UnityとC#を用いたゲーム開発の基礎を初心者向けに解説!

ゲームをするのが大好きで、自分でもゲームを作ってみたいと思っているけれど、

・ゲーム開発に必要な知識が分からない…。
・どんな流れでゲーム開発をするのかイメージが湧かない…。 

こんな疑問や不安を持っている人は多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、

・ゲーム開発の基盤となる「Unity」と「C#」の概要
・基本的なゲーム開発の流れとそれぞれの手順

について解説します。ゲーム開発に必要なプログラミング言語を基礎から学たいという方はぜひ参考にしてください。

Unityとは?

出典:Unity 公式サイト

Unityは、2Dから3Dまで様々なゲームを開発できるゲームエンジンです。マウス操作による直感的なユーザーインターフェースを提供し、初心者でも簡単にゲーム制作を始めることが可能です。

また、プログラミングを使って本格的なゲーム開発を行いたい方にも適しています。初心者から上級者まで、幅広いレベルのユーザーに対応しているのがUnityの特徴です。

詳しくは、【Unity入門者向け】ゲーム開発で使われるUnityを紹介!でUnityの基礎について掘り下げて解説しています。

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UnityではC#のみ使用可能

Unityでは、

  • C#
  • JavaScript
  • Boo

の3つの言語が使用できましたが、最新版のUnityでは「JavaScript」、「Boo」のサポートが終了し、「C#」のみが利用可能になりました。これからUnityを学び始める方は、「C#」を学習することをおすすめします。「C#」は、Unityだけでなく、パソコン用のソフトウェアやAndroidアプリなど、小規模なものから大規模なソフトウェアまで幅広い開発が可能な言語です。

そのため、一度覚えてしまえば非常に汎用性が高く、あらゆる場面で活躍できるスキルを身につけることができます。

ゲーム開発に必要なC#の基礎を解説

出典:Unity 公式サイト

ゲーム開発のために、C#の基礎を学ぶことは欠かせません。ここでは、UnityでC#を使用する際に理解しておきたい概念や要素をわかりやすく解説します。名前空間から変数まで、C#の基礎を押さえることでより本格的なゲーム開発に挑戦できます。

名前空間

C#では、関連するクラスを整理し、コードの見通しを良くするために「名前空間」が用いられます。名前空間とは、一言でいうと名前付けのスキームです。これを用いることで、クラスを階層的に整理することが可能になります。

結果的に、似たような機能を持つクラスをグルーピングし、整理整頓を行うことができ、大規模なプロジェクトでもコードの管理が容易になります。

クラス

C#はオブジェクト指向言語であるため、「クラス」の概念が非常に重要です。クラスとは、一種の設計図のようなもので、これによってデータ(プロパティ)とそのデータに対する操作(メソッド)をまとめて定義することが可能です。

そのため、一つのクラスは一つの独立した単位となり、これを元に具体的な「オブジェクト」が作られます。

メソッド

クラス内に定義される「メソッド」は、そのクラスが持つ特定の機能を表します。例えば、ゲームキャラクターが走る動作、ジャンプする動作などは一つ一つが独立したメソッドとして定義され、それぞれが独立した機能を果たします。

メソッドはクラス内で定義され、オブジェクトがそれらのメソッドを用いて動作することで、ゲームの動きが実現される訳です。

標準関数

Unityで使うC#には、「標準関数」と呼ばれる、あらかじめ定義されている関数が存在します。特にUnityでよく使われる標準関数は、Start()とUpdate()の2つです。Start()はオブジェクトが生成された時に一度だけ実行される関数で、初期設定などに使われます。

一方、Update()はオブジェクトが存在する限り実行され続ける関数で、ゲームの進行やキャラクターの動きなどを管理します。

変数

ゲーム開発に欠かせないのが「変数」です。変数とは、アプリケーション上のデータや値を表すためのもので、整数型、浮動小数点型など様々な型があります。変数を使用するためには、型名と変数名をあわせて宣言し、必要に応じて初期化する必要があります。

変数の扱い方を理解することは、プログラミングの基本であり、効率的なゲーム開発の鍵となりますので必ず押さえておきましょう。

実際にUnityでC#を使ってゲームを開発してみよう

出典:Unity 公式サイト

理論的な知識を学んだところで、実際にUnityでゲームを作ってみましょう。次に、基本的なゲーム開発の手順を紹介します。オブジェクトの作成からプログラムの実行まで、一つ一つを丁寧に説明します。

オブジェクトの作成

Unityの世界では、オブジェクトの生成がゲーム開発の第一歩となります。オブジェクトには、スクリプトを紐付けることで動作を制御します。オブジェクトの生成は、ヒエラルキーウィンドウ左上の「Create」から「CreateEmpty」を選択して行います。

C#でスクリプトを作成

次に、C#でスクリプトを作成します。プロジェクトウィンドウの「Assets」フォルダを選択し、「Create」→「C#Script」を選択してスクリプトを作成します。適切な名前を付けて保存しましょう。

プログラムを実行

作成したスクリプトを、先ほど作成したオブジェクトに「ドラッグ&ドロップ」して紐付けます。最後に、再生ボタンを押してプログラムを実行しましょう。あなたの書いたコードがUnityの世界で動き出します。

Unityで2Dゲーム開発を始めるための詳細なステップバイステップガイドについては、  Unityで2Dゲームを作ってみよう! で詳しく解説しています。

 

UnityとC#を学んで新たなゲーム開発にチャレンジ!

ここまで学んだUnityとC#の基本知識は、あなたのゲーム開発の第一歩です。この知識を活かし、2Dから3D、さらにはVRやARといった多様なゲーム開発をすることが可能になります。また、ネットワーク機能を取り入れたマルチプレイヤーゲームの開発も視野に入れられるでしょう。

C# を使ってUnityでゲームを作ってみたいという人には、下記の講座がおすすめです。

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作成者: Maru Apps(個人アプリ開発 著書:もっと早く教えてほしかった!Unity C#入門)

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レビューを一部ご紹介

評価:★★★★★
コメント: 初心者がC#を学ぶのに最適です。躓きやすい配列やメソッドなどがとてもわかりやすく説明されています。

評価:★★★★★
コメント: 教材のコードを見ながらゲームを作れたけどコードの内容が理解できない方、オリジナルのゲーム制作をしようと自分でコードを書き始めた時に書けない方、とりあえず動くものを作るよりも基礎からきちんと体系立てて学びたい方におすすめの内容となっています。

あなたの創造力を活かして新たな作品にチャレンジしてみてください!