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- 2016/10/14
エクセルでグラフを作成する方法。棒グラフ・折れ線グラフ・複合グラフも簡単!
社内会議やクライアントへのプレゼン資料など、ビジネスシーンでグラフを目にする機会は多いと思います。グラフの大きなメリットは、数値の変化や差異を瞬時に理解できる点にあります。
今回は、日常業務でエクセルをよく使う筆者が、グラフの特徴や基本的な作成・編集の方法のほか、複数のグラフを複合させる応用手順をご紹介します。この記事を読み終える頃には、グラフ作成のプロになれるかもしれませんよ。(バージョンはOffice 2010で統一)
エクセル・グラフの基本的な作り方
エクセルのグラフは、羅列された数字だけでは理解しにくいデータの変化や割合などを視覚化するために使われます。初めに、グラフの基本的な作り方を解説します。
まず、エクセルのグラフにしたい対象データの範囲を選択します。グラフの対象となるデータの選択は、必ず長方形に範囲指定しましょう。連続しない離れたセルであっても「Ctrl」キーを押しながら範囲指定することで選択が可能です。
範囲を選択したら、「挿入」タブの「グラフ」、「すべてのグラフ」からさまざまな種類のグラフを選択することができます。
データに合ったグラフの形を選びましょう。
棒グラフ
期間内の変化や項目間の比較をするのに適しています。最もシンプルな形式で、横に並べてグループごとの集計値を比較したり、積み上げて全体の構成比率を表現することもできます。
【エクセルで作った棒グラフの例】
折れ線グラフ
一定期間のデータの変化や増減を示すのに適しており、Webサイトへのアクセス数や支持率の推移などによく使われています。複数の折れ線グラフを重ねてデータを比較したり、棒グラフなど他のグラフと組み合わせて表現されることもあります。
【エクセルで作った折れ線グラフの例】
円グラフ
各項目の構成割合を表しています。データ系列が1つしかない場合に使用され、各要素を強調するために3-D形式で段差をつけて表現されることもあります。
エクセルでクオリティの高い円グラフを作成する方法については、誰でも簡単に出来る!エクセルでワンランク上の円グラフを作る方法をご覧ください。
【エクセルで作った円グラフの例】
散布図
複数の数値間の高低や拡散の関係を示すのに適しています。XY座標の数値軸からXY図とも呼ばれ、統計データなどの数値データを表示する場合に使用されます。エクセルでは、相関係数も求めることができます。
【エクセルで作った散布図の例】
エクセル・グラフを自在に編集!
エクセルのグラフには、多くのテンプレートが用意されているため、簡単に種類の変更や複合化したグラフを作成することができます。また、グラフの種類は、「挿入」タブの「グラフ」から選択すると、作成後でも簡単に変更することができます。
グラフを修正する
グラフを修正したい場合は、修正したいグラフを選択し「グラフツール」タブから変更します。例えば、縦の数値軸をクリックして選択し、「グラフツール」の「書式」から「選択対象の書式設定」を選択すると、縦軸の数値の目盛り幅や境界値などを変更できます。
右側の書式設定で「表示単位」を修正することで数値の単位を変えたり、「目盛間隔」から間隔を変更することもできます。目盛りは、間隔が大きいほど見やすくなるので、ターゲットの数値を強調することができます。グラフタイトルなど編集したい箇所をダブルクリックすると、直接編集することも可能です。
複数のグラフを同じサイズに設定する
複数のグラフの大きさを一度にそろえることができます。「Shift」キーを押しながらグラフをクリックしていくと、複数のグラフを選択できます。
「描画ツール」の「書式」タブ、「サイズ」のグループから設定したいグラフの縦横の長さを設定します。
すでに選択している複数のグラフは、サイズを変更することで動的に変更されていくので、グラフを見ながら適度な大きさに調整できます。
複合グラフを簡単作成!
複合グラフとは、データの傾向や遷移を相対的に比較するために使われ、2つのデータを重ねることで動向と関係性がひと目で理解できます。
ここでは、英語・国語・数学の個人の点数を棒グラフに、個人の平均点を折れ線グラフで表している場合を例に挙げて解説します。
グラフを追加して作成する方法
1)まず、英語・国語・数学、個人の平均点で一般的な縦棒グラフを作成します。
2)グラフ全体を選択して、「グラフツール」タブ→「デザイン」にある「行/列の切り替え」を選択します。
3)平均点の棒グラフをクリックします。(選択するのは1つだけで大丈夫です。)
4)「グラフツール」タブ→「デザイン」にある「グラフの種類の変更」を選択します。
5)すると、「グラフの種類の変更」というウインドウが現れるので、変更したいグラフの種類を選択します。今回は「折れ線」を選んでみます。「折れ線」を選択したら、「OK」をクリックします。
6)すると、以下のように、平均点のグラフが折れ線グラフに変更され、棒グラフと折れ線グラフの複合グラフが作成されました。
テンプレートから作成する方法
Excel 2013から新機能として複合グラフのテンプレートが設置され、より簡単に複合グラフが作成できるようになりました。
1)データを選択し、「挿入」タブの「グラフ」から「すべてのグラフ」を選び、「組み合わせ」を選択します。
2)下段の系列(顧客動員数と売り上げ)ごとにグラフの種類を選択します。
これだけで、複合グラフが作成できます。あとは、「軸の書式設定」などで間隔や表示単位などを編集していきます。
複合グラフの中にも縦棒と折れ線グラフや積み上げ面と縦棒グラフなどがあります。いろいろな組み合わせの複合グラフを作成してみてください。
データをグラフ化してわかりやすく!
実際のビジネスシーンで説得力のある資料を作成するには、グラフによる訴求は欠かせません。社内用や顧客へのプレゼンに使ったデータがあれば、それを練習台にしてグラフ作成をしてみてはいかがでしょうか?グラフは直感的理解を促すツールです。読み手の視点に立ち、アピールしたい箇所をクローズアップする工夫をしてみましょう。
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