動画編集は副業にできる?そのメリット・デメリットや方法について紹介!

近年、YouTubeなどの動画視聴サイトの人気が拡大し、動画広告への企業ニーズも増大したことで、動画編集へのニーズも高まっています。副業として動画編集を検討している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、動画編集を副業にすることは可能か、そのメリットとデメリット、稼げる収入の相場と稼ぐための方法を解説します。

動画編集を副業にすることは可能なのか?

動画市場は現在も成長を続けている市場です。サイバーエージェントの調査によると、2020年は2,954億円だった動画広告市場は、2025年には1兆465億円にも達すると予想されています。※

サイバーエージェント、2021年国内動画広告の市場調査を発表

動画編集の副業について検索すると「稼げない」というワードが出てくることもあり、不安に思う方もいるかもしれません。前述の調査によると、インストリーム広告(動画コンテンツの間で表示される広告動画)などを中心に動画広告へのニーズは根強いです。動画市場への参入を検討している企業の数は非常に多く、それに伴って動画編集者へのニーズもさらに高まると予想されています。

動画編集は副業としてどのくらい稼げる?

動画編集とは、具体的にはシーンのカットや入れ替え、テロップ(字幕)・BGM・エフェクトなどの挿入により、元の動画よりも見映えがして分かりやすい動画にする作業です。クラウドソーシングのひとつである「クラウドワークス」によると、動画編集の料金相場は5〜25万円程度とされています。

【2022年】動画制作の相場金額!動画の種類別・工程別にかかる料金も紹介|クラウドソーシングTIMES

実際にクラウドワークスで募集されている案件の相場と内容には、次のような傾向があります。

・Tiktok動画の切り取りやエフェクト追加(〜3,000円)
・10分未満のYouTube動画のテロップ・BGM・エフェクトなどの挿入
 (5,000円〜10,000円程度)
・10分以上のYouTube動画やPR動画の企画編集・エフェクトなどの挿入                  (10,000円〜30,000円以上)※

※動画の長さや編集工数の数によって金額差が大きくなる場合がございます。

クラウドソーシングの案件では、動画の長さや編集作業が増えるほど料金が高くなり、動画の企画構成まで担えるようになれば相応の収入が見込めます。最初はクラウドソーシングなどでTiktokやYouTubeなど簡単な動画編集の案件を受注し、実績を積んで徐々にスキルアップしていくのがおすすめです。

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動画編集を副業にするメリット

動画編集のスキルを磨いて副業にすることで受けられるメリットを解説します。

自由に働ける

動画編集のスキルを身につけて案件を受注できれば、基本的には好きな時に好きな場所で働けます。動画編集者の中には、世界中を旅しながら動画編集の案件を受注しているノマドワーカーも多く、時間や場所の制約を受けずに働けるのは大きなメリットです。

将来性のあるスキルを身につけられる

前述したように、動画市場や映像業界は拡大を続けており、それに伴って動画編集の需要も増加すると予想されています。動画編集は将来性のあるスキルであり、身につけられればフリーランスの動画クリエイターやディレクターとして十分な収入を得ることも可能です。

動画編集を副業にするデメリット

動画編集は将来性のある仕事で、必要なスキルさえ身につければ自由に働くことができる一方、次のようなデメリットもあります。

納期に追われる

動画編集の仕事は納期厳守が何よりも求められるため、納期を無視してマイペースに進めることはできません。クライアントや案件によっては、納期を直近に指定されて夜遅くまで作業に追われることや、初心者のうちは苦労した割に収入が少ないこともあります。

初期費用がかかる

動画編集の副業は、ゼロから準備すると初期費用が高い傾向があります。PCと編集ソフトで約15万円、さらにスクールや書籍を利用すれば、追加で数千円から数十万円の初期費用がかかり、初期費用を回収できる収入が得られるまでにはある程度の時間が必要です。

動画編集の副業で稼ぐ方法

では、実際に動画編集のスキルを仕事レベルまで高めて、副業で稼ぐために必要な方法を解説します。

スクールやオンライン講座でスキルを磨く

動画編集のスキルを独学で学ぶと、習得するスキルに偏りが生じて仕事として通用するレベルまで到達できない、非効率な学習になるためスキル習得に時間がかかるなどの問題が生じる可能性が高いです。

動画編集スクールに通えば、効率的なカリキュラムで総合的な学習ができるので、上級者として稼げるレベルのスキルを効果的に身につけることができます。社会人でなかなかスクールに通う時間が取れないという人は、好きな時間に学べるオンライン学習サービスがおすすめです。

クラウドソーシングやSNSで案件を獲得する

クラウドソーシングとは、仕事を依頼したいクライアントがインターネット上で依頼相手を探して業務を発注する形態のことです。クラウドソーシングのサイト上では、クライアントが直接、動画編集の案件を依頼できるフリーランスを募集しています。

未経験者の場合、最初は初心者向けの案件を受注して、スキルと実績を磨いていきます。実績を積めば案件の単価も上がっていくので、まずはクライアントの案件で収入を得られる状態を目指すことが大切です。上級者になれば、実績を掲載したポートフォリオを作成し、ブログやTwitterなどのSNSに掲載して個人で案件を獲得できるようになります。

初心者におすすめの動画編集ソフト3選

動画編集のスキルを磨くには、まずは動画編集ソフトに触ってみて慣れることが必要です。最初からプロ向けのソフトで練習する方法もありますが、ハードルが高すぎると途中で挫折する恐れもあります。ここでは、初心者でも使いやすいおすすめの動画編集ソフトを紹介します。

Filmora

iPhoneで使えるiMovieでは物足りないけれど、本格的なソフトは難しそうに思える初心者にとって、Filmore(フィモーラ)は最も扱いやすい動画編集ソフトのひとつです。シンプルな使いやすい操作画面で、ドラッグ&ドロップとワンクリックでどんどん動画を編集できます。使える編集素材は4000を超え、見映えのするエフェクトやVFXも多く使えるのが魅力です。

価格が6,980 円(2022年10月時点)と良心的な価格帯で無料トライアルもあり※、動画編集の入門用に適しています。人気ソフトのため動画編集スクールでも豊富な講座があり、必要なスキルを効率的に習得可能です。

※詳細は公式サイトをご確認ください。
 https://filmora.wondershare.jp/buy/win-video-editor.html

Adobe Premiere Elements

Adobe Premiere Elements(アドビプレミアエレメンツ)は、初心者でも簡単に使えるハードルの低いソフトであると同時に、将来的には動画編集のプロを目指したい人に向いています。画像・動画編集に定評のあるAdobe社のソフトで、Premiere Elementsでスキルを磨いた後は、同社のプロ向けソフトであるPremiere Pro(プレミアプロ)への乗り換えもしやすいです。

動画編集の案件では、YouTubeのサムネイル作成などでAdobe社のPhotoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)などの画像編集ソフトを使用することが多いですが、Premiere ElementsならAdobeソフトとの連携も容易です。

Power Director

Power Director(パワーディレクター)は、初心者から中級者を対象とする動画編集ソフトで、シンプルなUIで直感的な操作ができ初心者にも分かりやすいです。エフェクトなどの動画素材が豊富で無料追加も可能です。案件では見映えのために動画素材の使用も必要となるため、初心者向けのPower Directorを手始めにスキルを磨いていくことができます。

動画市場は現在も高成長を続けており、それに伴い動画編集者へのニーズも高くなっています。動画編集を副業にできれば、将来性のある業界で時間や場所の制約を受けずに働けるというメリットを享受できます。 そのためには、まずは動画編集のスキルを身につけることが必要です。ご自身のスキルに合う動画編集ソフトを使用して効率的に動画編集技術を習得しましょう。