ネットワークスペシャリスト(ネスぺ)とは?試験の難易度や出題範囲、勉強方法を解説

ネットワークスペシャリスト(ネスペ)に興味があるものの、

・試験内容が分からない…。
・難易度が知りたい…。

という方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、

・ネスペを受験・取得するメリット
・出題範囲や合格率、合格に向けた勉強方法

についてご紹介します。

IT関連の資格取得が初めての方でも、この記事を読めば、ネスペの概要について理解できます。

ネットワークスペシャリスト(ネスぺ)とは

ネスペとは、「ネットワークスペシャリスト」の略称で、ネットワーク分野に関する専門知識や能力を証明できる国家資格です。ネスペの資格試験に合格すると、ネットワークの固有技術からネットワーク関連サービスの動向まで、幅広く理解していることを証明できます。

ネットワークエンジニア

ネスペは、ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す方に適した資格です。ネスペの取得に向けた勉強を通じて、企業におけるシステム基盤の運用・管理や、信頼性の高いネットワークシステムの開発などを効率的に行う力が身につきます。

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ネスぺを受験・取得するメリット

ネスペの資格を取得するメリットとして、次のような項目が挙げられます。

基礎的なIT知識・技能の証明

ネスペの資格は、ネットワークに関する専門知識だけでなく、その前提となる基礎的なIT知識や技能を身につけていることの証明にもなります。

目に見えないIT関連の知識やスキルを、客観的に示せるようになることがネスペの資格を取得するメリットです。また、ネスペに向けた学習を通じて、より多くの知識を身につけられます。

キャリアアップや人材価値の向上

ネスペの資格を履歴書に記載すると、就職や転職時のアピールが可能です。ネスペは、IT関連の資格の中でも難易度が高いことで知られているため、資格取得者は就職や転職を有利に進めやすくなります。また、難しい課題に対して努力を続けるスキルを示せることも、ネスペを取得するメリットです。

企業によっては、IT関連の専門資格を所有している従業員に対して、資格手当を支給していることもあります。そのため、ネスペの資格は年収アップに役立つ可能性があります。

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【令和6年】ネットワークスペシャリスト(ネスペ)の午後過去問をわかりやすく解説!

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作成者: 櫻庭 裕太郎(永遠のひよっこネットワークエンジニア)

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ネスぺ受験者に求められること

ここからは、ネスペで想定されている対象者像や、受験者に期待される技術水準を解説します。

対象者像

ネスペの試験は、以下のような高度IT人材として専門分野をもっている人が対象です。

  • システム基盤の企画や要件定義から開発、運用、保守までのプロセスで中心的な役割を担っている人
  • ネットワーク技術の専門家として、情報セキュリティの管理やITシステムの技術支援を行っている人

期待される技術水準

ネスペの受験者には、最新のネットワーク技術やサービスについて学習し、目的に応じて適切な技術やサービスを選ぶスキルが求められます。

また、情報セキュリティを含むシステムの要求を理解し、ネットワークシステムの要求仕様の作成や評価、論理設計や物理設計を行う技術も必要です。

これらのほかにも、ネットワークシステムの設計や構築、運用、保守などもネスペ受験者に求められるスキルです。

 

ネスぺの試験内容

ここでは、ネスペの資格試験について詳しく解説します。

ネスペの試験概要を一覧にまとめると次の通りです。

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
出題内容 高度試験と共通 テクノロジ系 記述式 長文読解
試験時間 50分 40分 90分 120分
出題形式 四肢択一 四肢択一 記述式 記述式
出題数/回答数 30問/30問 25問/25問 3問/2問 2問/1問
配点 各3~4点 各4点 各50点 100点

 

なお、以下のいずれか条件を満たしてから2年間は、午前Ⅰの試験は免除されます。

  • 応用情報技術者試験の合格
  • 情報処理安全確保支援士試験の合格、または午前Iで基準点以上を獲得
  • いずれかの高度情報処理技術者試験の合格、または午前Iで基準点以上を獲得

試験内容・出題範囲

ネスペの試験は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4つに分かれています。

午前Ⅰと午前Ⅱは四肢択一式の選択問題で、対策として以下の分野についての勉強が必要です。午前Ⅰと午前Ⅱで重複する分野があるものの、問われる内容は午前Ⅱの方が高度です。

試験出題範囲
午前Ⅰ ・テクノロジ系
・マネジメント系
・ストラテジ系
午前Ⅱ テクノロジ系から以下の6分野
・コンピュータ構成要素
・システム構成要素
・ネットワーク
・セキュリティ
・システム開発技術
・ソフトウェア開発技術

 

午後Ⅰと午後Ⅱは、以下の範囲について文章で回答するタイプの問題が出題されます。

試験 出題範囲
午後Ⅰ・午後Ⅱ ・ネットワークシステムの企画、要件定義、設計、構築
・ネットワークシステムの運用、保守
・ネットワーク技術
・ネットワークサービス活用
・ネットワークアプリケーション技術
・ネットワーク関連法規、標準

 

午後Ⅰは3問中から2問を選んで90分以内に回答する記述式問題です。午後Ⅱでは2問中の1問を120分以内で回答する長文読解問題が出題されます。

配点割合

ネスペの各試験の配点は次の通りです。

午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ
各問の配点 各3~4点 各4点 各50点 100点
満点 100点 100点 100点 100点

 

4つの時間区分でそれぞれ100点満点が設定されています。ネスペの試験に合格するためには、すべての時間区分で60点以上を獲得する必要があります。

試験の日程・スケジュール

ネットワークスペシャリスト試験は年に1回、以下のスケジュールで実施されます。

申込期間 1月中旬~2月上旬
試験月 4月
合格発表 6月中旬
合格証書発送日 7月中旬

 

2025年(令和7年)の試験日程は次の通りです。

実施日 4月20日(日曜日)
申込受付期間 1月17日(金曜日)~2月5日(水曜日)17時
特別措置申請の期間
(点字を希望する場合)
1月10日(金曜日)~1月21日(火曜日)17時
特別措置申請の期間
(点字受験以外の特別措置を希望する場合)
1月10日(金曜日)~1月28日(火曜日)17時

 

身体の不自由などにより受験時に特別措置を希望する場合は、受験申込の前に特別措置申請を行う必要があります。

点字の希望の有無によって特別措置申請の期間が異なるため、スケジュールを確認した上で手続きを進めましょう。

 

ネスぺの難易度・合格率

ここでは、ネスペの試験の難易度や、近年の合格率について解説します。

ネスぺの難易度

ネスぺは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が運営・実施する高度試験の中で最も難易度が高い試験です。応用情報技術者試験やITストラテジスト試験などよりも高度な内容を学習しておく必要があります。

また、午前Ⅰから午後Ⅱまでの全ての時間区で、それぞれ60点以上取る必要があるため、幅広い分野の知識やスキルが必要です。特に、午後問題は文章で回答する必要があるため、難易度が高くなっています。

ネスぺの合格率

近年のネスペの合格率は14%前後で、次のように推移しています。

試験合格率
2019年度秋期 14.4%
2021年度春期 12.8%
2022年度春期 17.4%
2023年度春期 14.3%

 

ただし、応募者に対する合格率はさらに低く、10%前後です。実務経験者やほかの高度試験に合格した人でも、ネスペの資格取得は簡単ではありません。

 

ネスぺ合格に向けた勉強方法

ネスペに合格するため対策として、過去問や参考書、動画講座の受講などの勉強方法があります。ここでは、ネスペ合格に向けた勉強方法について解説します。

過去問や参考書

ネットワークスペシャリスト試験の範囲は、幅広いため効率的に勉強することが重要です。過去問を解くと、よく出題される分野や、合格に足りない知識が把握できます。その上で、自分の苦手分野について解説された参考書などの書籍を選ぶと、効率的な学習が可能です。

動画講座の受講

動画講座は、特定の分野に関する知識を身につけたり、4つの時間区分に対してそれぞれ対策を行ったりする場合におすすめです。

特に、記述式で難易度が高い午後Ⅰと午後Ⅱの問題については、重点的に学習しておく必要があります。動画講座なら、書籍と比べて最新の情報が反映されている傾向があるため、より効率的な演習が可能です。

単に過去問と答えが載っているだけでなく、丁寧な解説がついている動画講座を選べば、ネスペの午後試験を解くためのポイントが把握できます。

 

過去問演習でネスぺの午後試験を攻略しよう!

ネスペは、ネットワークシステムに関する高度な知識やスキルを証明できる国家資格です。試験は4つの時間区分に分かれていて、特に午後Ⅰと午後Ⅱは記述式で難易度が高くなっています。そのため、ネスペの合格には午後試験の攻略が重要です。

ネスペの出題形式を理解した上で過去問演習を反復し、合格に必要な知識とスキルを身につけましょう!

ネスペの午後試験対策を効率的に進めたい方には、以下の講座がおすすめです。この講座では、ネスペの午後試験の過去問演習を通じて必要な知識が学べます。ネスペの午後試験の内容や解き方について詳しく学びたい方はぜひ参考にしてください。

【令和6年】ネットワークスペシャリスト(ネスペ)の午後過去問をわかりやすく解説!

レビューの一部をご紹介

評価:★★★★★
コメント:動画での解説なので参考書で理解するよりもわかりやすい。特に、午後問題の解き方を問題文に沿って説明してくれるので、論理的に理解できました。
小セクションも問題ごとになっているので、一通り見ることもピンポイントで視聴することも出来て後で見返すにも使いやすいと思いました。

評価:★★★★★
コメント:過去問を解くだけでは理解しにくい部分を、図や実務的な資料を活用して丁寧に解説してくれるので、わかりやすかったです。特にSD-WAN周りはあまりわかりやすい説明が他の解説動画にないので参考になりました。参考書がまだ出回っていない段階で学習を進められたので助かりました。

過去問演習を重ねて、ネスぺ合格を目指しましょう!