TOEIC初心者が600点を狙う際の対策!3つの厳選参考書も紹介

TOEIC初心者が600点を狙う際の対策!3つの厳選参考書も紹介

「TOEICを受けようと思っているけど、何から始めたらよいのかが分からない」

このような悩みを抱えている方はいませんか?

この記事では、TOEIC初心者が600点を狙うための対策方法をはじめ、おすすめの参考書やオンライン学習について解説します。

  • 英語学習に興味がある方
  • 英語学習の成果を確かめたい方
  • 最近、転職活動に向けて英語学習を始めた方

上記にあてはまる方は、ぜひ読み進めてください。

TOEICの種類

TOEICには、以下の4つの種類があります。テストの詳細および受験料をまとめましたのでご確認ください。

種類 TOEIC L&R TOEIC S&W TOEIC Bridge TOEIC IP
テストの詳細 リスニング力、リーディング力を計るテスト。 スピーキング力、ライティング力を計るテスト。 TOEICより易しい。 TOEICと同じく、L&RとS&Wに分かれている。 団体特別受験のテスト。 TOEICと同じく、L&RとS&Wに分かれている。 難易度はTOEICと同じ。
受験料 7,810円(税込) 10,450円(税込) LR:4,950円(税込) SW:9,350円(税込) 団体により異なる。個人申し込みのTOEICよりも安価。

※金額は2022年1月時点

今回は、もっとも一般的な「TOEIC L&R(TOEIC Listening&Reading)」について解説します。

TOEIC初心者がまず目指すべき点数は600点

TOEIC初心者の登竜門として、平均点より少し高めの600点を目指すことをおすすめします。「TOEIC L&R(TOEIC Listening&Reading)」の平均点は開催月によって異なりますが、約580点となっています。

また、履歴書に記載できるTOEICのレベルは、基準はありませんが一般的には600点以上といわれています。そのため、就職活動や転職活動を考慮した場合においても、最初は600点を目標に取り組むとよいでしょう。

 

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TOEIC対策の第一歩は受験日程の把握

「もう少し勉強したあとで受験をしたい」と自分が完璧だと思える段階まで待っていると、いつまでも受験日が先延ばしになってしまいます。

そのため、TOEICの勉強を始める前には、まず試験日を確認して、先に申し込むことをおすすめします。試験日というゴールを設定することで、そこから逆算して試験対策を進められます。

TOEICの受験日程を把握

スケジュールの把握

TOEICは、1年に10回の受験機会があります。1年間に数回受験することも可能ですが、年中開催されているからといって、受験申し込みを先延ばしにしないようにしましょう。

なお、日程は以下のリンクから確認できます。

▶IIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会):年間テスト日程

試験に申し込んだ後は、受験日から逆算して学習のスケジュールを立てましょう。

 

【TOEIC600点突破対策】リーディング学習方法をご紹介

TOEICで600点を狙うために重要なことは「TOEICの出題形式に慣れること」です。

リーディングの学習にあたっては、基本の文法が分からない方や忘れている方は、文法の復習も必ず行いましょう。

ここからは、最初に取り組むとよいリーディングの基本学習法をご紹介します。

テスト本番まで時間がない人向け

テスト本番まで残り1週間、3日といったように時間がない方は、最優先の取り組みとして公式問題集を解くことが有効です。

TOEICでは、TOEIC主催者のETSから公式問題集が出版されています。TOEICの出題形式は独特なため、公式問題集を解いて形式に慣れることで、点数を取りやすくなります。

また、問題を解いたあとは解説をよく読み、「なぜそのような正解になるのか」といった理由について調べることでより理解が深まります。

テスト本番まで時間がある人向け

テスト本番まで1週間以上時間がある人は、公式問題集に加えて単語を学習することが効果的です。

単語を学習するうえで、おすすめの単語帳は、『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』です。この単語帳がおすすめの理由は、以下のとおりです。

  • TOEICに出る基本単語を効率よく学べる
  • レイアウトが見やすい
  • サイズがコンパクトで、持ち運びしやすい

既にTOEIC500点以上レベルの人や、一通り銀のフレーズで単語を網羅した人には『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』もおすすめです。こちらは、600点・730点・860点・990点とTOEICの点数別に単語がまとめられており、目指したい点数に合わせて学習を進められます。

TOEICのリーディング対策

さらに文法を復習したい人向け

TOEICで点数を獲得するために「公式問題集を解くこと」が有効ですが、基礎の文法を理解できていなければ、600点を超えることが難しくなります。

文法に自信がない方や、学生時代に勉強したものの忘れてしまっている方は、必ず文法の基礎を学習するようにしましょう。

文法を学ぶための参考書は、『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』がおすすめです。その理由は以下のとおりです。

  • 参考書のボリュームが比較的少なく、学習のハードルが低い
  • イラストがたくさん使用されており、文法の構成イメージを掴みやすい
  • 文章表現が易しく、端的で分かりやすい説明文が載っている

このテキストで中学英文法までおさらいできますが、より腰を据えて中学文法から勉強したい方は『中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。』を使用するとよいでしょう。

 

【TOEIC600点突破対策】リスニング学習方法をご紹介

TOEICの配点は、「リーディングセクション」と「リスニングセクション」で50%ずつの配分になっているため、600点に到達するにはリスニング対策は欠かせません。

ここからは、TOEICのリスニングセクションで点数を獲得するための学習方法を紹介します。

聞き取りできない単語が判明する「ディクテーション」

ディクテーションとは、聞き取った英語の音声を書き取る学習法です。

ディクテーションを取り入れると、主に2つの効果が期待できます。

  • 「勘ではなく本当に聞き取れているのか」を確認できる
  • 集中して英語を聞く力が伸びる

ディクテーションに取り組むときは、以下のステップで実施しましょう。

  • 音声を数回聞く
  • 聞こえてくる英文を英語で書き取る
  • テキストを見ながら、間違いを確認・修正する
  • 間違いを確認したあと、再度音声を聞く

英語の語順に沿って理解できる「シャドーイング」

シャドーイングとは、聞こえてくる音声のすぐ後を追い、真似して発音する学習法です。シャドーイングによって、英語の音声と意味を結びつける効果が期待できます。

シャドーイングは、以下のステップで実施します。

  • スクリプトを精読する(TOEICの公式問題集には、リスニング音声のスクリプトが付属しているため、TOEIC学習の際にはそれを利用しましょう)
  • 音声を聞きながら追いかけるように発音する

記事の後半で詳しく解説しますが、シャドーイングで勉強する際は、日常のすきま時間を活用することがおすすめです。

 

すきま時間にできるTOEIC対策

電車に乗っているときや休憩時間など、すきま時間を活用したTOEIC対策をご紹介します。3分あればできるため、やる気が出ないときにも取り入れてみてください。

0.5〜0.7倍速にしてシャドーイングする

TOEICのリスニング音声のスクリプトを使用して、すきま時間にシャドーイングしましょう。その際、初心者はそのままのスピードについていけないため、0.5倍速や0.7倍速まで減速することをおすすめします。

また、無料アプリ『Audipo』を使えば好みの速度に調整できます。

アプリを活用する

アプリを使って、すきま時間に単語を学習することも有効です。

無料の英語学習アプリ『mikan』では、レベル別にTOEICの頻出単語を勉強することが可能です。ゲーム感覚で学習できるため、疲れているときやモチベーションが上がらないときにも利用してみるとよいでしょう。

オンライン学習を受講する

スマートフォンでも受講できるオンライン学習であれば、すきま時間を有効に活用できます。決まった時間で教室まで足を運ぶ必要がないため、早朝や深夜などの時間帯にも受講できます。

会社や学校の行き帰りといったように、自分の生活リズムに合わせて受講すれば、習慣として継続しやすくなります。

Udemyには、TOEIC対策のオンライン講座もラインナップされています。興味や目的に合わせて、学習しやすい講座を選んでみてください。

おすすめの英語学習オンライン講座一覧はこちらから

【無料講座もあり】意外と使える!目的別に選べる!英語を学ぶUdemy講座5選+α!

 

初心者がTOEIC600点を突破するための対策方法をご紹介しました。

学習のポイントは、以下のとおりです。

  • 公式問題集を解いて、TOEIC独自の出題形式に慣れる
  • 文法に自信がない場合は文法を学習する
  • すきま時間で単語学習やシャドーイング、オンライン講座を受講する

上記のポイントを押さえつつ、600点を狙ってTOEIC学習を進めてみてください。まずはTOEICの受験日程を確認して、申し込みをするところからスタートしましょう。