プログラミング言語Javaにおけるfor文について、Web開発経験のある筆者が、Java初心者向けに解説します。
Javaでfor文を使えば、繰り返し処理という処理を行うことができます。(後に詳しく解説)
for文は、プログラミングの中でも重要な事項の1つなので、ぜひ理解しておきましょう。
本記事では、Java for文の書き方、breakとcontinueの違い、配列(list)をfor文で処理する方法について、具体的なソースコードで解説しています。
特に、Java for文におけるbreakとcontinueの違いは重要なのでしっかり理解しておきましょう!
Java初心者でも、ぜひ最後まで読んで、Java for文の基礎を理解してください!
公開日:2017年2月15日
INDEX
Java for文の書き方
まずはプログラミング言語Javaにおけるfor文の書き方から学習しましょう。
【for文の書き方】
1 2 |
for (初期化式; 条件式; 変化式) 実行したい処理 |
初期化値とは、変数の用意と、変数に値を代入することを行います。
例
1 |
int i = 1 |
これで、変数iに1が代入されました。
条件式とは、for文において、繰り返し処理をどこまで行うか?を記述します。
例
1 |
i < 10 |
これで、変数iが10未満になるまで繰り返し処理が実行されます。
変化式とは、for文での繰り返し処理が1回終了するごとにどんな処理を行うか?を記述します。
例
1 |
i += 2 |
これで、繰り返し処理が実行されるたびに変数iに2が足されます。
以上がJava for文の書き方です。
しかし、これだけではさすがにわかりにくいので、次の章からは具体的なソースコードでfor文を見ていきましょう。
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では、数字の1から5までを順番に出力させるというシンプルなプログラムを組んでみましょう。
以下のようにソースコードを記述します。
1 2 3 4 5 6 7 |
public class Main { public static void main(String[] args) { for(int i = 1; i <= 5; i++){ System.out.println(i); } } } |
【出力結果】
1 2 3 4 5 |
1 2 3 4 5 |
では、ソースコードを順番に解説していきます。まず、
1 |
for (int i = 1; i <= 5; i++) |
により、変数iに1から順番に(「i++」によりiは1づつ増加)数字が代入され、それを
1 |
System.out.println(i); |
によって出力しています。
条件式「i <= 5」により、変数iは5まで増加することがわかります。
以上がJava for文の基本になります。
Java for文にけるbreakについて
for文には、breakという概念があります。
breakは、繰り返し処理を制御(途中で繰り返し処理をやめる)することができます。
では、for文におけるbreakを使ったソースコードを見てみましょう。
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public class Main { public static void main(String[] args){ for (int a = 0; a < 10; a++){ System.out.println(a); if (a == 3){ break; } } } } |
【出力結果】
1 2 3 4 |
0 1 2 3 |
ソースコード5行目において、if文を使っていますね。
※Java if文が理解できていない人は、if文について解説した記事をご覧ください。
繰り返し処理において変数aが3になった時に「break」つまり、処理を終了するということです。
よって、for文の条件式が「a < 10」であるにもかかわらず3までの出力でプログラムが終了しているというわけです。
以上がbreakの基本の解説になります。
Java for文におけるcontinueについて
for文では、breakと一緒にcontinueという概念もあるので、ぜひ理解しておきましょう!
breakでは、繰り返し処理が残っていても処理が終了しますが、continueは繰り返し処理が残っている限りは処理を終了しません。
では、continueを使ったfor文を見ていきましょう。
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public class Main { public static void main(String[] args){ for (int a = 0; a < 10; a++){ if (a % 2 == 0){ continue; } System.out.println(a); } } } |
【出力結果】
1 2 3 4 5 |
1 3 5 7 9 |
まず、ソースコード4行目で変数aが2で割り切れるかを判定しています。
※if文が理解できていない人は、Java if文について解説した記事をご覧ください。
出力結果からもわかるように、for文でcontinueを使えばif文で書いた条件に合致するものは処理をスキップし、次の処理に移ります。(次の処理に移るというのがbreakとは違う点です。)
よって、2で割り切れる数以外の数(1, 3, 5, 7, 9)を出力しているというわけです。
breakとcontinueの違いはとても重要なので、必ず理解しておきましょう!
Java for文で配列(list)を繰り返し処理する
Java for文で、配列(list)を繰り返し処理するという学習をしておきましょう。
非常に重要な事柄なので、ぜひ理解してください。
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public class Main { public static void main(String[] args){ int array[] = {20, 35, 48}; for (int i = 0; i < array.length; i++){ System.out.println(array[i]); } } } |
【出力結果】
1 2 3 |
20 35 48 |
まず、ソースコード3行目でarrayという配列(list)を用意しています。
for文の条件式に「i < array.length」という記述がありますね。
「length(メソッド)」を使えば、配列(list)の要素の数を取得することができます。
今回は、「array.length」としているので、array配列の要素の数(つまりは3)を取得しています。
そこで、
1 |
System.out.println(array[i]); |
とすることで、配列(list)の要素を順番に出力させているわけです。
以上がJava for文で配列(list)を繰り返し処理する基本になります。
以上で紹介したソースコードは基本中の基本なので、スラスラ書けるようになってください!
いかがでしたか?
プログラミング言語Javaのfor文の基礎が理解できましたか?
for文はプログラミングの基本の1つです。Java for文の書き方を忘れたときは、また本記事でfor文の書き方を復習しましょう!
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