イラレ(イラストレーター・illustrator)で作業している際に、この写真はもっと違う形で切り抜きたい(トリミングしたい)など思ったことはありませんか?
今回はイラレでできる簡単な切り抜き(トリミング)の方法について紹介します。
イラレで切り抜き(トリミング)を行うには、2つの方法があります。どちらもよく使う方法なので、ぜひマスターしてください。
本記事を読めば、イラレで切り抜き(トリミング)ができること間違いなしです!
イラレで画像を切り抜く(トリミング)方法その1
イラレを使った切り抜き方(トリミング方法)について紹介します。
と言いましたが、残念ながら正確にはイラレにトリミング機能はありません。しかし、イラレのクリッピングマスクという機能を使えば、トリミングのようなことができます。
まずはじめに、画像を配置します。
画像を配置すると、埋め込みボタンが出てきますので、それを押して画像を埋め込みます。
※埋め込み作業を行うことで、入稿や他人にデータを送る際に画像がついてなくて困る!ということがなくなります。ただし、画像を埋め込むとイラレの動作が重くなるので大量の写真データを扱う際には、最後に埋め込みましょう。
埋め込むと、画像の選択線が斜めに入っていたのが消えます。
次に、オブジェクトツールから長方形ツールを選択します。
Shiftキーを押したまま長方形を作成すると正方形になります。
今回は分かりやすいように、赤くぬりつぶしてありますが、このオブジェクトの色は仕上がりに反映しません。
画像とオブジェクトの両方を選択します。
オブジェクト>クリッピングマスク>作成 を選択します。
(ショートカットキー⌘7)
もしくは、右クリックでクリッピングマスクを選択することもできます。
完成です。
このクリッピングマスクを解除したい場合は、オブジェクト>クリッピングマスク>解除 を選択すると
このように解除されます。解除されたあとは、画像とオブジェクトに戻ります。
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つぎに、イラレで画像の一部分のみの切り抜き(トリミング)をする方法についてです。
※画像の一部のみの切り抜き(トリミング)をする場合は、イラレよりもphotoshopの方がキレイに細かく切り抜けるので、photoshopの方がオススメです。
しかし、本記事ではイラレで切り抜く方法を解説します。
今回、以下の画像の犬の部分だけを切り抜きます。
ペンツールか鉛筆ツールで、犬を縁取りします。
このようにうまく縁取りをしたら、オブジェクトとして、閉じてあるか確認します。(始点と終点が合わされば、オブジェクトになります。 )
オブジェクトになっているのを確認し、画像と両方を選択します。
オブジェクト>クリッピングマスク>作成 を選択します。
完成です!
繰り返しになりますが、イラレでは簡単に切り抜くことができますが、細かく綺麗に切り抜くことは難しいので、細く切り抜きたい場合はPhotoshopがおすすめです。
イラレで切り抜いた(トリミングした)画像を保存する方法
先ほど作ったクリッピングマスクの画像を、このまま保存したい場合の保存方法についてです。
オブジェクトを選択し、オブジェクト>アートボード>選択オブジェクトに合わせる を選択します。
このようにアートボードがオブジェクトに合わせられます。
つぎに書き出します。
ファイル>書き出し>WEB用に保存 を選択します。
以下のような画面がでてきたら、PNGかJPEGかなどを選択しましょう。
背景を透過させたい場合は、PNG-8で透明部分にチェックを入れます。
以上で保存すると、背景が透過した画像ができます。
いかがでしたか?イラレで画像を切り抜く(トリミングする)方法が理解できましたか?
イラレでは簡単に画像の切り抜き(トリミング)ができることが理解できたかと思います。簡単な切り抜き(トリミング)までできてしまうイラレは本当に奥が深いです。
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