プログラミング言語Rubyのfor式について、プログラミング・Ruby初心者でもわかるように解説します。
※プログラミング言語Rubyでは、「for」はあまり使われず、「each」がよく使われるので、ぜひRuby eachについて解説した記事も合わせてご覧ください。
for式は、プログラミングやRubyの文法の中でも基本の1つです。
具体的でわかり易いソースコードを用いて解説しているので、本記事を読めばRuby forを必ず理解できるでしょう。
また、本記事ではRuby forでの配列の扱い方・ハッシュ(連想配列)の扱い方についても触れていきます。
本記事だけでRuby forについては充実の内容となっているので、ぜひ最後まで読んでRuby forをマスターしてください。
公開日:2016年6月25日
Ruby for の書き方と具体例
まずはRuby forの基本的な書き方を紹介します。
【Ruby for 書き方】
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for 変数 in 範囲 do ・・・ end |
※doは省略可能です。
さすがにこれだけではわかりにくいので、具体例でみていきましょう。
例えば、1~5までの数を順番に表示させるというシンプルなソースコードを記述してみます。
【Ruby for 具体例】
1 2 3 |
for num in 1..5 puts num end |
【結果】
1 2 3 4 5 |
1 2 3 4 5 |
ここで、1..5というソースコードがありますが、ピリオドを2つ連続で付ける(..)と、数字の範囲を指定することができます。
例:「20..50」→20から50までの範囲
今回の例だと、1から5までの数字が変数numに順番に代入されていき、putsされているので、上記のような結果となります。
Ruby forは、プログラミング文法の中でも特に基本的な事柄なので、必ず覚えておきましょう。
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Udemyで講座を探す >Ruby for で配列を扱う場合
Ruby forでは、配列も扱うことができます。
この章では、配列を扱う場合のforを、具体的なソースコードと共に解説します。
まず、配列を扱う場合の基本的なfor式の書き方を紹介します。
【Ruby for:配列を扱う場合の基本形】
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for 変数 in 配列オブジェクト do ・・・ end |
※doは省略可能です。
では、具体的なソースコードをみていきましょう。
※「#」から改行まではコメント(プログラムの動作に影響を与えない)です。
以下では、fruitesとfruiteの違いに注意してください。
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fruites = ["リンゴ", "桃", "メロン"] #配列fruitesを用意 for fruite in fruites put fruite + "を食べよう!" #配列fruitesを順に変数fruiteに代入 end |
【結果】
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リンゴを食べよう! 桃を食べよう! メロンを食べよう! |
配列を扱う場合のfor式でも、基本的な事は何も変わりません。
Ruby forでは、配列には複数形の名前を付け、出力するオブジェクトには単数形の名前を付けることが多いです。
そのことだけはしっかり覚えておきましょう。
Ruby forでハッシュを扱う場合
最後に、Ruby forでハッシュ(連想配列)を扱う場合について解説します。
こちらも具体的なソースコードと共に解説していきます。
ハッシュを使う場合は、変数をカンマ区切りで指定してあげます。
【Ruby for:ハッシュを扱う場合の基本形】
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for 変数1, 変数2 in 配列オブジェクト ・・・ end |
※変数1は、ハッシュのキーに相当する変数となります。
1 |
fruites = {:english => "英語", :french => "フランス語"} |
という配列があれば、キーはenglishとfrenchです。
※変数2は、ハッシュの値に相当する変数となります。
1 |
fruites = {:english => "英語", :french => "フランス語"} |
という配列があれば、値は英語とフランス語です。
では、ここで具体的なソースコードを紹介します。
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members = {:Taro => 25, :Haruka => 30, :Keisuke => 35} for name, age in members puts "#{key}は、#{value}歳です。" end |
【結果】
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Taroは、25歳です。 Harukaは、30歳です。 Keisukeは、35歳です。 |
※#{}は変数展開といいます。
#{}の中に式や変数を入れると、その式や変数が文字列の中に展開されます。
【変数展開の例】
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name = "udemy" puts "私は#{udemy}で学習します。" |
【結果】
1 |
私はudemyで学習します。 |
Ruby forでハッシュを扱う場合は、変数が2つ登場することに気をつけましょう。
いかがでしたか?Ruby forについて理解できましたか?
繰り返しになりますが、Ruby forはプログラミング言語Rubyの中でも基本的な式の1つです。必ずマスターしておきましょう!
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