イラレの塗りつぶし!初心者が知っておくべき4つのテクニック

イラレの塗りつぶし!初心者が知っておくべき4つのテクニック

イラレ(イラストレーター・illustrator)で図形を塗りつぶしたい時ってありますよね?

本記事では、イラレで図形を塗りつぶす方法について、普段からイラレを仕事で多用する筆者が、初心者でもイラレ 塗りつぶしが理解できるよう、見やすい図で解説します。

また、本記事では、単に図形を塗りつぶす方法だけでなく、塗りつぶしの透明度を調整したり、塗りつぶしたいオブジェクトが途中で途切れている場合の塗りつぶし方などの上級テクニックも解説しています。

ぜひ最後まで読んで、イラレの塗りつぶしをマスターしましょう!

※イラレで文字を塗りつぶす方法については、イラレの左側にある「塗り」や「線」を利用するのが一般的で簡単にできるため、本記事では割愛します。

イラレで図形を塗りつぶす方法

まずは、図形を塗りつぶしてみましょう。

オブジェクトツールから、長方形ツールを選択し、Shiftキーを押しながら長方形を書くと、正方形になります。

正方形の作り方

実はこの状態でも、すでに白色で塗られています。

現在のオブジェクトの塗られている/塗られていないは、赤で囲まれた場所で確認します。

赤で囲まれた場所

オブジェクトを選択し、現在白くなっている方をダブルクリックします。

すると、以下のようにカラーピッカーが出てきます。

カラーピッカー

カラーモデル(一番はじめのグラデーション担っているモード)で色を選択するか、スウォッチから色を選びましょう。

今回は、スウォッチからイエローを選択し、OKボタンをクリックします。

イエローの選択

図形がイエローになりました。

イエローになった図形

他にも、図形を選択し、ウィンドウ>スウォッチを選択します。

スウォッチの選択

すると、以下のようなウィンドウが出てきます。

ウィンドウ

オブジェクトを選択した状態で、他の色を選択します。

これで図形の塗りつぶし、色をつけることができます。

\文字より動画で学びたいあなたへ/

Udemyで講座を探す >

イラレの塗りつぶしで、透明度を調整する方法

イラレで、図形の塗りつぶしを半透明にしたいということがあると思います。

特に、図形の重ね合わせをするシーンなどでそのようなことが求められます。

今回は、丸を重ね合わせたものの透明度の調整をしてみましょう。

上記の手順で、イエローとシアンに塗りつぶした正円を二つ用意します。

イエローとシアンに塗りつぶした正円

上に重ねたシアンの円の透明度を調節しましょう。

オブジェクトを選択し、ウィンドウ>透明 で透明ウィンドウを出します。

透明ウィンドウ

このようなウィンドウが出てくるので、不透明度を調節してみましょう。

不透明度65%にすると、以下のように、上の円が半透明になりました。

半透明になった円

また、透明ウィンドウの通常と書いてあるところから、▽を選択してみてください。

▽の選択

乗算を選択すると、イエローとシアンが乗算した色になります。

イエローとシアンが乗算した色

イラレでトレースした画像に塗りつぶしをする方法

イラレで、画像をトレースし、それに色を付けたいということがあると思います。

今回は以下の犬の画像を使用したいと思います。

犬の画像

まず、この写真を画像トレースします。

ウィンドウ>画像トレースを選択します。

画像トレースの選択

以下のようなウィンドウが出てきます。

ウィンドウ

白黒トレースにし、詳細やしきい値などを、プレビューを見つつ調整します。

詳細やしきい値の調整

トレースをクリックしたら、赤く囲んであるところから拡張します。

赤く囲んであるところ

拡張ができたら、すべてを選択し、オブジェクト>ライブペイント>作成を選択します。

オブジェクト>ライブペイント>作成

このままでは、閉じていないパスがある可能性があるので、その確認をします。

オブジェクト>ライブペイント>隙間オプション を選択します。

隙間オプション

このような画面がでてきたら、パスで隙間を閉じるを選択します。

パスで隙間を閉じる

このようなアラートも、「はい」を選択します。

次に、ライブペイントツールで色を付けます。ライブペイントツールを選択します。

ライブペイントツール

その状態で、スウォッチで塗りに色がついているか確認し、確認したらそのまま色をドロップさせましょう。

色をドロップ

以下のように色をつけることができます。

色をつけた結果

しかし、このままだと、細かい黒い部分に色を塗ることが難しいです。

細かい黒い部分に色を塗る方法

このような場合、オブジェクトの再配色が便利です。

オブジェクトの再配色

画面の赤で囲まれた部分をクリックします。

以下のような画面がでてきます。

赤で囲まれた部分をクリックした結果

現在のカラーをドロップします。

カラーをドロップ

これで、黒は、シアンになります。

以下のように、すべてシアン色になりました。

シアン色になった結果

塗りつぶしたいオブジェクトが途中で途切れている場合は?

次に、塗りつぶしたいオブジェクトが途中で途切れている場合について紹介します。

実は、オブジェクトが塗りつぶせない!ということがおきてしまうよくある原因のひとつです。

繋がっていないオブジェクト

以上のような、繋がっていないオブジェクトをつなげます。

オブジェクト>パス>連結 を選択します。(ショートカットキー⌘J)

オブジェクト>パス>連結の選択

すると、以下のように連結されました。

連結された結果

次に、このオブジェクトを閉じます。

まず、ペンツールを選択します。

ペンツール

そのまま、アンカーポイントにカーソルを合わせます。

アンカーポイントにカーソルを合わせる

そこをクリックし、円の終点(アンカーポイント)もクリックします。

円の終点(アンカーポイント)をクリック

すると、オブジェクトが閉じます。

オブジェクトが閉じていれば、そのまま塗りを使うことができます。

オブジェクトが閉じている場合

今回は、イラレの塗りつぶしについて紹介しました。

イラレの塗りつぶし機能は、様々な場面で利用されます。ぜひ本記事を何度も読み返し、イラレの塗りつぶし機能をマスータしてください!