Webサイトの外部SEO対策の一環として実施されることが多い被リンク。
しかし、現在は被リンクが増えれば、必ず検索順位が向上するというわけではなくなっています。
なかには実施することで順位を下げてしまうサイトもあります。
皆さんのWebサイトでは被リンクを正しく実施できているでしょうか?
今回は、Web制作会社での経験から実感している、被リンクチェックを行うメリットと、その際のポイントについてご紹介します。
被リンクチェックとは?その重要性は?
被リンクとは、Webサイトに他サイトからリンクをしてもらうことです。
他サイトからの訪問者の導入を図り、アクセス数を上げることができます。
自社サイトだけでは獲得できないユーザーに訪問してもらうことで、アクセス数アップだけでなく売り上げ増にも有効と言われてます。
被リンクが多いのに上位表示されない理由
被リンクはWebサイトの外部SEO対策の一つとして挙げられています。
優良な被リンクが多いWebサイトは検索上位に表示されるものが少なくありませんが、被リンクが多ければ必ずしも検索上位になるわけではありません。
Webページは巨大なネットワークの中で、膨大な数のリンクによってつながっています。
直接の被リンクだけでなく、自然な被リンクが多いとリンクの密集度が高くなり、「支持を得ているサイト」として評価が上がります。
Googleをはじめとする各検索エンジンでは、上位表示をするための評価基準が存在します。ただ、被リンクの数を稼げば良いというものではありません。
不自然な被リンクがあると、上位表示どころか逆に順位を落としてしまうことがあります。
そこで重要なのが被リンクチェックです。
被リンクチェックの重要性
検索エンジンに被リンクとして良くないと判断されるものには、主にインデックス(検索エンジンにWebサイトを登録すること)されていないサイトだったり、海外の怪しいサイトなどがあります。
これらは、サイトを上位表示させるためだけに作られたリンク目的のみのサイトの可能性があり、ペナルティを受ける場合があります。
ペナルティには、検索順位の下降やインデックスの削除などがあり、最悪の場合、検索圏外にされてしまうこともあります。こうなってしまう前に、被リンクをチェックしてマイナス要因を回避することが大切です。
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悪質な被リンクの種類を知ってペナルティを回避するために、被リンクをチェックするときのポイントについて解説します。
ペナルティになる被リンクの条件とは
まずは「被リンクスパム」です。
被リンクスパムとは、自動ツールなどで大量にリンクを貼る行為のことです。大量にリンクばかり貼ってあるサイトをリンクファーム、ブログのコメント欄などに意味なくリンクを貼ることをコメントスパムと呼び、どちらもペナルティの対象となります。
次に、「ワードサラダ」と呼ばれる手法です。
Web上に存在する文章をもとにプログラムなどで自動生成された文章のことを「ワードサラダ」と呼びます。
大量にリンクを生成し誘導することが目的で、自動生成のため支離滅裂な文章になっているのが特徴です。
一時期SEOを行う際によく使われた手法でしたが、今ではかなり重いペナルティが科せられる被リンク対策となっています。
リンク元が同じアンカーテキストである場合も問題となります。
アンカーテキストとはリンクが貼ってある場所の文字列です。リンクを貼る人が異なれば、違うテキストで設定されることが一般的ですが、同じテキストでリンクが貼ってあるということは同じ人が作ったものだとみなされ、先のペナルティと同じくリンク目的だと解釈されるからと考えられています。
あまり評価されないサイトワイドリンク
サイトワイドリンクとは、Webサイトのサイドバーやフッターにまとめて貼られているリンクのことです。
サイトワイドリンクは、どのページを閲覧しても表示されるので大量のリンクのように見え、被リンク数を稼ぐことができますが、Googleはまとめて1つとしての評価しかしていません。悪質なわけではありませんが、被リンク数で表されるほどの評価はもらえません。
競合サイトの被リンク獲得状況を知るには
被リンクチェックツールを利用して、自社サイトを調べるときと同じようにチェックしたいWebサイトのところに競合サイトを登録すれば、競合サイトの被リンク獲得状況を調べることができます。競合サイトを研究し、自社サイトのSEOに役立てましょう。
おすすめの被リンクチェック法
実際に、Webサイトの被リンクをチェックしてみましょう。オススメのツールごとに具体的な被リンクのチェック方法をご紹介します。
Googleサーチコンソール(Googleウェブマスターツール)
(1) GoogleサーチコンソールからGoogleウェブマスターツールにサインイン
(2) 被リンクをチェックしたいWebサイトを登録
(3) 「検索トラフィック」から「サイトへのリンク」を表示
ここでリンク元のドメインや被リンクのURLなどを見ることができ、表示だけでなくデータのダウンロードも可能です。
Ahrefs
Ahrefsは、お手軽にGoogleと同程度の高い精度で被リンクをチェックすることができます。
Ahrefsにサインインし、ページ上部の入力欄にサイトのURLを入力。「SEARCH LINKS」ボタンをクリックするだけで、被リンクをチェックできます。
Open Link Profiler
Open Link Profilerは先に紹介したものより手軽に被リンクをチェックできるツールです。
トップページの入力欄にサイトのURLを入力し実行すれば、結果が表示されます。サインインの必要がありません。
被リンクチェックでWebサイトを改善!
被リンク数を増やしても、知らないうちにペナルティを受けてしまっては大問題です。
そうした事態を防ぐためにも、被リンクチェックを行って不自然なリンクを避けることが大切です。
被リンクを増やせばいいという時代ではありませんが、それでも今も一定の効果があるのは事実です。
検索上位を実現させるためにも、被リンクチェックを行って、自社サイトの改善を図りましょう。
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