Java言語を学習したいものの、
・何から学べばよいかが分からない…。
・効率的な学習方法が知りたい…。
という方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、
・Java言語の特徴や人気の理由
・Javaエンジニアになるための学習ロードマップ
について解説します。
プログラミングの学習が初めての方でも、この記事を読めばJavaを習得するためのポイントや効率的な学習方法がわかります。
公開日:2024年3月28日
Javaとは?言語の特徴や人気の理由
Javaは、トレンドの変動が激しいプログラミング業界の中で、圧倒的なシェアを維持している人気の高いプログラミング言語です。また、Javaエンジニアは様々な分野で高い需要があります。Java言語の特徴や人気の理由は次の通りです。
Webアプリから大規模アプリの開発までできる
Javaの特徴として、機能の多様性と汎用性の高さが挙げられます。Javaによるプログラミングを習得すると、様々な種類のアプリを開発することが可能です。
Javaは、コードを再利用し、一定の機能のまとまりをもったモジュールを開発できるように設計されています。モジュールを組み合わせることで、Webアプリから大規模なシステムまで幅広く開発できる点がJavaの特徴です。
Javaの基礎知識については、「Java入門!言語の特徴や環境構築・基本処理の記述方法を解説!」をご覧ください。
Javaを用いて開発できる具体的なアプリには、次のようなものがあります。
アプリの種類 | 具体例 | Java以外に必要な技術 |
Webアプリ(フロントエンド) | ECサイト、SNSなど |
・HTML ・CSS ・JavaScriptなど |
Webアプリ(バックエンド) | 会員情報管理、決済処理など | ・フレームワーク(Spring Bootなど) |
Androidアプリ | カメラ、メッセージ送信など |
・Android Studio ・Kotlinなど |
iOSアプリ | 音楽、ニュース配信など |
・Objective-C ・Swiftなど |
キャリア・求人案件が豊富
Javaは、システム開発会社だけでなく、金融業や保険業、小売業、製造業など幅広い分野の企業でもJavaによる開発が行われています。そのため、求人案件が豊富な点がJavaの特徴です。
Javaエンジニアは、ITシステムやWebサイト、アプリ、基幹系システムなどの開発を担当します。Javaは、フレームワークが充実しているため、大企業や自治体でも利用されている点が強みです。経験と実績を積めば、フリーランスのJavaエンジニアとして独立することもできます。
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Udemyで講座を探す >Javaエンジニアになるための学習ロードマップ
Javaエンジニアになるためには、Javaだけでなく様々な周辺知識を学ぶことが大切です。ここでは、Javaエンジニアに必要な知識を効率的に習得するための学習ロードマップを紹介します。
それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。
Java学習ロードマップ①Javaの基礎を学ぶ
まずは、Javaでプログラミングコードを作成するための基礎知識を学びましょう。未経験からエンジニアを目指す場合は、Javaの基本構文やデータ型、for文などの記述方法をマスターすることが必須です。
データ型とは、プログラミング言語で取り扱うデータの種類を指します。プログラミング言語によって扱えるデータ型が異なるため、まずはJavaのデータ型について学びましょう。
for文とは、プログラム内で同じ処理を繰り返し行うためのコードの書き方です。Javaにはfor文のほかにも、while文やreturn文などいくつかの制御構文があります。それぞれの機能や記述方法を学び、利用シーンに合わせて適切なコードを書けるようにしましょう。
for文やwhile文については、「Java for文を初心者でも理解!重要なbreakとcontinueの違いも理解しよう!」や「Java while文が初心者でもわかる!一緒に知りたい知識も紹介!」をご覧ください。
Java学習ロードマップ②最低限のHTML・CSSを学ぶ
HTMLとCSSは、Webサイトを作成するためのプログラミング言語です。HTMLでWebページに表示するテキストや見出しの構造などを記述し、CSSでデザインやレイアウトを調整できます。
ただし、WebデザイナーではなくJavaエンジニアになることが目的であれば、HTMLやCSSの習得に時間をかけすぎることはおすすめできません。必要最低限の基礎知識を、短期間で集中して学ぶことを意識しましょう。
HTMLやCSSの基礎知識を効率的に学びたい方には、以下の講座がおすすめです。
Java学習ロードマップ③簡単なアプリを作る
プログラミングの基礎知識が身についたあとは、実際にアプリを作る実践的な学習が効果的です。簡単な機能をもったアプリを作成してみましょう。
アプリを作ることで、開発プロセスやシステムについての理解を深め、エンジニアとしてのスキルアップが可能です。
Java学習ロードマップ④オブジェクト指向を学ぶ
Javaのプログラミング言語は、「オブジェクト指向」と呼ばれる考え方をベースに設計されています。オブジェクト指向とは、特定の機能を持ったオブジェクトと呼ばれる部品の組み合わせによって、より大きなシステムを構築する考え方です。
Javaでオブジェクトとして扱われる主な機能には、次のようなものがあります。
- クラス
- インスタンス
- インターフェース
- ポリモーフィズム
- カプセル化
これらの機能について理解し、オブジェクト指向によるシステム開発を学びましょう。
Java学習ロードマップ⑤データベース(SQL)を学ぶ
SQLとは「Structured Query Language」の略称で、データベースを操作するためのプログラミング言語です。SQLを使うと、データベースへの新規データの登録や削除、条件に合うデータの検索などができます。
Javaエンジニアを目指す場合は、HTMLやCSSと同様に、SQLについても短期間で集中的に学習することがおすすめです。
SQLの基礎知識については、「【SQL入門】データベース言語の基礎知識を学んでMySQL環境で実践しよう!」をご覧ください。
Java学習ロードマップ⑥ライブラリ・フレームワークを学ぶ
プログラミング言語には、特定の機能をまとめて使いやすくした「ライブラリ」や、基本的な骨組みを利用することで開発効率を高める「フレームワーク」といったものが用意されています。Javaにも数多くのライブラリとフレームワークがあり、使い方を学習することで開発の効率化が可能です。
特に、「Spring」はJavaの開発で主流なフレームワークのため、基本的な使い方を習得しておきましょう。
Spring Frameworkについて詳しくは、「JavaでのWeb開発に便利なSpring Bootとは?メリットや最適なIDEを紹介」をご覧ください。
Java学習ロードマップ⑦Git・コマンドを学ぶ
Gitとは、プログラミングコードなどのバージョンを管理できるツールのことです。一般的に、Javaでアプリやシステムを開発する際にはGitでバージョン管理を行います。
コマンドとは、一定のルールに沿った文字列を入力し、コンピューターやシステムを操作する方法です。例えば、Gitの操作ではファイルの状態を表示する「git status」や、変更を確認する「git diff」などのコマンドが利用されます。
GitやコマンドはJavaエンジニアの基礎知識として重要なため、使い方を学んでおきましょう。Gitの詳しい使い方については、「Gitの使い方がすぐわかる!作業の手順を3ステップで紹介」をご覧ください。
Java学習ロードマップ⑧実際にWebアプリを開発する
これまでのステップで学んだ基礎知識をさらに定着させるためには、実践的な練習が大切です。Webアプリを開発し、学んだ知識を適切に利用できるかを確認しましょう。
試行錯誤しながら多くのWebアプリを開発することで、Javaエンジニアに求められる実践的な知識やスキルが身につきます。
Webアプリの開発手順について詳しくは「Webアプリの開発手順とは?Webアプリの仕組みから公開方法までを解説!」をご覧ください。
Javaを独学で習得する学習方法3選
学習ロードマップに沿ってJavaの知識を独学する方法には、動画や本、プログラミングサイトなどがあります。それぞれの学習法の特徴は次の通りです。
本で学習する
Javaに関する専門書籍には、基本的な概念から詳しい機能まで、幅広い知識が紹介されています。サンプルコードや実例が掲載されている本も多く、コードを参考にしながらプログラミングスキルを学ぶことが可能で、インターネット接続が無い環境でも学習を進められます。
プログラミングサイトで学習する
プログラミングサイトでは、プログラミング言語やアプリの種類などに応じて必要な知識を効率的に独学することが可能です。情報が更新されているプログラミングサイトでは、最新の情報をもとに必要な知識を身につけられます。
動画で学習する
プログラミング学習者向けのオンラインプラットフォームやチュートリアルサイトでは、動画でJavaの知識を独学できます。実際の開発画面などを動画で確認できるため、スムーズに学習できるでしょう。
Udemyのようにインタラクティブな演習が用意されているプラットフォームやサイトでは、手を動かしながら主体的に学ぶことが可能なので、Javaを効率的に学習したい方におすすめです。
Javaを効率よく学習しプログラミングスキルを習得しよう!
Webアプリから大規模アプリまで幅広い開発に活用されているJavaは、汎用性の高いプログラム言語です。動画や本、プログラミングサイトなどの学習方法から自分に合ったものを選び、今回紹介した学習ロードマップを参考にしてください。
また、以下の講座では、Web開発のためのJava学習ロードマップを分かりやすく紹介しており、無料で受講できます。Javaエンジニアに求められる基礎知識やスキルを独学で身につけたい方にはおすすめです。
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講座を見てみる評価:★★★★★
JDBCを介してWEBプログラムを作成することができるようになり、大変勉強になりました。基本的な内容でしたが、応用が利くコンテンツでした。
評価:★★★★★
Webシステムの基本の仕組みをザクッと学習できました。過去に得た断片的な知識や忘れてしまった記憶がつながる感じでした。プログラミングやらHTTPやらの予備知識はあるが、Java、Webが分かったような分からないような、もしくは殆ど忘れてしまった、という人に向いていると思います。環境構築から学習出来たのでとても良かったです。JDK以外は2020年5月の最新版で行いましたが、特に問題はありませんでした。
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