Midjourney(ミッドジャーニー)の使い方!AI画像生成を体験しよう

Midjourney(ミッドジャーニー)は、テキストから画像を生成することができる新しいサービスです。今話題のAI技術が用いられており、チャットに打ち込むだけで手軽に画像を生成することができ、さらにクオリティも非常に高くなっています。今回は、Midjourneyの概要や使い方などについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Midjourneyとは?AI画像生成サービス

Midjourney(ミッドジャーニー)とは、Discord(ディスコード)を通じてテキストを入力するとそのキーワードや文章に適したイラストや画像を生成してくれるサービスです。Discordは、米国に本社を置くDiscord Inc.が開発したチャットアプリです。アメリカを中心に2億5,000万人以上のユーザーが使用しているコミュニケーションサービスです。日本でいえば、LINEのようなものと考えるとわかりやすいでしょう。

Midjourneyは、非常に高度なAI技術が使用されており、テキストから高精度の画像を生成できます。漫画のイラスト、Webコンテンツの画像、アート開発などさまざまな用途で使用可能です。また、ユーザーインターフェースがわかりやすく、誰でも簡単に画像を生成してもらえることも大きな特徴になります。

Midjourneyを使用するときは、前述したDiscordを使用します。チャットルームへ参加し、プロンプトを入力することで、手軽に画像の生成が可能です。

無料版(Free Trial)では25回まで利用可能

Midjourneyには、無料版と有料版が提供されています。

Midjourneyの無料版(Free Trial)はサービスを試すものとして提供されていましたが、無料トライアルの乱用やアクセス過多によって2023年3月28日に停止処分となりました(※1) 。しかし、公式Twitterで無料トライアルを期間限定で再開することを示唆するツイート(※2)を行っており、今後また無料トライアルが不定期に公開される可能性もあります。

(※1)GIZMODE:Midjourney無料トライアルが終了するも、画像生成AIが抱える問題の解決にはなっていない
(※2)MidjourneyTwitter

一方、有料版には下記の3つのプランが提供されています。

  • ベーシックプラン
  • スタンダードプラン
  • プロプラン

ベーシックプランの料金は月額10ドル、1ヶ月最大200枚まで画像を生成できます。スタンダードプランは月額30ドル、プロプランは月額60ドルとなっており、リラックスモードであれば画像生成枚数は無制限です。(※3)プロプランはFastモードで生成できる画像枚数が多く、プロンプトを非公開にできるという点がメリットになります。

(※3)Midjourneyのプラン詳細はこちらをご確認ください。

有料プランを利用する場合、月払いよりも年払いのほうが料金は安いです。年払いは月払いの約20%安くなるため、できるだけお得に利用したいという方は、年間契約を選択しましょう。

「Midjourneyについて体系的に学びたい」という方は、ぜひUdemyで講座を探してみてください。

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Midjourneyの登録手順

次に、Midjourney の登録手順を解説します。Midjourneyを利用するためには、Discordアカウントの準備が必要です。そのため、アカウントを保有していないという方は、事前に作成しておくようにしましょう。

Discordに登録・ログイン

はじめに、Discordにログインをします。以下の手順に沿ってDiscordにログインしてください。

1.下記のサイトからDiscordにアクセスします。
https://discord.com/

2.画面右上の『Login』をクリックしてください。

discordの登録画面

3.メールアドレスとパスワードを入力し、ログインをします。ちなみに、まだDiscordを登録していないという方は、『アカウントは必要ですか?登録』から新規登録してください。

新規登録をする際は、サービス規約に同意する必要があります。

discordの登録画面

4. Discordへのログイン手順は以上です。

Midjourneyの公式サイトにアクセス

次に、Midjourneyの登録手順の解説に移ります。以下の手順に沿ってMidjourneyにアクセスし、登録手続きを行ってください。

1. 下記のMidjourney公式サイトへアクセスします。
https://www.midjourney.com/home/

2.画面右下にある『Join the Beta』をクリックしてください。

Midjourneyの登録画面

Midjourneyからの招待を受ける

次は、Midjourneyから招待を受けます。下記の手順通りに操作を進めてください。

1.画面中央にある『招待を受ける』をクリックします。

Midjourneyの登録画面

2.自動的にDiscordのチャット画面に遷移すれば、登録完了です。

Midjourneyの登録画面

Midjourneyの使い方

次に、チャットルームへの参加方法や画像の生成の仕方などMidjourneyの使い方について詳しく解説します。

チャットルームに参加

Midjourneyの無料版では、DMを利用することはできません。世界中の人が利用するチャットルームに参加をしてテキストを送信する必要があるため、無料版の場合チャットルームへの参加は必須です。下記に詳しいチャットルーム参加の手順を解説します。

1.Discordのチャット画面のサイドメニューから『NEWCOMER ROOMS』もしくは『NEWCOMER ROOMS2』のどちらかをクリックします。

Midjourneyの画像生成画面

2.次に、『newbies-〇〇』と書かれたチャットルームがあるので、それをクリックし、『Start Onboarding』ボタンをクリックしてください。

Midjourneyの画像生成画面

3.すると画面が自動で遷移し、チャットルームに入ることができました。

Midjourneyの画像生成画面

キーワードを入力し画像生成

次に、キーワードを入力して実際に画像を生成します。

1.Discordの入力フォームにカーソル当てます。

Midjourneyの画像生成画面

2./imagineと入力するとそれと一致するコマンド一覧が出力されます。その中から『/imagine prompt』をクリックしてください。

Midjourneyの画像生成画面

3.入力フォームに『/imagine prompt』が入力されるため、promptのあとに生成したキーワードやテキストを入力します。今回のチュートリアルでは、下記のようなプロンプトを作成しました。

/imagine prompt photoshoot full body photo of a smiling female youngster sitting on a couch, she has a landline telephone handle to her ear, she wearing a dress at a party, hd, v5

4.Enterをクリックすると下記のように4枚の画像を生成することができました。

Midjourneyの画像生成画面

画像の仕上げ

生成した画像は、解像度を上げることができます。

1.解像度を調整するときは、UIからU4のボタンから行えます。今回は左下の解像度を上げたいので、U4を選択しました。

Midjourneyの画像生成画面

2.また、V1~V4のボタンをクリックすると指定した画像と似たものを生成することができます。今回はV3を選択し、似た画像を生成しました。

Midjourneyの画像生成画面

画像を高解像度化する

Midjourneyは画像を高解像度化することができます。デフォルトの出力は、512×512pxとなっていますが、先ほどご説明したように高解像度化したいUボタンをクリックすることで1024px×1024pxの画像を出力できます。

Midjourneyの画像生成画面

また、Maxは最高解像度(1664 x 1664px)の画像を出力することもできます。

有料プランへの移行はチャットでできる

Midjourneyで有料プランに移行するときは、Discordのチャットから行うことができます。有料プランに移行することで、画像の最大生成枚数の制限がなくなるため、数多くの画像を使用したい方におすすめです。また、上位プランを契約することで生成速度が速くなるため、利便性が向上します。

実際に有料プランに移行する場合、チャットで/subscribeと入力します。

Midjourneyの画像生成画面

Midjourney Botからメッセージが来るので、その中にある『Open subscription page』をクリックします。

Midjourneyの有料プランへの移行画面

サイト上で希望プランを選び、「Subscribe」をクリックします。

Midjourneyの有料プランへの移行画面

支払い情報の入力を促されますので、それぞれの項目に情報を入力します。その後に、『申し込む』ボタンをクリックすれば、サブスクリプションの購入が完了します。

Midjourneyの有料プランへの移行画面

Midjourneyの有料プランを利用すれば、画像生成回数の制限を解除することができます。ベーシックプランなら月に200枚、それ以上のプランを選択すれば無制限で利用可能になるため、画像の生成枚数が多くなりそうな方は、有料プランの利用をご検討ください。

Midjourneyについて効率的に学ぶには?

今回は、Midjourneyの登録手順や具体的にテキストから画像を生成する方法について詳しく解説しました。Midjourneyを利用すれば、Webサイトや小説、漫画のイラストを簡単に作成することができるようになるので、作成者の負担を大幅に少なくすることができます。そのため、画像を作成する機会が多いという方は、活用するのがおすすめです。

これからMidjourneyを積極的に活用していく方には、下記の講座がおすすめです。

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作成者: 我妻 幸長 Yukinaga Azuma(人工知能(AI) / 生成AI / ディープラーニング / 機械学習)

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コメント:「ジェネレーティブAI(生成AI)入門【ChatGPT/Midjourney】 -プロンプトエンジニアリングが開く未来-」このコースは本当に素晴らしかったです。コースの進行は非常に論理的で分かりやすく、ジェネレーティブAIについての深い理解を得ることができました。特に、ChatGPTを利用して具現化したいものを作成するために必要な画像生成用プロンプトを出力し、日本語出力されたプロンプトをDeepLを使用して英訳後に、それを利用して画像生成AIで瞬時に画像を生成するテクニックは驚くほど効果的で、自分のアイデアをAIモデルで具現化する新たな方法を学べました。実際のプロジェクトに応用する際のヒントやベストプラクティスも豊富で、今後AIを利用した画像生成の業務がある場合は即座に対応可能な実践力を獲得できました。これからこのコースを受講する方々には、知識が飛躍的に広がることを期待しています。

評価:★★★★★
コメント:生成AIの概要、初歩知識について、多くの実演を交えてテンポよく学ぶことができました。それぞれのトピックの分量(時間配分)が適切であり、集中力が途切れることなく受講できました。Midjourney以外で無料で画像生成が体験できる他のサービスでデモンストレーションするアップデートがされると講座の賞味期限が延長されるのではないかと思います。

ぜひMidjourneyを使いこなして、生成AIを味方にしましょう!