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ローコード開発とは?DX推進に必要? メリット・デメリットをわかりやすく解説!

システム開発の方法が多様化する中、DX推進に向けて「ローコード開発」が注目されています。

この記事では、ローコード開発の特徴と、メリット・デメリットを紹介します。また、広く使われるプラットフォームを紹介します。

ローコード開発とは?

ローコード開発 (Low code development) とは、可能な限りプログラミング作業を減らし、マウス操作などで用意された部品を組み合わせてアプリを開発する手法です。

ローコード開発のイメージ

これまでの、ITベンダーに委託してアプリを開発する形態と比べて、ユーザー自身が開発することで、コスト削減につなげることができます。また、日常業務をアプリ化することで、生産性の向上も図れます。

ローコードが注目されている理由

ローコード開発は、2020年中頃から特に注目を集めるようになってきました。下図は、Googleトレンドで「ローコード」を検索した結果です。

キーワードのトレンド

これは、日本において「デジタルトランスフォーメーション (DX)」が叫ばれるようになった時期と符合しています。

コロナ禍において、企業が否応なしにDXに取り組むことになり、その実現手段として、ローコード開発ツールを用いた業務のデジタル化、自動化が注目された、というように捉えることができます。

また、IT人材が不足し、現在のITシステムが機能不全に陥るとされる「2025年の崖」を回避するために、ローコード開発ツールを導入して、人材を確保する取り組みがあります。

 

ローコード開発とノーコード開発、従来の開発との違いとは?

ここでは、ローコード開発と、さらにその考え方を突き詰めたノーコード開発の違いや、従来のプログラミングによる開発との違いについて整理します。

ノーコード開発との違い

ノーコード開発は、名前の通りプログラミングせずにアプリを開発するアプローチです。ノーコード開発は、基本的に特定のプラットフォーム (Webサービス) 上で行います。

機能やサポートが限定されますが、無償で利用できるものもあります。以下に、オープンソースのノーコードプラットフォームであるSkyveにおけるアプリ開発の画面を示します。

ノーコード開発についての解説
出典: Skyve公式YouTube

しかし、ノーコード開発では、機能はプラットフォームに用意されたものの中から選択することしかできないため、自由度は高くありません。

従来の開発との違い

従来のプログラミング言語を用いてアプリを実装するアプローチでは、すべての要素をコントロールできるので、ビジネス要件にマッチしたアプリを開発できます。自由度や拡張性、柔軟性が高いかわりに、要求される技術レベルが高いアプローチと言えます。

 

ローコード開発のメリット

ここからはノーコードや従来のプログラミングと比べた時の、ローコード開発のメリットを紹介します。

生産性・品質向上 (開発期間・コストの削減)

ローコード開発では、アプリをある程度の「型」にはめることによって、開発の難易度を低下させ、バグの低減による品質向上が期待できます。自由度とのトレードオフではありますが、結果として、開発期間やコストを削減することができます。

生産性向上のイメージ画像

エンジニアのスキルが必要なく、ハードルが大幅に低下

上記と同様に、部品を組み合わせるだけであれば、ユーザー部門の非エンジニアでも開発可能です。

また、プログラミングについて広く理解する必要なく、機能をカスタマイズできます。

セキュリティに関する負担低減

多くのプラットフォームでは、ログイン認証やデータの入出力などについて、あらかじめセキュリティ対策を設けており、不正な処理が行われにくくなっています。

その分、開発者の負担が大きくなりますが、ローコード開発の場合、開発者が構築した箇所のみのセキュリティ対策で済みます。

 

ローコード開発のデメリット

一方で、ローコード開発を採用することで、かえって工数やコストがかかったり、不便なアプリになってしまったりするデメリットも存在しています。

デザインや機能に制約がある (自由度が低い)

ローコード開発では、プラットフォームにあらかじめ用意された部品を使って機能を実現します。そのため、デザインや機能が制約され、自社の要件とは100%一致しない場合があります。

開発工数計算に関する知識が必要になる

ローコード開発は、基本的に自社で行います。そのため、開発しようとしているアプリにどのような機能が必要で、それぞれの作業にどのくらいの工数がかかるか、という見積もりを自ら適切に行う必要があります。

計算や見積もりをしている画像

ブラックボックス化の恐れがある

ローコードプラットフォームでは、それぞれの部品が具体的に内部でどのような処理を行っているかは、利用者からは見えないことがほとんどです。そのため、「なぜこのような処理結果になるのか」という疑問が生じた時に、検証ができない場合があります。

このようなリスクを考慮したうえで、ローコード開発を行うかどうかを判断する必要があります。

 

ローコード開発のプラットフォーム5選

最後に、ローコードプラットフォームとして多く採用される製品、サービスを紹介します。いずれも、無償で試用することができます。

Kintone (キントーン)

Kintoneは、サイボウズ株式会社が提供しているプラットフォームです。

キントーンのホームページ
Kintoneトップ画面

標準機能の範囲であれば、ノーコードで開発でき、JavaScriptカスタマイズを用いたローコードも実現できます。

Claris FileMaker

Claris FileMakerは、クラリスジャパン株式会社が販売するデータベース製品、クラウドサービスです。

1980年代から、強力なデータ管理機能をベースにしたビジネスアプリの開発プラットフォームとして利用されています。

Claris FileMaker トップ画面

表計算ソフトの関数に似たわかりやすいコードで、独自のロジックを追加することも可能です。

SPIRAL

SPIRALは、株式会社パイプドビッツが提供するクラウドサービスです。セキュリティを重視しており、官公庁でも利用されています。

SPIRALトップ画面

Skyve

Skyveは、Skyve社がオープンソースソフトウェアとして開発、提供しているクラウドサービスです。

Skyveトップ画面

基本的にノーコードで開発できますが、XMLファイルなどを編集することで、カスタマイズできます。

OpenXava

OpenXavaは、Java言語を用いたアプリを、ローコードで開発するためのオープンソースソフトウェアです。

OpenXavaトップ画面

OpenXavaでは、Javaでロジックを記述するだけで、対応するユーザーインターフェースやSQLクエリが生成されるので、コーディングの負荷が低減されます。ある程度プログラミングスキルがあり、開発スピードを高めたい、という用途で便利です。

Power Apps

Power Appsは、Microsoftが提供するローコードのアプリをすばやく作成できる ビジネスアプリケーション作成ツールです。

Power Apps製品紹介画面

Power Appsの最大の特徴は、Webブラウザ経由で利用可能なサービスであることです。直感的な操作が可能で、Google Driveをはじめslack、boxなど他社サービスとの連携もできます。

 

この記事では、ローコード開発の特徴と、メリット・デメリットを紹介しました。今後、DX推進の動きが加速する中で、ローコードによるアプリ開発の需要はますます高まってきます。興味がある方は是非、ローコード開発を学んでみてください。

 

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