プログラミング言語PHPにおけるif〜elesについてWeb開発経験のある筆者がPHP初心者向けに丁寧に解説します。
本記事を読めば、PHP初心者でもif〜elseの書き方・if〜elseで重要な論理演算子(orとand)について理解できるでしょう。
わかりににくい箇所については見やすいイラストを使ってわかりやすく解説しています。
if〜elseはプログラミングでは非常によく使うので、ぜひ本記事で基本をマスターしておきましょう!
公開日:2017年4月24日
INDEX
PHP if〜elseの書き方
ある条件を満たすか、満たさないかを判定したい場合にはif〜else文を使います。
少し簡単に言うなら「(if)もしも○であるなら〜しなさい、(else)それ以外であれば〜しなさい」ということを実現することが可能です。
では、if〜elseの書き方を見てみましょう。
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if(条件式A){ //条件式AがTRUE(正しい)の時 } else { //条件式AがFALSE(正しくない)の時 } |
条件式Aの部分には,true(正しい)またはfalse ( 正しくない)となる式を記述します。
もし複数の条件がある場合は、下記のようにelseif文を追加して記載することができます。
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if(条件式A){ //条件式AがTRUE(正しい)の時 }elseif(条件式B){ //条件式BがTRUE(正しい)の時 }else{ //いずれの条件(条件式AとB)を満たさない場合の処理 } |
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では、実際に簡単なプログラムを書いてみましょう。
数字が3以下のときは「あたり」、それ以外の場合は「はずれ」と出力するサンプルソースです。
具体的なシーンとしては、サイコロを振ってその数字の値によって条件分岐を行いたい時をイメージしてみてください。
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//サンプルコード1 $num = 1; if($num<=3){ print("おめでとうございます。あたりです。"); //$numが3以下の時「あたり」を表示する。 }else{ print("はずれです。"); //$numが3より大きいとき「はずれ」を表示する。 } |
次は、ifの条件 を増やしたいときに便利な論理演算子を使った例です。
PHP if〜elseにおける論理演算子or(||)について
if文では、条件式に論理演算子or(||)を使うことで条件式を複数並べて書くことができます。
or「または」を使うことで「(if)もしも○または△であるなら〜しなさい、(else)それ以外であれば〜しなさい」ということを実現することが可能です。
実際にサンプルコードを見てみましょう。
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//サンプルコード2 $num = 1; $special = 1; if($num<=3||$special==1){ print("おめでとうございます。あたりです。"); //$numが3以下または$specialが1の時「あたり」を表示する。 }else{ print("はずれです。"); //ifの条件に当てはまらない時に「はずれ」を表示する。 } |
上記のサンプルコード2は、サンプルコード1の条件に、スペシャルなゲストが来た時には必ず「当り」をだすようなプログラムを想定しています。
「もし、数字が3以下またはスペシャルゲストならあたりをだしないさい。それ以外であればハズレを出しなさい。」
ifの条件式にor(または)条件を追加できました。次の項では、and(かつ)条件での場合について説明します。
PHP if〜elseにおける論理演算子and(&&)について
先程の論理演算子or(||)では、「または」をifの条件式の中で実現できました。今から紹介する論理演算子and(&&)では、「かつ」を条件に設定することができます。
「(if)もしも○かつ△であるなら〜しなさい、(else)それ以外であれば〜しなさい」を実現可能です。
では、サンプルコードを見てみましょう。
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//サンプルコード3 $num = 1; $s = "女性"; if($num<=3&&$s=="女性"){ print("おめでとうございます。あたりです。");//$numが3以下かつ$sが「女性」の時「あたり」を表示する。 }else{ print("はずれです。");//ifの条件に当てはまらない時に「はずれ」を表示する。 } |
上記のサンプルコード3は、女性限定のくじ引きキャンペーンを想定しており、女性でかつ数字が3以下のときに「当り」をだすようなプログラムを想定しています。
「もし、数字が3以下かつ女性ならあたりをだしないさい。それ以外であればハズレを出しなさい。」
「&&」を追加するこで「かつ」条件が追加することができました。
論理演算子はその他もありますが、特に今回紹介した「or」と「and」は使用頻度が高いので使いこなせるようにしましょう。
PHP 論理演算子について(復習)
3項、4項に出てきた論理演算子について、昔…習った気がするけど…少し不安という方いませんか?少し復習しておきましょう。
今回、勉強したOR(||)とAND(&&)以外にも論理演算子がありましたよね?
そうです、NOT(否定)ですプログラムでは「!(ビックリマーク)」で否定を表します。この否定も、ANDとORと同じようによく使うので覚えておきましょう。
NOTは、どんなときに使うのか?
例えば、スポーツクラブの会員かどうかを示す「メンバー」フラグがあったとして、「!」をつけることで「(!メンバー)で会員で無かった時」を表すことが簡単にできます。
今回習った論理演算子はとっても便利です。便利ですが、多用してしまうと可読性が下がってしまいます。
可読性とは、簡単にいうと「読みやすさ」です。他の人がプログラムを読んだときに論理演算子が多用されていると読みづらくなります。
なるべくシンプルな条件分岐を心がけましょう。
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