写真活用SNSのインスタグラム。2010年に始まったこのサービスですが、利用者数が近年急激に増加しています。
また最近、このサービスを活用する企業が増えおり、これから活用する、またはすでに利用していて、今後よりビジネスに活用していかなければならない。というかたも多いのではないでしょうか?
今回は、サービス開始時よりインスタグラムの動向をウォッチし、インスタグラムマーケティングを自社でも行っている筆者が、企業のインスタグラム活用におけるメリットや、そもそもインスタグラムでのPRに向いている企業、さらにフォロワーを増やして効果的な運用をするコツなどをご紹介させていただきます。
「Facebookはやっているけれどもインスタグラムはまだ手をつけていない。」「SNSマーケティングは始めたばかりだ。」そんなマーケティング担当者さんも是非参考にしていただければと思います。
インスタグラムは他のSNSサービスとどう違う?
インスタグラムが注目されているのは、ユーザー数の増加だけではありません。インスタグラムが今なぜ注目されているのか、他のSNSと比較しながらご紹介します。
1,ビジュアルメインのSNS
インスタグラムが他のSNSと最も異なるのは、ビジュアルをメインとしたメディアということです。
視覚で伝わる情報がユーザーの共感や憧れを生み、つながりを生み出しています。いわゆる“シズル感”のある写真がインスタグラムの特徴と言えるでしょう。
2,シェア・リツイートなどの機能が無い。
また、インスタグラムにはシェア機能やリツイート機能にあたるものがありません。
それはインスタグラムが拡散性よりも、よりクローズドなユーザー体験を重視したメディアだからです。自分がフォローした人の投稿によって心地よいタイムラインが構成されるよう設計されているのです。
3,ハッシュタグの使い方
ハッシュタグというキーワードの設定が可能です。FacebookやTwitterにもありますが、「#キーワード名」で表されるハッシュタグを検索することで、そのハッシュタグがついた投稿一覧を見ることができます。ただ、他のSNSと違い、TwitterのようにハッシュタグがTOPページ上でうたわれるようなこともなく、拡散を目的とするものではなく、興味のある写真や投稿者を見つけるための、あくまでユーザーの検索手段であることが特徴です。
\文字より動画で学びたいあなたへ/
Udemyで講座を探す >企業がインスタグラムを活用するメリットとは?
では、なぜ企業がインスタグラムアカウントを持つほうが良いのでしょうか。
そのポイントと、どのような業種がインスタグラムに向いているのかをご紹介します。
インスタグラムの企業メリット
インスタグラムのユーザー数は、日本でも着実に増加傾向にあります。アクティブユーザー数は遂にツイッターを超えたと言われています。ユーザー数が多いということはそれだけリーチできる潜在顧客が多いという事もあり、企業の大きな活用理由となっています。
特にインスタグラムユーザーは70%以上が女性であり、他SNSよりも若い層が多いです。
このような層をターゲットにしている企業は、効果が出やすいです。
また、写真や動画で訴求することで、ユーザーの感情に訴えかけやすくなります。
食品、イベント、アパレル、飲食など、ビジュアル要素が強く影響する業界にはぴったりでしょう。
フォローされることで、継続的に顧客・潜在顧客と接触することができ、企業のファンを創出することができるインスタグラムは、長期的に見ても有益な施策となるでしょう。
インスタグラムでフォロワー数を増やすために!
多くの企業が抱えてしまう問題が、フォロワー数の確保です。
せっかく企業アカウントを開設しても、フォロワーが増えなければビジネスに生かしているとはいえません。実際に私がお手伝いさせていただいているお客様もこのお悩みが非常に多くありました。
上手にフォロワーを増加するためのポイントを紹介します。
1,テーマ・コンセプトの明確化
まず、明確なテーマ・コンセプトをもつことが大切です。ビジュアルが大半を占めるインスタグラムでは、何を発信したいかよりも、いかに共感してもらえるかが重要です。
2,なんといっても写真の質
写真の質は、最も大事な要素の一つです。目を惹く被写体、印象的なフィルター加工など、インスタグラムユーザーの共感を得やすい美しい写真の投稿はマストでしょう。
予算に余裕があれば、プロのカメラマンに撮ってもらった写真を投稿するなどで反応が変わるでしょう。もちろんデジタル一眼などで、背景をぼかす工夫などした写真だけでも効果は変わってきます。
3,実は重要なハッシュタグ選定
ハッシュタグの選定も大切です。インスタグラムユーザーはハッシュタグの検索によって、気に入った投稿主をフォローするからです。1つの投稿には複数のハッシュタグをつけることができるので、ユーザーに見つけてもらいやすいワードをいくつか選びましょう。
4,気をつけた方がいい他のSNSとの連携
FacebookやTwitterとの連携は、同時投稿が可能になり、企業アカウントの一括管理が可能になるメリットがありますが、安易にそれをやることは控えた方がいいです。
各SNSによって、ユーザーの求める体験が異なるからです。
- インスタグラムでは魅力的な写真を投稿しファンを増やす努力を、
- Facebookでは文字をメインに、有益な情報の配信を、
- 文字制限があり拡散性の高いTwitterではインパクトのあるツイートをすることを
それぞれのSNSに求められる情報を考慮することで、より効果的な運用が可能です。
5,インスタグラム広告にも注目
また、インスタグラムの活用方法は、企業アカウントをもつことだけではありません。有料で出稿する広告では、リーチしたいユーザー群にターゲットを絞り、投稿や、商品の広告などをタイムラインに表示させ、ごく自然な接触機会を生み出すことが可能なのです。
通常の写真投稿と同じ形式でタイムラインに表示させることが可能な「リンク広告」や「アプリインストール広告」は、リンクから自社サイトやインストール画面に誘導できることが強みです。
「動画広告」では、ストーリー性のあるコンテンツを発信できるため、ブランディング強化を目的とした運用が適しているでしょう。
インスタ広告を始めるなら今!
いかがでしたでしょうか。インスタグラムのフォロワーを増やすことは、企業のファンを増やすことにもつながります。
まだまだ参入していない企業が多い今だからこそ、先駆けて始めることがインスタグラムマーケティング成功への一歩です。
最新情報・キャンペーン情報発信中