デジタルマーケティングとは?成功させる8つの手法とあわせて解説

デジタルマーケティングとは、その名の通り「デジタル」のメディアやテクノロジーを活用したマーケティング手法です。デジタルマーケティングを行うポイントや、手法、そして、Webマーケティングとの違いなどについてご紹介します。

デジタルマーケティングとは?Webマーケティングとの違いも

デジタルマーケティングとは、その名の通り「デジタル」のメディアやテクノロジーを活用したマーケティング手法です。

インターネットの普及に伴い、パソコンやスマートフォン、タブレットといったデジタル機器が一般的に利用されるようになり、消費者の購買行動も大きく変わってきました。従来のようにテレビや新聞、ラジオなどのマス広告による宣伝だけでは多様化される消費行動についていくことができず、今までのマーケティング手法だけでは不十分といえます。

ユーザーは、オンラインでの口コミや評判をチェックし、他社製品・サービスとの比較を行いつつ、自分にあった最適なものを購入します。そのため、Webサイトだけでなく、メールやアプリ、SNSなどの多様なチャネルを活用し、あらゆる顧客に対応したリアルタイムの状況に応じた戦略的なマーケティング手法が必要となります。

パソコンやスマートフォン、タブレットだけでなく、スマートスピーカーや家電、自動車などといった、いわゆるIoT製品などとも連携し、宣伝やPRという目的に限らず、様々な行動データなどの情報を蓄積し、分析・活用することが重要です。

次項では、混同されがちなデジタルマーケティングとWebマーケティングについて、その違いや特徴などをご紹介します。

SNSチェック

デジタルマーケティングとWebマーケティングとの違いとは?

デジタルマーケティングとWebマーケティングは、どちらもデジタルテクノロジーやオンラインでの情報収集において共通の部分があることから、混同されがちです。Webマーケティングは、Webサイトに特化したマーケティング手法であることから、広い意味でのデジタルマーケティングの一部と考えられます。

Webマーケティングの場合はWebサイトに訪れたユーザーの情報を分析し、消費者のデータと結びつけることで、サイトの改善やコンテンツの拡充を行い、売り上げの拡大を目指します。昨今ではPCやスマートフォン、タブレットなどといった様々なデバイスに対応し、ユーザーが求める情報を効率よく伝えることも求められてきています。

そのためには、メールやSNS、スマートフォンアプリなど複数のチャネルに対応する必要があり、WebサイトやECサイトだけでなく、多様なデジタルデバイスやIoT機器に対応し、様々なデータを組み合わせて分析し、統合的な施策を考えて実行するのが、デジタルマーケティングの領域です。

この二つは密接につながっており、どちらか一方だけを行えばよいというものではなく、お互いが連携する必要があります。

 

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デジタルマーケティングを行うメリット・重要性を解説!

近年のスマートフォンの普及にともなうインターネットの利用者の増加により、ユーザーはよりリアルタイムに、どんな場所からでも商品に関する情報にアクセスできるようになりました。

さらに、公式サイトの情報だけでなく、検索エンジンやSNSなどを活用して知人や一般の人の口コミの情報を参考にする消費者も増えてきています。そのため、ユーザーの行動に合わせて複数のチャネルやデバイスでの効率的でタイムリーな情報提供が求められています。

また、AIを活用することにより、膨大なデータの中から複雑化する消費者の行動を予測することがき、高い精度で対策を実施できます。これによって、担当者ごとにデータの見方や予測が異なるという属人化を防ぐことができ、結果的にコスト削減にもつながります。

デジタルマーケティングを行うメリットのひとつは、オンライン上のデータをリアルタイムで取得することにより、ユーザーの反応をすぐに知ることができるということ。それによって、早いスピードでコンテンツの改善を含むPDCAを回すことが可能です。

ビッグデータ

 

デジタルマーケティングを成功させる8つの手法とは?

ここでは、デジタルマーケティングを成功させるための、8つの具体的な手法をご紹介します。ぜひ、御社でのデジタルマーケティング施策の参考にしてください。

1.Webサイトの最適化

まずは、自社の商品とサービスの顔ともいえる、Webサイトをしっかりと作りこむこと。伝えたい情報はわかりやすく掲載されているか、ナビゲーションやリンクは見やすいか、ページの遷移はしやすいか。パソコンやスマートフォンだけでなく、様々なデバイスにも対応している必要があります。

2.コンテンツマーケティング

Webサイトは、作って終わりではありません。きちんと内容を更新し、たくさんの人が頻繁に訪れるように工夫をする必要があります。そのために、ユーザーが求める情報をしっかりと把握し、定期的にコンテンツを更新する工夫が必要です。Webサイトにブログの仕組みを導入し、記事を更新していくというのもひとつの方法です。

3.SEO

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジンからよりたくさんの人が自社のサイトに訪れるようにWebサイトの最適化を行うことです。ユーザーがどのようなキーワードで検索を行っているのかを分析し、それに応じてWebサイトの構成やページの情報などを更新していきます。

4.SNSマーケティング

自社サイトと同じように、Twitter、Instagram、Facebookなどといったソーシャルメディア(SNS)を上手に活用することも重要です。それぞれのSNSプラットフォームやユーザーの属性を理解し、適切なメッセージをリアルタイムに配信するということ。これによって、自社製品やブランドの認知度も向上し、消費者の購買行動に結びつけることも可能です。

SNSマーケティングに関しては、以下の記事も参考にしてみてください。

SNSマーケティングとは?企業での効果と活用法を事例付きで解説!

5.動画マーケティング

インターネットの高速化と、コンテンツを視聴するデバイスのスペックの向上によって、動画を使ったマーケティングが広まってきています。YouTubeなどの動画共有サイトなどの他、SNSなどにアップされた動画を日常的に視聴する人も増えています。単にテレビCMを動画サイトにアップするだけではなく、動画を視聴するユーザーに合わせた見せ方や、コンテンツなども重要です。

インターネットショッピング

動画マーケティングに関しては、以下の記事も参考にしてみてください。

動画マーケティングを成功させるポイントと、結果の出る動画の作り方

6.インターネット広告

インターネット上で実施することができる広告には、さまざまなものがあります。ここでは、そのうちのいくつか代表的なものをご紹介します。

  • リスティング広告

検索エンジンに広告費を払って、検索結果に自社のサイト情報を掲載する方法です。出稿の際に設定した金額や、掲載する文言などによって、その効果は変わります。より安い金額で、より高い効果を得ることが目標となります。

  • バナー広告

Webメディアの広告枠に、バナーやテキスト、リンクなどを掲載する広告スタイルです。自社のサイトやサービスを知らない人にも、広告を見せることができます。ただし、掲載するページのアクセス数や、利用者の属性によっては、自社のサービスや商品と合わないこともあるので、メディアの選択は非常に大事です。

  • リターゲティング広告

リターゲティング広告はバナー広告と似ていますが、連携する複数のサイトに広告を出すことができるのと、広告のターゲットユーザーを指定できるというメリットがあります。例えば、自社サイトに訪れたことがある人だけに広告を見せるということが可能です。

  • 記事広告

Webメディアの記者やライターに記事を書いてもらい、そのサイトに掲載してもらうのが記事広告です。タイアップ広告とも呼ばれます。

  • アフィリエイト

アフィリエイトとは、特定のサイトや個人のブログなどに商品の紹介とリンクを貼ってもらい、そこから購入があった場合は売り上げの何パーセントかをサイトオーナーに成功報酬として支払うというものです。

このように、インターネット広告には多種多様なものが存在します。

7.Eメールマーケティング

Eメールマーケティングは、製品やサービスに興味を持っているお客様に対して、事前に承諾を得たうえでメールにより情報を配信するマーケティング手法です。任意のタイミングで、直接お客様に情報をお伝えできるというメリットがあります。ただし、より多くのお客様に、それぞれの趣味嗜好にあった情報を配信するには、システム側でメールの内容や配信日時を自動的にカスタマイズできる仕組みが必要になります。それを解決するのが、次の項でご紹介するマーケティングオートメーションです。

8.マーケティングオートメーション

マーケティングオートメーションとは、これまで企業の担当者が個別に手動で行っていた顧客とのコミュニケーションを、システムを導入することによって自動的に一括で行えるようにしたものです。

例えば、商品をカートに入れたまま購入に至っていないお客様に自動的にメールでご連絡をしたり、天気やGPSの状況に応じてクーポンを発行したり、あるいは特定のお客様におすすめの商品をご紹介したり。それら全てが、システム側でカスタマイズを行うことで、手間をかけずに行うことができます。

ネット販売

 

デジタルマーケティングを行う上での重要になるポイント7箇条

デジタルマーケティングを成功させるには、いくつかの気を付けるべきポイントがあります。7つのポイントに絞ってご紹介します。

1.目標をしっかりと設定する

まずは、それぞれのマーケティング施策に対し、しっかりとした目標を立てることが重要です。予算を消化するための施策ではなく、どんなお客様に対して、どのようなアクションや気持ちの変化を起こしてもらいたいのか事前に定めておくことで、これから取るべき数値や行動が明確になってきます。できるだけ具体的なKPI(Key Performance Indicator)を決め、評価の指標を設定しておきましょう。

2.まずは顧客を知る

現在サービスや商品を利用している顧客について、どのような時に自社のサービスや商品を購入するのか、その時の気持ちはどのような心境・状態なのか。なにがきっかけで知ったのか。自社の競合サービスをどのように比較検討したのか。今後、どのくらい利用・消費し続けるのかなど、お客様の視点に立って、集められるデータを全て活用しながら、カスタマージャーニーを明確にしておきましょう。

3.広い視点で

直近の限られたデータだけを見るのではなく、広い視点で、さまざまなチャネルでの効果を検証しましょう。時には、データに頼らずに現場の声を直接聞くことで、今まで気づかなかったことが見えてくるかもしれません。お客様の行動の全体を見渡し、コミュニケーションのポイントと手法、目的を明確にしましょう。

4.データを最大限に活用する

お客様のオンライン/オフラインでの行動をリサーチして、取得できるデータを有効的に活用しましょう。まずは、いつ、どこで、どのようなデータが収集できるのか洗い出しをしてみてください。集まったデータに対して、仮説を立て、ターゲットを設定し、それに合った施策を実行してみましょう。トライアンドエラーを繰り返す中で成果につながった施策をみつけ、そこからさらにデータを集め、施策をどんどん改善してきましょう。

5.データを共有し、他部門とも連携

デジタルマーケティングを成功させるには、企業全体が一丸となることが重要です。まずは、上司や会社の上層部のメンバーともコンセンサスをとりつつ、実際の施策の実行にあたってはITシステムの担当者や、営業メンバーとも情報の共有と協力が必要です。さらに、顧客サポートにあがってくるお客様の声に耳を傾けると、新たな発見があるかもしれません。

6.長期的な視点も重要

デジタルマーケティングは、比較的すぐにアクセス数や売り上げのデータが取れることから、目先の数字にとらわれ、短絡的な施策に陥りがちです。例えば一時的な売り上げアップのためにクーポンを乱発した結果、通常の売り上げが下がってしまうという事もあります。長期的な視点を持ってユーザーと向き合い、自社の製品やサービスのファンを増やすことも大切です。

7.新しいツールやテクノロジーについても知っておく

最後に、常に新しいことに挑戦し続ける気持ちを持ちましょう。デジタルマーケティングは、これだという正解はありません。今は正解だったとしても、テクノロジーやデバイスの変化によってすぐに移り変わっていく可能性もあります。新しいツールやテクノロジーについて常に学びつつ、試行錯誤しながら最適解を模索し続けましょう。

 

デジタルマーケティングについて、Webマーケティングとの違いも含めて、成功させる手法や重要なポイントなどを紹介しました。正解が一つだけとは限らないので、様々な手法を組み合わせつつ、それぞれの商品やサービスにあったデジタルマーケティング施策を打ち出していくことが成功への近道となりますので今後のマーケティング活動に役立てていただければ幸いです。