プログラミング言語Rubyのメソッドの1つであるeach_with_indexについて丁寧に解説します。
Ruby each_with_indexは、一般的なeachメソッドに加えて、配列の要素の番号も扱うことができます(以下で詳しく解説します。)
全ての項目で、具体的なソースコードを例にしてRuby each_with_indexを丁寧に解説します。
なので、Ruby初心者でもeach_with_indexが理解できる内容となっております。
また、よくある疑問として挙げられる、値を0からではなく1から開始させる方法や、each_with_indexと似ているeach.with_indexメソッドについても解説します。
本記事だけでRuby each_with_indexについて完璧に網羅しています。
ぜひ最後まで読んで、Ruby each_with_indexをマスターしてください。
公開日:2016年6月24日
Ruby each_with_indexの書き方
まずは、each_with_indexの書き方からみていきましょう。
【Ruby each_with_indexの書き方】
配列名.each_with_index do |item, i|
・・・
具体的なソースコードでみていきましょう。
#から改行まではコメントです。(プログラムの動作に影響を与えません)
sports=[“サッカー”, “テニス”, “野球”]
#配列sportsを用意
sports.each_with_index do |item, i|
puts “#{i}番目の要素は#{item}です。”
end
【結果】
0番目の要素はサッカーです。
1番目の要素はテニスです。
2番目の要素は野球です。
・配列の要素(添字)は0から始まります。
・#{~}は変数展開といいます。
#{ }の中に式や変数を入れると、その式や変数が文字列の中に展開されます。
【変数展開の例】
name=”udemy”
puts “私は#{name}で学習します。”
【結果】
私はudemyで学習します。
あとは一般的なeach文と同じですね。each_with_indexでは、変数展開に気をつけましょう。
以上のソースコードの例から、Ruby each_with_indexが大体理解できたのではないでしょうか。
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先ほどのソースコードの例では、値(i)が0からスタートしていました。
しかし、0からではなく、1から始めたいという場合はどうしたら良いでのしょうか?(以下の様な結果にしたい)
1番目の要素はサッカーです。
2番目の要素はテニスです。
3番目の要素は野球です。
正解はとてもシンプルです。
puts “#{i}番目の要素は#{item}です。”
の「#{i}」を、「#{i+1}」に変更します。すると、以下のようなソースコードになりますね。
sports=[“サッカー”, “テニス”, “野球”]
#配列sportsを用意
sports.each_with_index do |item, i|
puts “#{i+1}番目の要素は#{item}です。”
end
【結果】
1番目の要素はサッカーです。
2番目の要素はテニスです。
3番目の要素は野球です。
Ruby each_with_indexで、値(i)を1から始めたい場合は、「#{i}」を「#{i+1}」に変更する。これをしっかり覚えておきましょう!
Ruby each_with_indexとeach.with_indexの違い
Rubyでは、each_with_indexに似たメソッドとして、each.with_indexがあります。
2つのメソッドの違いは何なのでしょうか?
each_with_indexでは、上記の通り、値は0から始まり、0以外の値から開始させたい場合は#{i+1}のように記述しなければなりませんでした。
しかし、each.with_indexを使えば、もっと手軽に0以外の値から開始させることができます。
each.with_indexの書き方は以下の通りです。
【Ruby each.with_indexの書き方】
配列名.each.with_index(開始させたい値) do |item, i|
・・・
これだけでは分かりにくいので、具体的なソースコードを紹介します。
今回は開始させたい値を30にしてみます。
fruites = [“リンゴ”, “メロン”, “ブドウ”]
#配列fruitesを用意
fruites.each.with_index(30) do |item, i|
puts “#{i}番目のフルーツは#{item}です。”
end
【結果】
30番目のフルーツはリンゴです。
31番目のフルーツはメロンです。
32番目のフルーツはブドウです。
ちゃんと値(i)が30から開始されてますね。
each_with_indexにおいて「#{i+1}」とする手間が省けました。
値を0以外から開始させたい場合はeach_with_indexよりもeach.with_indexの方が直感的には分かりやすいかもしれませんね。
いかがでしたか?Ruby each_with_indexについての理解ができましたか?
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