【プログラミング入門】必要な環境や学び方、おすすめ言語を紹介

デジタル社会となったいま、プログラマーが不可欠な存在となっています。特にエンジニアやWebプログラマーを目指している方には、プログラミングの知識・技術を身に付けることで、就職や転職にも有利に働きます。

この記事では、プログラミングの概要をはじめ、これからプログラミングを学びたいという初心者の方に向けて、勉強方法やおすすめの言語について紹介します。

公開日:2022年1月26日

そもそもプログラミングって何?

パソコンやアプリケーションなどのシステムを構築するための指示書を「プログラム」といいます。そして、そのプログラムを記述する作業が「プログラミング」です。

コンピュータは、人間の言葉を理解できません。人間が理解できる言語と、コンピュータが理解できる機械語を橋渡しする言語が「プログラミング言語」です。このプログラミング言語を使ってプログラムを記述することで、製品や機械が指示された処理・動作を実行できるようになります。

このようなプログラムは、私たちの身の回りのさまざまな場所で使われています。パソコンはもちろん、スマートフォンのアプリやSNS、家電製品といったあらゆるものがプログラムによって動作しています。

プログラミングのイメージ

プログラミングって難しい?

プログラミングは、普段馴染みのない言語を使って記述するため、初心者には難しいと思われている方も多いのではないでしょうか。

しかし、インターネット上には、初心者の方がプログラミングを学ぶための教材が多く存在しています。インターネットで利用できる教材には、以下が挙げられます。

  • プログラミングに関わる情報をまとめたWebサイト
  • 動画投稿サイトに投稿された解説動画
  • 有料のインターネットスクール

なかには無料で利用できる教材もあります。自分に合った学び方を選択できるため、入門者でも学習しやすい環境といえるでしょう。

また、プログラミング言語によって習得の難易度が変わります。自分の作りたいシステムに合わせて、学習しやすい言語を選ぶことが重要です。

 

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プログラミング入門者が揃えるべき環境は?

プログラミングを学ぶときに必要なものや環境について紹介します。

プログラミングを行うためのパソコン

パソコンは、プログラミングを勉強する際に必須です。

これからプログラミングのためにパソコンを購入する方には、Appleが発売している「Mac」をおすすめします。MacであればWindows用のアプリケーションも開発できます。

現在Windowsのパソコンを使っている場合でも、Windowsの使用を推奨しているプログラミング言語も多いので、そのままWindowsのパソコンを利用しても問題ありません。ただ、すでに使いたい技術やプログラミング言語があれば、それに適合したパソコンを用意してください。

また、タブレットを使用する場合、複雑な処理を記述することは難しいものの、開発環境を整えればプログラミングを実行可能です。パソコンを購入することにハードルがある場合は、まずは比較的安価なタブレットと、開発環境を整えるアプリを購入して試してみるのもひとつの手でしょう。

必要なソフトを揃えるためのインターネット環境

プログラミングにはさまざまなソフトウェアが必要になるほか、インターネット環境も必須です。また、作成したプログラムをインターネット上に公開する際にも、インターネット環境が必要です。

プログラミングに必要な環境

求められる開発環境

プログラミングを実施する際は、「テキストエディタ」を使用します。

パソコンに付属しているメモ帳でもプログラミングは可能ですが、専用ソフトのテキストエディタであれば、文字の色分けやプログラムのプレビューなど、便利な機能が多く揃っています。また、プログラミングをサポートする「統合開発環境(IDE)」というツールを用いることも可能です。

詳しくは「Pythonの開発環境はどうすればいい?統合開発環境もまとめて解説!」をご覧ください。

 

プログラミング入門者におすすめの学び方

プログラミングは専門的な知識・技術が必要になるため、習得までに一定の時間がかかります。ここからは、プログラミング入門者におすすめの学び方について紹介します。

目的を決める

「プログラミングによって何を作りたいのか」といった明確な目的があれば、モチベーションを維持しやすくなります。

ゲームやWebサイト、スマートフォンアプリなど、さまざまなプログラムがありますが、まずは興味のある分野に絞って学習することがおすすめです。

また、プログラミング言語はそれぞれ得意とする分野が異なります。自分が興味のある分野を限定することで、適切なプログラミング言語を選びやすくなります。

真似をする

スポーツや芸術のように、初めは「見よう見まね」で学習することも有効です。入門者は基礎を習得することが重要のため、最初のうちからオリジナルにこだわる必要はありません。

完成しているコードを真似して自分の手で組んでみることで、実践的な学びを得られるようになります。

毎日少しずつ勉強する

プログラミングの学習には多くの時間が必要です。一般的には、基礎的な力がつくまで200~250時間程度かかるといわれています。

例えば、プログラミングスクール『TechAcademy』のWebアプリケーションコースでは、全てのプランにおいて200時間ほどの学習時間を確保しています。

200時間ということは、半年間のうち毎日1時間勉強しても足りません。短い期間で習得しようとせず、長い時間をかけて、コツコツと学ぶ必要があることを心得ておきましょう。

オンライン学習のイメージ

オンライン講座を利用する

プログラミングをひとりで学習していると、疑問点や難点を解決できない場合があります。

複雑な記述や言語の意味が分からない場合には、専門知識のある人に相談することが重要です。独学にこだわらず、講座やスクールに通うなどして、誰かに質問できる環境を整えましょう。

インターネット上にはさまざまな講座やオンラインスクールが存在します。例えば、オンライン学習サービス「Udemy」では、数多くのプログラミング講座があり、実務で使える知識を取得できます。また、講座によっては専門家に質問をできるなどのメリットもあるため、ぜひチェックしてみてください。

オンライン講座は、自宅から移動せず気軽に利用できるため、ぜひ活用してください。

 

プログラミング入門者が学ぶときに気をつけること

プログラミングをより効率的に習得していくために、注意することがあります。

無理をしない

プログラミングを習得するには、時間と労力が必要です。勉強が苦しくなったときには、無理をせず休息を取りましょう。無理をしてしまうと、勉強へのモチベーションが低下し、長続きしない可能性があります。少しずつ休息を取りながら、継続して勉強することが重要です。

疑問を放置しない

分からないことをそのままにせず、解決するまで調べることが重要です。疑問を放置したままにすると、習得につながりません。参考書やオンライン教材などで調べても分からない場合は、講座やオンラインスクールを利用して、疑問点を一つひとつ解決しましょう。

プログラムの働きをできるだけ理解する

入門者のうちは、プログラムの細かな仕組みを理解することは容易ではありません。勉強を始めたばかりであれば、プログラムによって「どう動くのか」といった結果を知るだけでも十分です。

ある程度基礎を習得したあとは、「なぜ動くのか」といった仕組みやプロセスについても勉強してみましょう。プログラムの全体像を理解することで、プログラミングのスキルや学習スピードの向上にもつながります。

 

入門者におすすめのプログラミング言語

これからプログラミングを学びたいという入門者に向けて、習得しておくとよいプログラミング言語とその特徴を紹介します。

さまざまなプログラミング言語

JavaScript|汎用性が高い

JavaScript(ジャバスクリプト)は、OSに依存せずあらゆる環境で動作する言語です。入門者には習得が難しい言語とされていますが、汎用性が高いため、幅広いプログラムの記述に活用できます。

また、JavaScriptを理解することで他の言語を理解しやすくなるメリットもあります。あらゆる業界で通用する言語のため、初期段階の学習をおすすめします。

JavaScriptとは? 初心者向けプログラミング体験もできる!」で、JavaScriptについて詳しく紹介しています。

Python|学びやすい

Python(パイソン)は、AIや機械学習、統計・解析といった分野に用いられる言語です。AIは世界的に注目されている技術のため、比例してPythonの需要も高まっています。

身近なところでは、YouTubeやInstagramといったSNSでもPythonが利用されています。文法が非常にシンプルで学びやすいため、入門者にもおすすめです。

Pythonについては、「Pythonとは?Pythonを使ってできること・特徴を詳しく解説!」で詳しく紹介しています。

Swift|iOSアプリを作るなら

Swift(スウィフト)は、iPhoneで使用できるiOSアプリを制作するために用意された、Appleの標準開発言語です。

まだ新しい言語のため学ぶための情報は少ないものの、直感的に読み書きできるほか、エラーを修正しやすい言語ともいわれています。アプリケーション開発に興味がある方に習得をおすすめします。

PHP|Webサイトを作るなら

PHP(ピーエイチピー)は、Webサイトを作るために用いられる言語です。Webサイト制作の仕事は非常に多いため、需要の高いプログラミング言語とされています。

実際に、フリーランスエンジニア向けIT求人サイト『フリーランススタート』では、PHPの求人が15万件以上も存在します。

Webサイトを制作したい方はもちろん、プログラマーとして仕事をしたい方は、PHPを勉強すると就職や仕事で有利になります。

なお、PHPは人気の高い言語のため、インターネット上にさまざまな教材が用意されています。Udemyには5,000件を超える講座がありますし、文法もシンプルで学びやすく、入門者におすすめできる言語です。

PHPを使ってできることとは?得意分野を知ってWeb開発に生かそう!」で、PHPについて詳しくご紹介しています。

 

プログラミングの基礎知識と学び方、入門者が学び始めるのに最適なプログラミング言語について紹介しました。Udemyには、プログラミングに関わる講座が5,000件以上ありますので、プログラミングをこれから勉強しようという方は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

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作成者: 亀田 健司(プログラミング,IT,講師,C言語,C++言語,Java)

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評価:★★★★★
今後プログラミングに関わっていくうえで、まずは周辺機器や仕組み、歴史などといった基礎から学ばせていただけて、とてもよかったです。

評価:★★★★★
全くの初心者ですが、分かりやすく学べています。途中あり、理解度テストも良いと思いました。一本あたりの動画も短いため、難解と感じる所は何度も視聴する事で知識が定着できます。