Bootstrapとは?特徴・種類・使い方を初心者向けにわかりやすく解説

BootstrapでWeb開発を行いたいものの、

・Bootstrapの使い方が分からない…。
・セットアップ方法が知りたい…。

という方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、

・Bootstrapの特徴や種類
・Bootstrapを使ったコーディングの具体例

について解説します。

Web開発初心者の方でも、この記事を読めば、Bootstrapの基本的な使い方が理解できます。

公開日:2019/03/19

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Bootstrap(ブートストラップ)とは?

Bootstrapとは、WebサイトやWebページを効率よく開発するためのWebフレームワークです。

見た目を調整するCSSファイルや動きをつけるJavaScriptファイルが既に作成されており、それらの定義を呼び出すことで簡単に開発を進められます。

ボタンやログイン機能のように頻繁に使い、開発が面倒な機能をパッケージ化したものであり、自分で書くコードがアプリケーションの動作の主軸となるものとイメージしておけば良いでしょう。Bootstrapは見た目の調整を主としているため、CSSフレームワークと呼ばれることもあります。

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最新バージョンはBootstrap 5

Bootstrapの役割は、Webサイトの見た目や操作性に関わる部分を少ないコードで素早く形にすることです。例えば、社内向けの管理画面、コーポレートサイト、LPなど、デザインの独自性よりも開発スピードや一定の品質を優先したい場面で多く使われています。

一方で、ピクセル単位の細かいデザイン調整が求められるサイトや、既存のCSSを極力軽量に保ちたいケースでは、Bootstrapの定義済みスタイルが合わないこともあります。

Bootstrapの現行メジャーバージョンは、Bootstrap 5です。2026年3月時点での最新マイナーバージョンは2025年8月にリリースされた5.3.8で、アップデートが継続的に行われています。

バージョンアップにより、CSSカスタムプロパティで変数を指定できる場所が増え、デザインの柔軟性が高まりました。5.3以降は、ダークモードに対応しており、属性を指定するだけで簡単に対応できるようになっています。

Bootstrapでは、初心者がより簡単に使い始められるようにするため、ドキュメントの整備が進められています。前のバージョンからいくつかの大きな変更が加えられているため、対応できるように学習を進めることがおすすめです。

2026年3月時点では、次期メジャーバージョンであるBootstrap6の開発も始まっていますが、現時点では5系を学んでおけば問題ありません。

Bootstrapの特徴

Web開発の負担を軽くしてくれるBootstrapについて、どのような特徴があるのか詳しくご紹介します。

レスポンシブWebデザインを簡単に実装できる

Bootstrapの1つ目の特徴は、レスポンシブWebデザインに対応していることです。

レスポンシブデザインとは、1つのWebページでPC、スマートフォン、タブレットなどに異なる画面サイズやブラウザに対応するデザイン・レイアウトことを指します。

これを自力で実装する場合、「画面幅が◯px以下のときはこのスタイルを適用する」というCSSの条件分岐を、画面サイズごとに何パターンも書かなければなりません。

しかし、BootstrapならHTMLのクラス名に画面サイズの目印を付けるだけで、自動的にレイアウトが切り替わります。同じ1つのページでPCにもスマートフォンにも対応することができるため、PC用とスマートフォン用の2つのページを作る必要がありません。

Bootstrapに対応しているブラウザは下記の通りです。

■Mobile OS:Android・iOS
Chrome、Firefox、Safari(iOS)、Android Browser & WebView(Android v6.0+)

■PC OS:Windows・Mac
Chrome、Firefox、Microsoft Edge、Opera、Safari(Mac)

汎用性の高いフレームワークで幅広いWeb開発に使える

WebサイトやWebアプリ、個人の小規模サイトから業務用の管理画面まで、規模を問わず利用できることもBootstrapの特徴です。

Bootstrapなしでチーム開発をすると、メンバーごとにCSSの書き方がばらつき、デザインの統一だけでもコストがかかります。

Bootstrapには、あらかじめCSSファイルやJavaScriptファイルが用意されています。そのため、WebデザインやWebページの土台となるHTMLやCSSの知識がない初心者でも、簡単に扱えるように設計されています

HTMLやCSSについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
HTMLとは?初心者向けに基本構造からタグの使い方まで解説!
CSSとは?初心者向けにわかりやすく基本の書き方を解説!

実用的でデザイン性の高いUIコンポーネントが揃っている

コンポーネント(部品)とは、フォームやボタン、ナビゲーションなどのパーツのことです。Bootstrapを利用することで、制作者はコンポーネントを1から制作せずに、Bootstrapであらかじめ用意されているCSSなどを使用することができます

そうすることで、デザインについての知識がない人やセンスがないと不安に思っている人でも、ある程度の見栄えを確保することが可能です。

また、Bootstrapではフリーテーマを提供している「bootswatch」などからCSSファイルをダウンロードし、すでに配置されているCSSファイルと差し替えられるため、テーマや色合いの変更が容易です。

デバイスごとのデザインイメージ

 

Bootstrapの種類

Bootstrapは、大まかに以下の4つの種類に分けられます。

Bootstrap 5を使い始める初心者の方は、まず「Twitter Bootstrap」(Bootstrap本体)の使い方を覚えれば十分です。それ以外は、必要になったタイミングで調べる程度で問題ありません。

それぞれの種類について解説します。

Bootstrap本体(旧Twitter Bootstrap)

一般に「Bootstrap」といえば、この本体を指します。Bootstrapは、もともとTwitter社によって開発されたことから、かつては「Twitter Bootstrap」と呼ばれていました。現在は独立し、コミュニティベースで開発・メンテナンスが続けられています。

現在主流となっているBootstrap 5も、この本体の最新版です。まずはこのBootstrap本体を使って、グリッドシステムやコンポーネントの基本を押さえるのがおすすめです。

デザインを効率的に導入できるBootstrapテーマ

Bootstrapには、デザイン済みのテンプレート(テーマ)を適用する仕組みがあります。無料・有料に関わらずさまざまなテーマが用意されています。

例えば、『Now UI Kit』や『Material Design for Bootstrap』などが有名です。おしゃれなデザインを少ないコーディングで簡単に作ることができます。

以前はBootstrap公式のテーママーケットプレイスが存在しましたが、2025年に閉鎖が発表されました。現在は、bootswatchやStart Bootstrapといったサードパーティサイトでテーマを入手できます

Angularと組み合わせて使えるng-bootstrap

JavaScriptフレームワーク「Angular」とBootstrapを組み合わせて使うためのライブラリです。比較的大規模なWebアプリケーション開発で使われることが多く、AngularでUIを構築しつつ、Bootstrapのコンポーネントを活用したいケースで選ばれます

もともとはAngularJS向けに提供されていましたが、AngularJSは2022年1月にサポートが終了しています。現在は後継のAngular(2以降)に対応した「ng-bootstrap」が主流です。

Angularについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
Angularとは?特徴やインストール方法を分かりやすく解説

WordPress制作に特化したBootstrapテーマ

CMSの代表格であるWordPress用にカスタマイズされたBootstrapです。WordPressのテーマとしてBootstrapを組み込むことで、レスポンシブ対応やコンポーネントの活用が容易になります

かつては「BootstrapWP」が代表的でしたが、現在はほとんど更新されていません。WordPress × Bootstrap 5の組み合わせでサイトを構築したい場合は、「UnderStrap」などのスターターテーマを検討することをおすすめします。

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Bootstrapのセットアップ方法

ここからは、Bootstrap 5の導入手順を見ていきましょう。Bootstrapの導入方法は、大きく分けて「公式サイトからからファイルをダウンロードする方法」と「CDN(Content Delivery Network:コンテンツ配信ネットワーク)経由で読み込む方法」の2つがあります。ここでは、それぞれの手順を紹介します。

初心者の方には、ファイルのダウンロードが不要で、HTMLにコードを数行追加するだけで始められるCDN経由での導入がおすすめです。注意点として、Bootstrap 5ではjQueryが不要になっています。

Bootstrap 4以前の記事やテンプレートにはjQueryの読み込みが含まれていることがありますが、Bootstrap 5では不要です。

解説に使用するBootstrapのバージョンはv5.3.8です。違うバージョンを使用する方は適宜自分のバージョンに置き換えてください。

公式サイトからファイルをダウンロードして導入する方法

1.Bootstrapの公式サイトにアクセス

2.画面下の「ダウンロード」ボタンをクリック

Bootstrap 公式サイトTOP

3.Compiled CSS and JSの下にある「ダウンロード」ボタンをクリック

Bootstrapをダウンロード

4.3でダウンロードしたZIPファイルを解凍

5.4で解凍したフォルダにindex.htmlファイルを配置

以下は配置イメージです。

Bootstrap indexファイル

index.htmlに記載するコード例

6.index.htmlファイルをダブルクリックしてブラウザ上にテキスト「Hello, world!」と表示されることを確認

Bootstrap Hello, world!

CDN経由で導入する方法

CDN経由でBootstrapを利用する場合、ソースコード内にタグを入力するだけで導入が可能です。Bootstrapを導入したいHTMLファイルのソースコードに、次の2種類のタグを追記しましょう。

・CSSファイルを読み込むタグを<head></head>間に追記

・JSファイルを読み込むタグを<body></body>間に追記

以上の方法で、Bootstrapのセットアップは完了です。

Bootstrapの使い方:レイアウト編

ここからは、Bootstrapの具体的な使い方をレイアウト編とコンポーネント編に分けてご紹介します。レイアウト編で紹介するデザイン要素の作り方は次の通りです。

それぞれ詳しく解説します。

トグルボタンの実装方法

トグルボタンとは、クリック後にボタンからマウスカーソルを離しても、アクティブな状態が維持されるボタンです。トグルボタンを実装する際は、buttonタグに「data-bs-toggle=”button”」属性を指定します。

次の画像は、コードをブラウザで表示し、トグルボタン1のみクリックしてアクティブにした状態です。

Bootstrap トグルボタンの表示

アクティブな状態では、元の状態よりも少しだけボタンの色が濃くなります。また、activeクラスとaria-pressed=”true”属性が追加されます。

ナビゲーションバーの作成

ページ上部のナビゲーションバーは、<nav>のタグに「navbar」や、「navbar-expand-{sm, md, lg, xl}」などを指定することで表示できます。また、「background-color」のスタイルを指定することで、背景色の変更が可能です。

コードをブラウザで表示すると、次のようにナビゲーションバーが表示されます。

Bootstrap ナビゲーションバーの表示

ビッグイメージを使ったレイアウトの作り方

ビッグイメージとは、サイトの第一印象を左右する大きなビジュアル領域のことです。Webサイトで最も大きな写真を挿入する部分がビッグイメージと呼ばれます。

Bootstrapでは、imgタグに「img-fluid」クラスを適用するだけで、親要素のサイズに比例して大きさが自動調整されます。内部的にはimgタグのCSSに「max-width: 100%; height: auto;」が適用される仕組みです。

Bootstrap ビッグイメージの表示

Bootstrapの使い方:コンポーネント編

Bootstrapでは、アイコンやボタン、テーブルなどのコンポーネントが用意されています。ここからは、以下のコンポーネントの使い方を解説します。

アイコンの使い方

Bootstrapでは1,800種類以上のアイコンを無料で利用できます。Bootstrap Iconsの公式サイトにアクセスし、ページ下部にある「CDN」のコードをコピーしましょう。

Bootstrap IconsのCNDコードコピー画面

コピーしたコードをHTMlファイルの<head></head>間にペーストします。

次に、公式サイトから使用したいアイコンのページにアクセスして「アイコンフォント」のタグをコピー、ページ内でアイコンを表示したい位置にペーストしましょう。例えば、トロフィーのアイコンを表示するためのタグは次の通りです。

ブラウザで表示すると、アイコンが表示されました。

Bootstrap アイコンの表示

ボタンの実装方法

ボタンの表示方法は簡単で、下記のようにコードを差し込むだけです。

Bootstrap ボタン

色の変更は、a要素、button要素のclassに“btn btn-{プロパティ名}”を追加することで可能です。

Bootstrapにはボタンに適用できる基本色がいくつか用意されており、それぞれにプロパティ名(クラス名)が割り振られています。そのため、危険なアクションを示すボタンの場合、プロパティ名に「danger」と入力すると自動でデンジャーカラーの赤色に変更されます。

各プロパティ名に連動する色はBootstrapのテーマごとに異なります。プロパティ名はprimary、secondary、success、info、warning、danger、light、darkなどがあります。

なお、カスタムCSSを使用して色をカスタマイズすることも可能です。

サイズの変更は、以下のようにa要素、button要素のclassに「“btn-{プロパティ名}”」を追加することで変更可能です。

Bootstrap Blueのボタン

その他のボタンのオプションについてはBootstrap公式サイトをご確認ください。

テーブルを見やすく整える方法

次にテーブルの利用方法をご紹介します。

テーブルを表示したいときは、以下のように「class=”container”」の中のtable要素に対して「class=”table”」をつけます。

Bootstrap テーブル

続いて、セルの背景色を変えます。背景色を変更する際は、「tr要素/td要素」のclassに対してtable-active、table-success、table-warning、table-danger、table-infoのいずれかを指定します。

テーブルをレスポンシブ対応する際は「div class=”container”」要素と、table要素の間に「div class=”table-responsive”」要素を追加します。テーブルの横幅がコンテナ幅を超えた場合にスクロールバーが出現します。

スクロールバーが出現

最後に枠線を追加する方法です。table要素のclassに対して「table-bordered」を追加すると枠線が表示されます。

Bootstrap テーブル 枠線

1行間隔で背景色を変えたい場合は、table要素のclassに対して「table-striped」を追加することで変更可能です。

Bootstrap テーブル 背景を変える

その他のテーブルのオプションはBootstrap公式サイトをご確認ください。

グリッドシステムを使ったレイアウトの作り方

Bootstrapの特徴の1つであるレスポンシブWebデザインは、グリッドシステムによって実現されています。

グリッドシステムとは、閲覧者が使うデバイスによってWebページの構造を変化させるための仕組みです。下記のルールでデザインをしていきます。

  1. class=”container”か”container-fluid”の中に記載
  2. class=”row”の中に記載
  3. class=”col-{prefix}-{columns}”の形式
  4. {columns}は合計値が12になるように指定

PC画面の場合

Bootstrap グリッドシステム PC画面

Mobile画面の場合

Bootstrap グリッドシステム Mobile画面

上記のコードのように、「col-{prefix}-{columns}」の形式で合計値12を振り分けます。そうすることで、PCやモバイル・タブレットなど様々なデバイスに対応できるWebページを簡単に作成できます。

実際に使う際は、以下の対応表(グリッドシステムのprefix画面サイズ)も参考にしてください。

対応デバイス 画面サイズ prefixの指定方法
(*は数値)
prefixの意味
大型デスクトップ 1400px以上 col-xxi-* Extra extra large
デスクトップ 1200px以上 col-xl-* Extra large
992px以上 col-lg-* large
タブレット 768px以上 col-md-* Medium
(縦)576px以上 col-sm-* Small
モバイル 576px未満 col-* (デフォルト)

また、d-none(非表示)とd-{breakpoint}-block(表示)を組み合わせることで、デバイスにより表示・非表示の制御が可能です。必要に応じて設定してください。

例:スマホでは非表示、md(768px)以上で表示する場合

フォームの作り方

Bootstrapを活用すれば、フォームも効率よく実装できます。使用ルールは以下の通りです。

  1. formタグの中
  2. 「class=”mb-3”」を入れる
  3. inputタグに「class=”form-control”」を付ける
  4. labelタグに「class=”form-label”」を付ける
Bootstrap フォーム

上記の他にもオプションを活用して表示方法を変えることができます。

★フォーム項目を1行に並べる方法(インラインフォーム)
Bootstrap 4までのform-inlineクラスはBootstrap 5で廃止されました。代わりに、row row-cols-lg-auto g-3 align-items-centerを使うことで同様のレイアウトを実現できます。

(サンプルコード)

Bootstrap フォームライン

★フォーム項目を水平に配置する方法

formタグに「class=”form-horizontal”」を付ける

ラベルと入力欄を左右に配置されたフォームイメージ

★ラベルと入力欄を左右に配置する方法(水平フォーム)

各フォーム項目をrowで囲み、labelにcol-sm-2 col-form-label、入力欄の親要素にcol-sm-10を指定します。

(サンプルコード)

その他のフォームののオプションはBootstrap公式サイトをご確認ください。

 

Bootstrapを利用して効率的に開発しよう

Bootstrapを利用すると、Webページのデザインを簡単なコードで効率よく構築できます。

レスポンシブ対応や、ボタン・フォーム・テーブルなどのUIコンポーネントがあらかじめ用意されているため、開発スピードを高めながら、一定のデザイン品質も保ちやすいのが特徴です。

特に、Web制作を学び始めたばかりの方や、HTML・CSSだけではレイアウト構築に不安がある方にとって、Bootstrapは心強い選択肢といえるでしょう。

まずはCDNで導入し、グリッドシステムやよく使うコンポーネントから試してみるのがおすすめです。

Bootstrapを使ったWebサイトの構築方法について詳しく学びたい方には、以下の講座がおすすめです。

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評価:★★★★☆
丁寧にCSSやBootStrap5解説、コーディング演習ができ非常に理解がすすみWebアプリ開発(ASP.netコア)基礎固めができました。今まで理解できなかったHTML/CSS/BootStrap部分の実装意味がわかり理解がすっきりできるようになりました。

評価:★★★★☆
HTML、CSSの基本からBootstrapの使い方まで解説されており、勉強になった。実践演習で理解を深めることが出来た。ボリュームが多いのでポイントが記載された資料があると、より良いとと思った。

Boostrapを活用してWeb開発を始めましょう!