LINEスタンプクリエイターになるには?作り方や登録方法を解説

LINEスタンプクリエイターになりたいものの、

・LINEスタンプの作り方が分からない…。
・LINEスタンプの販売について詳しく知りたい…。

という方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、

・LINEスタンプクリエイターとして登録する方法
・LINEスタンプの作成方法や審査基準

などについてご紹介します。

LINEスタンプを初めて作る方でも、この記事を読めば、LINEスタンプクリエイターになる方法を理解できます。

個人でもLINEスタンプクリエイターになれる

LINEスタンプとは、コミュニケーションアプリ「LINE」のチャット内で、イラストを使ってやり取りできる機能です。挨拶や簡単なメッセージ、感情を伝える表現など様々なスタンプがあります。

一般のユーザーも、自分でスタンプを作って審査に通すことで自作スタンプの販売が可能です。一般のユーザーが作成するスタンプは「クリエイターズスタンプ」と呼ばれます。

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LINEスタンプクリエイターになる方法は2種類

LINEスタンプクリエイターになる方法は、PCから「LINE Creators Market」でスタンプ申請する方法と、スマートフォンでLINE公式アプリ「LINEスタンプメーカー」からスタンプ申請する方法の2種類あります。

どちらも簡単に申請可能ですが、「LINE Creators Market」はPCのみ、「LINEスタンプメーカー」はスマホのみ対応です。また、両方LINEアカウントが必要なので、持っていない方は先にLINEアカウントを作成しておきましょう。

ここからは、LINE Creators MarketとLINEスタンプメーカーのぞれぞれでクリエイター登録をする方法を紹介します。

LINE Creators Marketでクリエイター登録

LINE Creators Marketでは、スタンプを申請する前に、クリエイター登録が必要です。クリエイター登録には費用はかかりません。

クリエイター登録の方法を紹介します。まず、PCから公式サイトにアクセスしましょう。

LINE Creators Marketでクリエイター登録

「登録はこちら」をクリックして、自分が使っているLINEのアカウントでログインしましょう。

「LINE Creators Marketでクリエイター登録方法」ログイン

次の画面に表示される注意事項を読んだ上で、「許可する」をクリックします。

「LINE Creators Marketでクリエイター登録方法」注意事項の確認

利用規約を読んだ上で「同意する」にチェックを入れ、画面の案内に沿って登録情報を入力しましょう。

「LINE Creators Marketでクリエイター登録方法」利用規約の確認

入力したメールアドレス宛に届く認証URLをクリックすれば、LINE Creators Marketへの登録は完了です。

登録が完了したら、マイページに移動して振込先情報などの設定を行い、作成したいスタンプの説明文や画像を入力して申請します。

LINE Creators Market上ではスタンプに使用する画像を作成できないため、別に画像の用意が必要です。スタンプ画像の作成については後述の「LINEスタンプを作る方法」をご覧ください。

審査に通過すると、自作のLINEスタンプの販売が可能です。なお、LINE Creators Marketで作成したスタンプを使うためには、自作のものであっても有料で購入する必要があります。

LINEスタンプメーカーでクリエイター登録

LINEスタンプメーカーはLINEアカウントでのログインのみでスタンプ作成が可能ですが、スタンプの申請にはユーザー情報の登録が必要です。ユーザー情報の登録とスタンプ作成方法をまとめて解説します。

まず、iPhoneまたはAndroidからLINEスタンプメーカーのアプリをインストールしましょう。

「LINEスタンプメーカーでクリエイター登録方法」LINEスタンプメーカーをインストール

アプリを起動し、LINEアカウントでログインします。

「LINEスタンプメーカーでクリエイター登録方法」LINEアカウントでログイン

画面右上にある歯車のアイコンをタップします。

「LINEスタンプメーカーでクリエイター登録方法」歯車アイコンを開く

「ユーザー情報」をタップします。

「LINEスタンプメーカーでクリエイター登録方法」ユーザー情報を開く

居住国や申込者名など、ユーザー情報を入力して右上の「保存」をクリックします。

「LINEスタンプメーカーでクリエイター登録方法」ユーザー情報を入力

最初の画面に戻り、「スタンプ」をタップします。

「LINEスタンプメーカーでクリエイター登録方法」最初の画面に戻りスタンプを開く

スタンプのタイトルを入力し、「+」マークをクリックしてスタンプに使用する画像を選択しましょう。

「LINEスタンプメーカーでクリエイター登録方法」スタンプのタイトルを設定

スマホに保存されている画像や写真をアップロードしたり、アプリ上で直接スタンプの絵を描いたりすることが可能です。

「LINEスタンプメーカーでクリエイター登録方法」スタンプ画像の作成画面

画像を登録したあとで「販売申請」をタップし、審査が通れば自作のLINEスタンプを利用できます。

自作のスタンプは自分のみ無料でダウンロードでき、自分以外が使用する場合には有料となります。

LINEスタンプメーカーの特徴として、「ショップ非公開」という設定があります。ショップ非公開に設定することで、自作スタンプが検索結果やランキング、クリエイターのスタンプリストページに表示されなくなります。

これにより、自作スタンプへの導線がスタンプショップ上からほとんどなくなるため、家族や友達など限られた人だけで利用できるようになります。

なお、ショップ非公開設定にしても、完全に非公開になるわけではありません。スタンプページに直接アクセスすれば誰でも購入できることは意識しておきましょう。

 

LINEスタンプの審査基準

LINEで作成できるスタンプや絵文字、着せ替えには、それぞれ審査のガイドラインが設定されています。LINEスタンプには現在5つの審査基準があり、各基準に対して5~23の審査項目があります。

以下は審査項目の一例です。

■画像(スタンプ画像、メイン画像、トークルームタブ画像)

  • 視認性が悪いもの(例:横長な画像や、身キャラクターの全身など)
  • 単純なテキストのみの画像

■テキスト(スタンプタイトル、商品説明文、クリエイター名、Copyright)

  • URLが表示されているもの
  • ハートなどの絵文字や機種依存文字が入っているもの

■モラル

  • 肌の露出が多いもの
  • 青少年の健全な育成を妨げるおそれのあるもの(例:パチンコ、競馬など)

■ビジネス・広告・その他

  • メッセンジャーアプリ、またはそれに類するサービスの名前に言及しているもの、またはそれに関するキャラクターのもの
  • アプリ・サービスなど企業商業用の広告、宣伝(求人募集等を含む)を目的としたもの

■権利・法律

  • 権利の所在が明確でないもの(例:二次創作など)
  • 肖像権、パブリシティ権などを侵害しているもの(例:許諾を得ていない人物の顔、似顔絵など)

上記のような審査項目に該当していると、不適切だと判断され審査が通りません。

審査をスムーズに通過し、LINEスタンプの販売を早めに始めたい場合には、これらの審査基準を意識して画像を制作することをおすすめします。

LINEスタンプの審査ガイドラインの詳細は、「LINE Creators Market」からご確認ください。

 

LINEスタンプの種類

LINEスタンプには、制作者や利用範囲が異なる4つの種類があります。各スタンプの特徴は次のとおりです。

  • 無料スタンプ

LINEが制作・提供するスタンプです。LINEのアプリをインストールするだけで利用できます。

  • 有料スタンプ

LINEやそのほかの企業などが制作し、有料で販売しているスタンプです。

  • プロモーションスタンプ

広告主が宣伝を目的として、条件付きで提供しているスタンプです。期間限定で無料ダウンロードできるものが多くみられます。

  • クリエイターズスタンプ

個人の一般ユーザーが制作・販売するスタンプです。審査に合格すればほかの人への販売が可能で、規定内であれば自由に金額を設定できます。

 

LINEスタンプを作る方法

オリジナルのLINEスタンプを制作するためには、スタンプとして使用する画像を用意する必要があります。LINEスタンプ用の画像を作る方法は次の2つです。

自作:専用ソフトや外部ツールで作成可能

ツールを使って自分で一から画像をデザインする方法です。クリエイターへの依頼費用などはかからないものの、イラスト作成のスキルや制作の時間、手間がかかります。

画像を自作する主なツールは、Illustrator・PhotoshopなどPC向けの画像編集ソフトや、手軽に画像を作れるスマホアプリなどです。

LINE公式アプリの「LINEスタンプメーカー」なら、画像編集ソフトやスキャナなどを使わなくてもスタンプ用の画像を作れます。

また、「Shuttle Sticker for LINEスタンプ作成」というアプリでは、手書きのイラストなどを撮影するだけでスタンプや絵文字、ステッカーなどの作成が可能です。

どのツールで作成してもLINEスタンプを自作できるため、自分にとって使いやすい方法を選びましょう。

外注:クリエイターなどに作成依頼

クリエイターなど自分以外の外部の人に依頼してスタンプ用の素材を作ってもらう方法です。LINEスタンプを制作できるクリエイターは、SNSやクラウドソーシングサービスなどで探せます。

クラウドソーシングサービスとは、インターネット上でスキルや実績が豊富な人材を探せるサービスです。企業だけでなく、個人にも依頼できるため、低価格や短い納期で依頼できる場合があります。

ただし、クリエイターによってクオリティや得意な作風に違いがあるため、プロフィールや作品サンプルを確認した上で依頼先を決めましょう。

 

LINEスタンプクリエイターの収益

LINEスタンプは、売上の35%が制作者の収益となります。LINEスタンプが売れた時の収益の内訳は次のとおりです。

  • iPhoneの場合はApple、Androidの場合はGoogleに支払う手数料:30%
  • LINE社の収入:35%
  • LINEスタンプ制作者の収入:35%

ユーザーがLINEスタンプを購入する場所には、「LINE STORE」と「LINEアプリ内のスタンプショップ」の2か所があり、場所によって販売金額と収益が異なります。

LINE STORE内で販売される120円のスタンプでは、クリエイターの収入は35%分の42円です。LINEアプリ内のスタンプショップでは、50LINEコイン(108円相当)で販売されるため、クリエイターの収入は35%にあたる38円です。

なお、LINEコインの単価は、2024年1月1日以降に日本で購入された場合、1コイン2.16円として計算されます。

LINEスタンプクリエイターとして収入を得たい場合には、上記の金額設定について把握しておきましょう。
※金額は2024年8月時点のものです。

LINEクリエイターになって自作スタンプを販売しよう!

LINEスタンプクリエイターになるためには、LINE Creators MarketまたはLINEスタンプメーカーからの登録が必要です。

画像編集ソフトで作ったイラストを申請し、審査に合格するとLINEスタンプとして販売できるようになります。今回解説した方法を参考に、LINEクリエイターとして自作スタンプを販売しましょう。

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