独学でWebデザイナーになりたい人必見！おすすめの勉強法

Webデザイナーは美大やデザインの専門学校を出た人の専門スキルだと思っていませんか？未経験から独学でWebデザインを学び、Webデザイナーとして活躍する人も少なくありません。本記事では、独学でWebデザインを学ぶ方法やおすすめのオンライン講座について解説します。

Webデザインは独学で可能！

Webデザインを学ぶというと、スクールに通ったり企業に勤めて一から学んだりすることを想像しがちですが、独学で学ぶことも可能です。実際に、未経験から独学でWebデザインを学び、Webデザイナーとして活躍している人も少なくありません。

ただし、独学でWebデザインを学ぶ場合、クライアントから実際に案件を得て仕事にするためには、それ相応の実力や実績が必要です。そのため、まずは副業としてWebデザインの案件に携わり、実績を作った上でフリーランスとして独立するのが一般的です。

Webデザイナーの仕事内容

Webデザイナーは、Webサイトの企画から実装まで幅広い業務を担います。具体的には、以下の手順でWebサイトを制作していきます。

1. Webサイトを制作するための要件定義
2. Webサイトのコンセプトや構成を作成
3. ワイヤーフレームの作成
4. カラーリングやレイアウトを含めたデザイン
5. コーディング
6. チェック後、リリース

このように、Webサイトの定義からリリースまですべてを一貫して請け負うのがWebデザイナーと言えます。

独学でWebデザインを学ぶために必要なもの

独学でWebデザインを学ぶために、実際にWebサイトを構築するなら以下のものが必要です。

• パソコン，マウス
• 画像編集ソフト
• ドメイン，レンタルサーバー

Webデザインでは多くの画像やイラストなど、重くなりやすいファイルデータを取り扱うことから、パソコンのスペックが重要です。メモリは16GB以上、CPUはCore i5以上、ハードディスクはSSDで256GB以上が一つの目安となります。パソコンのOSはWindows・Macどちらでも構いませんが、Macを使う人が多いです。また、マウスはコードレスを使うとケーブルに気を取られず作業できます。

画像編集ソフトは、実際の業務で使う前に慣れておくため、現場で多く使われているAdobe PhotoshopやIllustratorを使うのが一般的です。ドメインやレンタルサーバーはどこのものでも構いませんが、実際にWebサイトを作り、公開するために必要です。

Webデザインの独学の期間は？

Webデザインを独学で習得するためにかかる期間は、概ね半年〜1年くらいです。Web制作の基礎を学び、なんとか自分でサイトを作れるようになるまでに3〜4ヶ月くらいかかると思って良いでしょう。最初の数ヶ月〜半年で集中して一気に基礎をおさえ、アウトプットを繰り返しながら学んでいくのが理想です。ただし、働きながら休日を中心に学習を進める場合は、時間がかかるので、1〜2年程度と考えておきましょう。

Webデザインを独学で身につけるためのロードマップ

Webデザインを独学で身につけるためには、どのようなロードマップが描けるでしょうか。ここでは、4つのステップをご紹介します。

①Webサイトの仕組みの基本を理解する

まずは、Webサイトの基本的な仕組みを理解しましょう。そのためには、作りたいサイトを決めて参考サイトを探し、模写などで手を動かしながら実際にHTMLやCSSなどのプログラミング言語の基本的な使い方を学んでいくのが近道です。HTMLとはWebサイトのコンテンツの骨組みを作る言語、CSSは文字の色や大きさ、背景、配置などの見た目を整えるための言語です。

②画像編集ソフトを使いこなす

次に、画像編集ソフトを使いこなせるようにしましょう。Adobe PhotoshopとIllustratorを中心に、思い通りの操作ができるよう練習していきます。これらのソフトは利用者が多いため、Web上にも情報が豊富にあるので、つまずいたときには検索すれば学習を進めやすいでしょう。

③デザインの基本を学ぶ

基本的なツールやコードが使いこなせるようになったら、デザインの基本を学びます。デザインを初めて学ぶ場合は、基本的なデザインのルールから覚えましょう。配色や配置をおさえるだけでも、Webサイト全体の印象が大きく変わります。デザインの基本を学んだら、①で探した参考サイトなどを中心に、良いと思ったサイトの分析を行い良いところを抽出し、真似てみましょう。

④実際にWebサイトを制作する

①〜③で学んだことを使い、実際にWebサイトを制作していきます。まずは、「完璧なものを作る」よりも「まず完成させる」ことを目標としましょう。デザイン初心者が初めから完璧なものを作れることはまずありません。完成させてからブラッシュアップをしていけば良いのです。7割程度完成すれば良しとし、公開した後にブラッシュアップを繰り返していくのがおすすめです。

Webデザインスキル別おすすめ講座

ここでは、Webデザインを独学で勉強するためのスキル別おすすめ講座をご紹介します。

Webデザイン初心者向け

Webサイトの企画や設計からHTML・CSSによるマークアップ、モバイル対応など、Webデザインに挑戦したい人が一貫して学べる講座です。

講座名にもあるように、未経験からプロのWebデザイナーを目指す人に向けた講座です。Webの基本的な知識、PhotoshopやHTML、CSSなどの知識、実践的なコーディングなどを学べます。

Webマーケティングスキル

Webマーケティングを基礎から全体的に学び、実践的な集客手法まで学べる講座です。

データを使ったマーケティングの基本的な指標となる「KPI」を設定する方法、目標達成までを学べます。

HTML・CSS制作スキル

実際に手を動かしてページを制作できるため、どんどんアウトプットしていきたい人におすすめの講座です。

HTMLとCSSの基礎は学べているという人が、実践的なWebサイトのコーディングを学ぶための講座です。

UI/UXデザイナーとしても活躍したい人のために、Adobe XDを使ってUI/UXデザインのスキルを身につけられる講座です。

習得したいWebデザインソフト・ツール

最後に、Webデザインのために独学で習得したいソフトやツールについて紹介します。

Photoshop

Photoshopとは、Adobe社が提供する画像編集ソフトです。Webデザインでは、Photoshopを主に画像の加工で、Illustratorを主にアイコン画像やイラスト制作で使うことが多いです。

Illustrator

Illustratorとは、Adobe社が提供するイラスト作成ツールです。ベクター画像を扱えるため、拡大・縮小してもぼやけずくっきり表示される画像が作れて、ロゴなどの作成に便利です。

WordPress

WordPressとは、近年企業のブログやオウンドメディアなどの作成に使われるオープンソースソフトウェアです。おしゃれなテーマが多い、カスタマイズが自由などの理由から広く使われています。

Canva

Canvaは、オンラインで利用できる無料のグラフィックツールです。デザインを簡単に作成できるツールとして便利なので、知っておいて損はありません。

AdobeXD

Adobe XDとは、Webサイトやアプリなどのデザインができるソフトです。Web制作に特化しており、PhotoshopやIllustratorからこちらへ移行するWebデザイナーも少なくありません。

Figma

Figmaとは、ブラウザ上で簡単にデザインができるツールです。ブラウザからデザインができるため、いつでもどの端末からでもアクセスできるのが大きなメリットです。

Webデザインを独学で学び、Webデザイナーになろう

独学でWebデザインを学び、Webデザイナーとして独立することも不可能ではありません。高いデザイン力のほかに、マーケティングやプログラミングといったスキルも合わせて身につければ、大きな強みになります。Udemyには今回ご紹介した講座以外にもさまざまな講座をご用意しております。ぜひ、なりたい自分にあった講座を選び、スキルアップしながらWebデザイナーとして活躍してください。