Rhinoceros(ライノセラス)とは?人気3Dソフトの特徴や新機能を解説!

高機能な3Dモデリングツール「Rhinoceros(ライノセラス)」を使うと、複雑な3Dモデルの制作が可能です。この記事では、Rhinocerosの特徴や、Rhinoceros7から追加された主な新機能、Rhinoceros7の動作環境について解説します。

Rhinoceros(ライノセラス)とは?

Rhinocerosは、3Dモデルの作成やレンダリングができるソフトウェアです。自動車などの工業製品やジュエリー、建築など様々な分野のデザイン業務でRhinocerosが利用されています。

同価格帯のモデリングツールの中では高機能で、複雑な3Dモデルを作成できることがRhinocerosの特徴です。

ライセンス購入で使用を開始できる【体験版あり】

Rhinocerosの最新バージョンである「Rhino 7」は有料のツールです。ライセンスの価格は商用版と教育版で異なり、次のように設定されています。

ライセンス種類 価格(税込)
Rhino 7 商用版 158,400円
Rhino 7 教育版 39,600円
Rhino 7 アップグレード 商用版 94,600円
Rhino 7 アップグレード 教育版 19,800円

※2023年4月の情報を元に記載しています。ご検討の際は必ず公式サイトでご確認ください

アップグレード版を利用するには、旧バージョンの正規ライセンスが必要です。教育版の購入時は、学生証や教員証などの書類提出が求められます。

ソフトウェアの機能を無料で体験できる評価版は、Rhinocerosの公式サイトからダウンロードすることが可能です。

「評価版Download」と書かれたボタンをクリック後、フォームから必要事項を入力することで、評価版のダウンロードリンクが表示されます。

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Rhinocerosの特徴

Rhinoceros(ライノセラス)では、高度な3Dモデルを様々なデータフォーマットで作成することが可能です。

ここでは、Rhinocerosの特徴について解説します。

NURBSにより複雑な曲面を生成可能

NURBSとは「Non-Uniform Rational B-Splines」の略称で、3Dモデルの形状を数学的に表現する方法のことです。Rhinocerosでは、NURBSを用いて複雑かつ滑らかな曲線や曲面を生成できます。

自動車部品などのマテリアルをデザインする際は、高精度な3Dモデルが必要です。Rhinocerosなら、直線や球などの幾何学形状から、流線形などの複雑な形状まで正確にデザインできます。

多様なデータフォーマットに対応

Rhinocerosが対応しているデータフォーマットは、図面データであるDXFやDWG、AdobeのAIファイル、JPEGなど様々です。CATIAなどの3D CADツールや、Mayaなどの3DCG制作ソフトウェアとのデータ交換にも対応しています。

Grasshopper搭載で大量のデータ処理が可能

Grasshopper(グラスホッパー)とは、Rhinocerosのソフトウェア上で利用できるモデリング支援用プラグインです。Grasshopperの機能を用いると、手動では扱うことが難しい大量のデータを処理できます。また、アルゴリズムによって3次元形状を生成することも可能です。

Grasshopperが搭載されたRhinocerosをデザインに活用することで、発想の幅が広がります。

Rhinoceros7の主な新機能

2023年4月時点の最新バージョンとして、「Rhinoceros7」の利用が可能です。ここでは、高精度なモデリングやリアルなマテリアル作成を実現するRhinoceros7の新機能について解説します。

SubD:高精度なオブジェクトの作成が可能

SubDとは、Rhinoceros7から追加された新たなジオメトリタイプです。SubDを使用すると、高精度なオブジェクトをより簡単にモデリングできます。

辺や頂点、面を押したり引いたりする操作で形状を直感的に操作できることがSubDの特徴です。形状をリアルタイムに確認しながら、複雑なモデルを作成できます。

Rhino.Inside.Revit:RhinocerosとRevitを統合

Rhino.Inside.Revitは、RhinocerosとRevitを統合できるアドオンです。RevitとはAutodesk社が提供する3D CADソフトで、建築設計や構造エンジニアリングに活用されています。

Rhino.Inside.Revitを使用すると、RhinocerosやGrasshopperなどのプラグインをRevitのメモリにロードすることが可能です。

PBRマテリアル:リアリティが上昇

PBRとは「Physical Based Rendering(物理ベースレンダリング)」の略称で、光の反射などの物理的な現象を再現するレンダリング方法を指します。PBRを利用すると、よりリアルなマテリアルを表現することが可能です。

従来のRhinocerosでは、色や光を見た目で調整する必要があり、レンダリングの設定が複雑でした。Rhinoceros7では、PBRを用いてより簡単に設定できます。

Rhinoceros7の動作環境

Rhinoceros7は、WindowsまたはMacで利用可能です。Rhinoceros7 for Windowsの利用には、下記の動作環境が求められます。

対応OS ・Windows 11(64ビット版)
・Windows 10(64ビット版)
・Windows 8.1(64ビット版)
ハードウェア ・64ビットIntelまたはAMDプロセッサ(ARMは非対応)
・8GB以上のメモリ(RAM)
・600MB以上のディスク空き容量
・OpenGL 4.1対応のグラフィックスボード
・4GB以上のビデオRAM
・スクロールホイールのある複数ボタンのマウス

ただし、下記の環境には対応していません。

・Windows Serverダイレクトログイン
・Apple Silicon M1 Mac上のBoot Camp
・Remote Desktopなどの仮想化システム
・Microsoft SQ® 1および2を含むARMプロセッサ
・Chromebook

Rhinoceros7 for Macの動作環境は次の通りです。

対応OS ・macOS 13 (Ventura)
・macOS 12.4 (Monterey)
・macOS 11.6 (Big Sur)
・macOS 10.15.7 (Catalina)
・macOS 10.14.6 (Mojave)
ハードウェア ・Intel MacまたはApple Silicon Mac
・8GB以上のメモリ(RAM)
・Intel MacはAMDのグラフィックスプロセッサを推奨
・5 GB以上のディスク空き容量
・スクロールホイールのある複数ボタンのマウス(Magic Mouse非推奨)

Macの場合、下記の環境には対応していません。

・デジタイザ(Faro、Microscribe)
・iPadおよびiPad Pro

動作環境の詳細は公式ページよりご確認ください。

必要な要件を満たすマシンを用意した上で、Rhinocerosを導入しましょう。

3DモデリングツールのRhinocerosには、複雑な形状を簡単に作成できる機能が備わっています。様々なデータフォーマットに対応していることや、他のソフトウェアと統合して使えることもRhinocerosの特徴です。本格的な3Dモデルを作成したい方は、ぜひRhinocerosを活用してください。