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Webアプリの開発手順とは?Webアプリの仕組みから公開方法までを解説!

Webアプリケーション(以下、Webアプリ)は、サーバ側で動作し、ユーザーがインストールしなくても利用できるアプリケーションです。Webアプリを開発するには、HTML / CSSやJavaScript、PHPといったプログラミング言語や、MySQLなどを使ったデータベースの知識・スキルが必要です。

この記事では、Webアプリの仕組みや開発方法について、詳しくお伝えします。

Webアプリ開発の前に知っておくべきこととは?

Webアプリとは、Web技術を利用して動作するアプリケーションのことです。Webアプリは、Webサーバが実行し、インターネット上で操作できるため、アプリケーションを端末にインストールすることなく利用できます。

GmailやYahooメールなどのフリーメールや、楽天などのECサイトは、Webアプリにあたります。これらのWebアプリは、ユーザー登録し、ログインして利用します。

ほかにも、ブラウザ上で入力された数値から計算結果を出力する、計算機のアプリケーションや、ファイルの圧縮形式を変換するアプリケーション、ブラウザ上で遊ぶことができるブロック崩し等のゲームも、Webアプリに該当します。

WebアプリとWebサイト・スマホアプリとの違い

まず、WebアプリとWebサイトの違いを解説します。両者に共通するのは「ブラウザ上で閲覧する」という点ですが、WebアプリとWebサイトでは、動作や機能に違いがあります。

「Webサイト」は、HTML / CSSで記述されている、単純で静的なWebサイトのことを指します。管理者が内容を更新しない限りは、サイト閲覧者の動作にかかわらず、同じ情報を表示します。一般的な企業ホームページなどをイメージしてください。

一方、「Webアプリ」は、ユーザー側から操作や投稿ができる、動的なWebサイトのことを指します。JavaScriptやPHPなどを用いてWebサーバと通信を行い、同じURLのWebページでも、ユーザーの操作に応じて画面の表示が変わります。

TwitterやYouTubeが、分かりやすいWebアプリの例です。どちらも、アプリをダウンロードしなくても、ブラウザ上でコメントの投稿や、「いいね!」などの評価、ユーザーのフォローなどのアクションができます。

Webアプリでいいね!をもらう

次に、Webアプリとスマホアプリの違いを見ていきましょう。最も大きな違いは、「端末上へのインストールが必要かどうか」という点です。

スマホアプリやOffice等のパソコンのアプリケーションは、端末にインストールして使用します。必要に応じてネットワークにアクセスするものの、主な動作は端末上で行います。このようなアプリケーションを「ネイティブアプリ」と呼びます。

それに対して、Webアプリは端末上ではなく、Webサーバ上で動作します。ユーザーは、アプリケーションを端末にインストールせずに利用可能です。Webアプリは、インターネット環境とブラウザがあれば利用できるため、ユーザーの端末環境に依存しない点がメリットです。

近年では、先ほど例に挙げたTwitterやYouTube、ECサイトなど、Webアプリとネイティブアプリの両方で利用できるサービスも多く開発されています。

携帯でSNSや買い物をする

Webアプリ開発の基本的な考え方:CRUD

次に、Webアプリを開発する際に理解しておきたい、Webアプリの基本的な考え方、「CRUD(クラッド)」について解説します。CRUDとは、Webアプリが実装する必要のある、4つの基本機能の頭文字を並べたものです

機能意味例:SNSの場合
Create新規作成新規投稿
Read読み込み投稿の表示
Update更新投稿の編集
Delete削除投稿の削除

 

例外もあり、計算機のWebアプリのように、一時的に使用するようなアプリケーションの場合は、4つの機能すべてを実装しなくてもよいことがあります。

ただし、ユーザー登録・ログインして利用するようなWebアプリでは、CRUDの機能の実装がほとんど必須といえます。

Webアプリを新規開発する際には、CRUDがそのWebアプリで実現できるようにしましょう。

 

Webアプリの開発言語・フレームワークは何?

プログラミング言語には、PHP、JavaScript、Python、GO、Kotlin、Java、Swift、C#などの種類があり、それぞれに長所・短所があります。Webアプリ開発に使用する言語は、開発したいアプリケーションの内容に合わせて選びましょう。

目的に合致していない言語を選んだ場合は、開発に時間がかかったり、動作が遅くなったりするなどの弊害が出ることもあります。

HTML / CSSやRubyなどの開発言語の詳しい説明は、「初心者必見!Webアプリケーション開発に必要な知識と手順とは?」をご覧ください。

Webアプリを開発する

アプリケーション開発には、「フレームワーク」を利用するのが一般的です。フレームワークとは、多くの開発に共通する一般的な機能や、定型コードをまとめたものです。

フレームワークを利用することで、1からコーディングしなくても、基本的な機能の実装が可能です。PHPにはLaravelやCakePHP、PythonにはDjangoFlask、RubyにはRuby on Railsなど、主要なプログラミング言語にはフレームワークが用意されています。

言語やフレームワークの選択方法については、後述します。

 

Webアプリ開発の具体的な手順を解説!

Webアプリ開発の具体的な手順について解説します。

①Webアプリの仕組みを理解する

Webアプリケーションの開発は、「フロントエンド」と「バックエンド」に分けることができます。

フロントエンドとは、ユーザーに見える部分のことです。画面に表示される文章や画像、ボタンやリストといったオブジェクトの配置などを行います。

ユーザーが入力した情報をサーバに送信する、ユーザーのクリックに対する応答をプログラミングするといった作業も、フロントエンドエンジニアの仕事です。使用するプログラミング言語は主に、HTML / CSS、JavaScriptなどです。

バックエンドとは、ユーザーの目に触れない部分のことです。サーバの構築やデータベースの管理、保守などを行います。

サーバはリクエストに応じてデータベースを参照、演算するなどして、必要なデータをユーザーに返します。

フロントエンドとバックエンド

Webアプリの仕組みについては「フロントエンドとバックエンドの違いとは?Webエンジニアの将来性や年収についてご紹介!」をご覧ください。

②作りたいアプリを決め、設計を行う

Webアプリの仕組みを理解したら、いよいよどのようなWebアプリを作るか考えていきます。初めてWebアプリの開発をする場合は、複雑なものは避けて、できるだけシンプルな機能のWebアプリを作るほうがよいでしょう。

Webアプリの内容が決まったら、開発するWebアプリに必要なページをサイトマップとしてまとめ、それぞれのページのレイアウト(ワイヤーフレーム)を作成します。

それぞれのページにどんなリンクやボタンを配置するかを、しっかり整理しておくことが大切です。データベースが必要なWebアプリを開発する場合は、データベース設計を行います。

Webアプリサービスを運営するときに必要となるデータをまとめ、データベースの全体像を設計しましょう。

③開発言語・フレームワークを決める

フロントエンドの開発の場合は、HTML / CSSに加えて、JavaScriptなどの言語を使用します。単純なWebサイトだけならHTML / CSSだけで開発可能ですが、動的なサイト、Webアプリの開発には、JavaScriptなども必要です。

バックエンドの開発は、PHPやRuby、Pythonなど、さまざまな言語の知識が必要となります。PHPは、サーバサイドでWebサイトを開発するなら習得しておきましょう。RubyやPythonも、開発でよく用いられるプログラミング言語です。ただし、RubyやPythonは実行速度が遅いため、大規模な開発には向かない場合があります。

実装したいWebアプリの内容に合わせて開発言語を選択し、その言語で使えるフレームワークがないか確認すると良いでしょう。なお、フレームワークを利用することで、効率よく、より短期間でのWebアプリ開発が可能です。

PHPはLaravel、PythonはDjango、RubyはRuby on Rails、JavaScriptはVue.jsやReactなどが利用されます。さらに、開発言語とフレームワークのほかにも、データベースを使うWebアプリを開発するなら、「MySQL」といったデータベース管理システムの学習も必要です。

MySQLを学ぶ

④Webアプリ開発ツールを選ぶ

通常Webアプリ開発では、開発ツールを利用するのが一般的です。開発ツールを利用することで、効率的に作業を進めることができます。

よく用いられるツールが、バージョン管理システムです。

プログラマーとして仕事をする場合、多くは複数人で分担してコーディングすることになります。当然、ほかの人の担当範囲が、自分の担当範囲に関係することもあり、「ほかの人の担当範囲の記述を見たい」という場面も出てきます。

しかし、万が一、ファイルの保存などがバッティングすると、作業が無効になったり、バグを発生させたりすることになります。

バージョン管理システムを利用することで、上記のような、複数人で開発すると起こりうる弊害をなくすことが可能です。誰がいつどこで何の作業をしたのかが分かる履歴機能や、ある時点の状態を再現できる機能などが利用できます。

バージョン管理システムとしてよく使われるのが「Git」というソフトウェアです。GitのGUIクライアントが、「Source Tree」です。GUIクライアントのほうが、視覚的に分かりやすく、直感的な操作ができるようになっています。

また、Gitを使った開発プラットフォームとして、「GitHub」もよく知られています。データベース設計図や、プロジェクト計画などを共有するソフトウェアとしては、「Cacoo」などもあります。「Cacoo」は、メンバーとチャットで情報交換しながら、作業を行うことが可能です。

目的や動作環境、サポート体制などを考慮して、どの開発ツールを使用するか検討しましょう。

⑤アプリを公開する

Webアプリを公開するためには、ドメインを取得し、サーバを用意する必要があります。サーバは自分で立ち上げる方法と、レンタルサーバを借りる方法があります。

初めてWebアプリを作って公開するなら、レンタルサーバを借りる方がおすすめです。構築の専門知識がいらず、管理もレンタルサーバの運営会社が行ってくれます。

アプリを自分で作って運営する

また、AWS、GCS、HerokuなどのPaaS(プラットフォーム)を利用すれば、開発言語やツール、サーバ環境、管理システムといった開発環境を自分で準備しなくても、Webアプリを開発・公開することができます。

手軽で効率的にWebアプリ開発がしたい方にはおすすめですが、その分自由度は制限されるため、目的によって使い分けるとよいでしょう。

 

今回は、Webアプリの開発について解説しました。Webアプリを設計・公開するには、今回ご紹介したような、さまざまな知識と作業が必要です。

初めてWebアプリを開発する場合は、できるだけ単純な機能のWebアプリにして、全体像をつかむことから始めるのがおすすめです。はじめに全体が見えていれば、次回以降の開発作業がやりやすくなりますよ。ぜひ、今回ご紹介した手順で、Webアプリ開発にチャレンジしてみてください。

 

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