- SEO
- 2016/07/09
ブラックハットSEOはもう通用しない!本当に効果が上がるSEO対策とは?
SEO対策の手段の一つに「ブラックハットSEO」があります。ブラックという言葉からも想像できるように、不正な手段を使ってサイトの検索順位を上げる方法です。
現在ではペナルティの対象になりますが、コストも時間もかけずにできることから、以前は横行していました。
今回は、Webコンサルタントの日常業務としてSEOに取り組んでいる筆者が、ブラックハットSEOの主な手法やGoogleによって科せられるペナルティ、評価されやすいWebサイトの作り方についてお伝えします。
最後まで読み終わる頃には、ブラックハットSEOが通用しなくなった経緯や、正しいSEO対策の考え方を理解し、効果的なサイト運営ができるようになっているでしょう!
ブラックハットSEOとは?
ブラックハットSEOが横行していた理由と、ブラックハットSEOの主な手法についてご紹介します。
ブラックハットSEOが横行していた理由
ブラックハットSEOとは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンのアルゴリズムの穴をついた、不正な検索順位操作のことです。
Googleで検索上位に表示させるには、同じような内容のコンテンツを提供している多くのライバルサイトを打ち負かすほど、ユーザーにとって価値の高い、良質なコンテンツを作成する必要があります。
しかし、良質なコンテンツは、それだけ作成に時間がかかりますし、専門的な知識も必要です。
コンテンツの作成にコストと手間暇をかけたくないという安易な発想から、ユーザビリティを考慮せず、検索エンジンに評価されることだけに特化したブラックハットSEOが生まれ、それが一時的に効果を上げたため、氾濫するに至りました。
ブラックハットSEOの主な手法
・キーワードの羅列、乱用
検索順位を上げるために、検索ボリュームの大きいキーワードをただ羅列したり、関係のない文脈で不自然にキーワードを繰り返すような方法です。
都道府県の名前の羅列や、意味のない公共機関の電話番号の羅列などがこれに当たります。
・プログラムによるコンテンツの自動作成
「ワードサラダ」と呼ばれていますが、ツールを使って、キーワードをちりばめたコンテンツを大量生成する手法です。
GoogleはWebサイトに掲載されているコンテンツの量を評価基準の一つにしていますので、そこを逆手にとり、内容の薄い低品質なコンテンツを大量に載せることで、検索順位を上げることが可能な時期もありました。
・クローキング
クローキングとは、一般のユーザーと検索エンジンに別のサイトを表示させる手法です。
ユーザーのニーズには応えていないがSEO上有利なサイトをプログラミングによってGoogleに見せることにより、検索順位を上げていました。
・不自然な被リンク
リンク制作会社などから購入したり、「相互リンク集」から獲得した被リンクを大量に貼ることです。
Googleは被リンクが多いというだけでサイトを評価していた時期があり、そのアルゴリズムを逆手にとった手法です。
※被リンクについてもっと詳しく知りたい方は、ペナルティ予防!被リンクをチェックしてサイト改善に役立てる方法をご覧ください。
GoogleによるブラックハットSEO対策
Googleは、ブラックハットSEO対策として大掛かりなアルゴリズムの変更を行いました。
それが、「ペンギンアップデート」と「パンダアップデート」です。
白と黒、つまり「ホワイトハットSEO」と「ブラックハットSEO」がきれいに分かれるという理由で、ペンギン、パンダという名前がつけられています。
ペンギンアップデート
ペンギンアップデートは、2012年4月に行われました。
リンクプログラムに参加しているサイトや、クローキングを行っていたり、不正なリダイレクトを行っているサイト、隠しテキスト・隠しリンクなどでクローラーだけが認識できるようにしているサイトは、ペナルティを受け順位を大きく下げることになりました。
パンダアップデート
パンダアップデートは、2011年2月(日本では2012年7月)に行われました。
良質なコンテンツを掲載しているサイトを上位表示させ、ユーザーにとって価値がなく、低品質なサイトを検索圏外に追放する措置が取られました。
ペナルティについて
これらのペンギンアップデート、パンダアップデートにより、ブラックハットSEOを行っていたサイトはペナルティにより大きく順位を落としました。
順位を回復する方法としては、コンテンツの作り直しやペナルティ対象のリンクの削除などが挙げられますが、いずれも膨大な手間がかかります。
Googleのガイドラインに沿った良質なサイトを一から作り直したほうが早いかもしれません。
コンテンツの質を上げることが一番のSEO対策
不正な方法でどんなに検索順位を上げても、Googleはその都度アルゴリズムの変更を行い対策していくでしょう。
今後は、ユーザーの立場に立ったSEO対策が最も有効な手法となります。
Googleのガイドラインに沿った運営
Googleのガイドラインに沿った「ホワイトハットSEO」対策を行い、良質な被リンクが自然に発生しているサイトはGoogleから高評価を受けます。
2度のアップデートにより、ブラックハットSEOが通用しづらくなりました。
「ユーザーにとっての利便性」というGoogleの理念に共感し、読んだ人の役に立ち、生活の質を上げられるようなコンテンツを提供することが、上位表示させるための近道です。
効果検証と修正を
ユーザーにとって価値の高いコンテンツにはどのような特徴があるのでしょうか?
Googleは、専門性、網羅性が高く、オリジナリティのあるコンテンツを評価します。
そのキーワードを検索するユーザーは何を知りたがっているのか、ユーザーの立場に立ってよく考え、ニーズに的確に応えられるコンテンツを制作しましょう。
専門的かつ網羅性の高いコンテンツをつくると、自然とボリュームが出るはずです。
ロングコンテンツが評価されやすいからといって文字数を稼ぐのではなく、内容の充実を心掛けるようにしてください。
また、一度アップして終わりではなく、定期的に効果検証を行い、修正を加えることも重要です。
Webの世界でも、清く正しい姿勢で
以前はそれなりに効果があるとされたブラックハットSEOも、Googleの技術の進化により、息を潜めることとなりました。
現実世界と同じように、Webの世界でも正しく健全な姿勢が功を奏します。
手間と時間がかかるため、回り道をしているように感じることもあるかもしれませんが、最終的にはユーザーのことを第一に考えているサイトが生き残ります。
「ホワイトハットSEO」でGoogleに評価されるサイト運営を目指しましょう。
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