HTMLを勉強し始めると、div classというコードを目にすることが多くなると思います。
しかし、本記事を読んでいる人は、「HTMLのdiv classって何なの?」「div classってどんな時に使うの?」と疑問に感じているのではないでしょうか。
今回はそう感じている人のために、「HTMLのdiv classとは」、「div classの使い方」などを具体例を用いて5分程度でわかる解説をご用意しました。
また最後には、よくある疑問として挙げられる、div classとdiv idとの違いについても解説します。
本記事を読み終えた頃には、HTMLのdiv classについて完璧に理解できているようになっているでしょう。ぜひ最後までお読みください。
HTML div classとは?
HTMLのdiv classとは何なのでしょうか。ここでは、HTMLの簡単なコードを例に挙げ、divとclassを別々に解説していきます。
※HTMLについては、HTMLとは?これを読めば初心者でも必ずHTMLが書ける!をお読みください。
divについて
divはHTMLのコードに範囲を指定したい時に使います。例えば、以下のようなHTMLのコードがあるとします。
<h1>Hello HTML</h1>
<p>Hello CSS</p>
ここで、上記の文字の色を赤にしたい!と思った時に、<h1>と<p>別々にCSSで赤色を指定するのは二度手間な感じがしますよね?
どうせなら一度にまとめて赤色を指定した方が、CSSの記述量も少なくて楽です。
そのためには、<h1>と<p>を一つの「かたまり・グループ」と考えれば良いのです。
そのような時にdivが使えます。以下のようにdivを記述することで、<h1>と<p>を1つのかたまり・グループとすることができます。
<div>
<h1>Hello HTML</h1>
<p>Hello CSS</p>
</div>
【<h1>と<p>が一つのかたまり、グループとなった】
classについて
では、classとは何なのでしょうか。これは、divに付ける名前だと考えてください。
例えば、<div></div>で囲まれたHTMLのコードがたくさんあると、CSSを適用するときに、どこの<div></div>にCSSを適用すれば良いのかわからなくなります。(一口にdivと言ってもどのdivかの区別がつかない。)
<div>
<h1>HTMLとは?</h1>
<p>CSSとは?</p>
</div>
<div>
<h2>Rubyとは?</h2>
<h3>PHPとは?</h3>
</div>
【<div></div>同士で区別がつかない】
そんな時に、div同士でも区別がつくようにするため、それぞれのdivにclass(名前)を付けてあげましょう。class=”付けたい名前”のように記述します。
<div class=”sample1”>
<h1>HTMLとは?</h1>
<p>CSSとは?</p>
</div>
<div class=”sample2”>
<h2>Rubyとは?</h2>
<h3>PHPとは?</h3>
</div>
【divにclassを与えたことにより、<div></div>同士での区別ができるようになった】
これで2つのdivが区別できるようになりました。
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Udemyで講座を探す >HTML div classの使い方
ここでは、上記のHTMLコードを例にdiv classの使い方を解説します。
例えば上記のHTMLコードにおいて、class名がsample1の<h1>と<p>の文字の色を赤にしたい時は、次のようにCSSを記述します。
※CSSについては、CSSとは?これを読めば初心者でもCSSが書ける!をお読みください。
【CSS】
.sample1{
color:red;
}
【結果】
HTMLとは?
CSSとは?
ここで注意するポイントは、クラス名の前に「.(ドット)」が付くことです。これさえ気をつければ後はCSSを記述するだけです。
HTML div classとdiv idの違い
HTMLでは、div classと似たようなものとして、div idというのがあります。
この違いも重要なので、しっかり覚えておきましょう。違いはとてもシンプルです。
「classは同じ名前を1ページ中で何度でも使えるが、idは1ページ中に1度しか使えない。」
これも具体例で解説していきます。
<div class=”demo”>
<h1>HTMLとは?</h1>
<p>CSSとは?</p>
</div>
<div class=”demo”>
<h2>Rubyとは?</h2>
<h3>PHPとは?</h3>
</div>
【classは同じ名前を何回も使える】
classは上記のように同じ名前(demo)を何回使っても問題はありません。
では、idの具体例を見てみましょう。
【良い例】
<div id=”demo1”>
<h1>HTMLとは?</h1>
<p>CSSとは?</p>
</div>
<div id=”demo2”>
<h2>Rubyとは?</h2>
<h3>PHPとは?</h3>
</div>
【悪い例】
<div id=”demo”>
<h1>HTMLとは?</h1>
<p>CSSとは?</p>
</div>
<div id=”demo”>
<h2>Rubyとは?</h2>
<h3>PHPとは?</h3>
</div>
【idは同じ名前を2回以上使うことは出来ない】
idは同じ名前を2回以上使うことは出来ません。【悪い例】のように、「demo」というid名を2回(以上)使うことはできないのです。
demo1, demo2のように名前を変えることが必要です。
classとidの違いについてはよくある疑問として挙げられるので、これを機にしっかり覚えておきましょう。
いかがでしたか?今回でHTMLのdiv classについて大体理解できたのではないでしょうか。
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