必要情報を入力し、「Sora」の画面に移動すれば準備は完了です。

動画生成AI「Sora」の使い方
ここでは、動画生成AI「Sora」の使い方として、テキストや画像からの動画作成や詳細設定について解説します。
テキストから動画を作成する
画面中央のテキスト入力欄にプロンプトを入力し、矢印ボタンをクリックしましょう。今回は「パンダが空を飛ぶ」と入力してみます。

プロンプトで指定した動画が生成されました。
画像から動画を作成する
静止画から動画を作成したい場合は、プロンプト入力欄の左側にある「+」アイコンをクリックし、「Upload from device」から元となる画像をアップロードしましょう。

今回は、以下のようなバケツから水がこぼれる画像をアップロードしてみます。

静止画をもとにした動画が生成されました。
その他の詳細設定
ここでは、細かな機能について解説します。
アスペクト比の設定
動画のアスペクト比を16:9(横長)、1:1(正方形)、9:16(縦長)から選べます。

解像度の設定
動画の解像度を480p、720p、1,080pから選べます。

動画の長さの設定
動画の長さを5秒、10秒、15秒、20秒から選べます。

バリエーションの設定
一度に生成される動画のバリエーションの数を1個、2個、4個から選べます。

注目の作品の閲覧
「Top」をクリックすると、他のユーザーが「Sora」で作成した注目の動画作品を見ることができます。

他のユーザーのお気に入り作品
「Likes」をクリックすると、他のユーザーの作品でお気に入りに登録したものをまとめて閲覧できます。

自分の動画のお気に入り登録
「Favorites」をクリックすると、自分の動画でお気に入り登録したものを見られます。

新しいフォルダの作成
「New folder」をクリックすると、動画や静止画を保存しておくフォルダを自由に作成できます。生成した動画作品や、素材となるデータをまとめておきたい場合に便利です。

高品質な動画生成の秘訣「Sora」に搭載されている技術とは?
動画生成AI「Sora」には、高品質な動画を作成するための技術がいくつか搭載されています。主軸となっている技術は、「パッチ」「拡散モデル」「トランスフォーマーアーキテクチャ」の3つです。
パッチとは、画像や動画を「Sora」で処理する際の基本単位です。画像や動画を「低次元の潜在空間(Video compression network)」と呼ばれる形式に圧縮し、「時空間パッチ(Spacetime Latent Patches)」と呼ばれる小さな単位に分解されて、映像を生成するために使用されます。この技術により、精度高く動画を作成できます。
拡散モデルとは、生成AIモデルの1つです。画像やテキスト、音声など、生成AIに入力する情報に一度ノイズを加えた上で、元のコンテンツを再構築するようにして学習を行います。入力されたデータに膨大な量のノイズを加えることで低品質のデータを生成し、段階的にノイズを除去して高品質なコンテンツを生成します。この手法により、画像や動画がクリアで詳細な仕上がりになります。
トランスフォーマーアーキテクチャは、生成AIの基盤となる技術です。
ChatGPTや「Sora」には、トランスフォーマーアーキテクチャが搭載されているため、ノイズを含む情報から元のきれいなパッチを予測するような学習が可能です。また、トレーニングの計算量が増えるほど、高品質なデータを出力しやすくなります。
動画生成AI「Sora」の導入事例を紹介
動画生成AI「Sora」は、様々な企業やユーザーによって活用されています。
例えば、トイザらスのブランド動画制作では、「Sora」を使ってチャールズ・ラザルスの子ども時代の姿やマスコットキャラクターのジェフリーなどが登場する映像が制作されました。
このほかにも「Sora」で作った動画はSNSなどで数多くアップされていて、一般ユーザーへの普及が読み取れます。
動画生成AI「Sora」を使って高品質な動画を作成しよう!
動画生成AIの「Sora」では、テキストや画像から高品質な動画を制作できます。また、既存の動画を編集・拡張したり、画像を生成したりすることも可能です。
「Sora」を使った動画作成について効率的に学びたい方には、以下の講座がおすすめです。この講座では、実際に動画を完成させる実践形式のカリキュラムを通じて、「Sora」を使った動画制作について学べます。手軽に高品質な動画を制作したい方は、ぜひ参考にしてください。
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レビューの一部をご紹介
評価:★★★★★
コメント:独学でSoraを使っていますが、答え合わせができて安心出来ました。
評価:★★★★★
コメント:今話題のsoraについて学べてよかったです!
適当に触っただけで満足してましたが色々な機能があることを知り
もっとsora使ってみよう!となりました。
ありがとうございました!
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