Microsoft認定資格「AI-900」とは?難易度や出題内容を解説!

「AI-900」はMicrosoft Azure(マイクロソフトアジュール)の認定試験です。正式名称を「Microsoft Azure AI Fundamentals」といい、AIや機械学習の基礎知識が問われる初級レベルの試験です。非エンジニアの方でも挑戦しやすい資格として注目されていますが、

・AI-900がどんな試験なのか、具体的な内容がわからない
・自分のレベルでも合格できるのか、難易度が気になる
・できるだけ費用を抑えて、効率よく合格したい

と感じている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、

・AI-900の概要と資格としての位置づけ
・出題内容と各分野のポイント
・無料受験の方法やおすすめの対策法

についてわかりやすく解説します。

公開日:2022年11月10日

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AI-900(Microsoft Azure AI Fundamentals)とは?

AI-900(Microsoft Azure AI Fundamentals)はMicrosoftが提供するAzure認定試験の1つです。

azure認定試験一覧イメージ

機械学習(ML)と人工知能(AI)に関する基礎知識と、それらをAzure上でどのように活用するかについての理解が問われます。

また、認定試験に合格するためには、Microsoft Azureの基本的な用語を理解する必要もあります。

Microsoft Azureは、AmazonのAWS(Amazon Web Services)やGoogleのGCP(Google Cloud Platform)と並んで、非常に人気の高いクラウドコンピューティングサービスです。Azureの認定試験に合格することで、機械学習と人工知能に関するスキルの証明となります。

AI-900には特別な受験資格は設けられておらず、誰でも受験できます

また、開発経験も必要ありません。そのため、人工知能や機械学習の入門としておすすめの試験です。

AI-900の試験概要は以下の通りです。

試験名 AI-900 Microsoft Azure AI Fundamentals
試験時間 45分
問題数 40問前後
合格点 700点/1000点
試験方式 CBT方式
受験場所 全国のピアソンVUE試験会場またはオンライン受験
受験料 一般:12,980円(税込)学生:9,680円(税込)

※2026年3月時点

Azure認定試験について詳しくは以下の記事をご覧ください。
Microsoft Azure認定資格を一覧で解説!レベル別の難易度・選び方・勉強方法までわかる

試験の詳細は以下のURLよりご確認ください。
https://mta.odyssey-com.co.jp/outline/AI-900.html

AI・Azure未経験者でも挑戦できる基礎レベルの認定資格

AI-900の業種別おすすめ度合い

AI-900には受験資格が設けられておらず、年齢・職種・経験を問わず誰でも受験できます。

Microsoft公式の学習ガイドでも「技術的および非技術的背景の両方を持つ方を対象」と明記されており、エンジニア経験やプログラミングスキルは必要ありません。

IT未経験の方はAIの概念を基礎から体系的に学ぶ入口として、ビジネス職の方は「AIで何ができるか」を業務視点で理解する手段として、それぞれ活用しやすい資格です。

また、MicrosoftはAzureに関する認定試験を数多く運営しています。試験の難易度によって「初級」「中級」「上級」の3段階に分かれており、AI-900は初級に分類されています

AI-900と同じ初級の認定試験の紹介画像

AI-900が分類される初級の3つの資格には取得順序の制約はなく、どれからでも受験可能です。Azureの全体像を先に押さえたい方はAZ-900から、AI領域に集中したい方はAI-900から始めるとよいでしょう。

AIの基礎知識を体系的に学べる点が受験するメリット

AI-900を受験する最大のメリットは、AIと機械学習の基礎知識をMicrosoftの公式カリキュラムに沿って体系的に習得できる点です。

独学では断片的になりがちなAI関連の知識を、試験範囲という明確なゴールに沿って整理しながら身につけることができます。

また、AI-900ではAzureのAI関連サービスの特徴や使い分けについても問われます。そのため、学習を通じて「どのサービスをどんな場面で使うか」という実務的な判断力も養えます。

合格するとMicrosoft公式のデジタルバッジが発行され、AIの基礎知識を客観的に証明する手段としても活用できます。

加えて、AI-900はAzure認定資格の中でも比較的取得しやすい試験です。将来的にAIエンジニアとしてのステップアップを目指す方は、中級資格であるAI-102(Azure AI Engineer Associate)への足掛かりとしても有効でしょう。

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13,392 人の受験生

作成者: 亮太 大橋(IT教育)
株式会社CODOR (大橋亮太)(個人の市場価値向上 | 企業研修の作成)

AIと機械学習の全体像、機械学習の概要、機械学習の各分野など、試験に必要な知識をイメージを使って分かりやすく解説していきます。

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AI-900の出題内容

AI-900の出題内容は5つの分野から出題されます。まずは、円グラフで各分野の配点割合を確認してみましょう。

AI-900の出題範囲と配分割合を円グラフで表示

出典:Microsoft公式ガイド(2025年5月2日版)

2025年5月の改定で「生成AIワークロード」が新たに独立分野として追加され、現在は最大配点(20〜25%)を占めています。各分野で「何を理解していれば得点できるのか」を以下の表に整理しました。

分野 理解すべきこと
生成AIワークロード LLMの基本概念、生成AIの活用シーン、ハルシネーション等のリスクと安全策、Azure OpenAI ServiceとAzure AI Foundryの役割
AIワークロードと考慮事項 AIワークロードの種類の区別(画像認識・NLP・生成AI等)、責任あるAI(Responsible AI)の6原則とその具体的な意味
機械学習の基本原則 回帰・分類・クラスタリングの違いと具体例、ディープラーニングの手法、トレーニングデータと検証データの役割、Azure Machine Learningの概要
Computer Visionワークロード 画像分類・物体検出・OCR・顔検出の区別、Azure AI VisionとAzure AI 顔検出サービスの使い分け
自然言語処理(NLP)ワークロード キーフレーズ抽出・感情分析・翻訳等の主要機能、音声認識(STT)と音声合成(TTS)の仕組み、Azure AI LanguageとAzure AI 音声サービスの違い

まず、生成AIワークロードは最優先で対策すべき分野です。問われるのは概念レベルの理解であり、実際にコードを書く必要はありません。「LLMとは何か」「Azure上でどう使うか」を自分の言葉で説明できれば十分です。

次に、「責任あるAI」の6原則は公式ガイドで6項目が個別に列挙されており、出題範囲内で占めるウェイトが大きいテーマです。「公平性」「信頼性と安全性」「プライバシーとセキュリティ」「包括性」「透明性」「説明責任」のそれぞれについて、名前だけでなく「どんな場面で問題になるか」まで押さえておくとよいでしょう。

最後に、AI-900は全体を通じて「概念を正しく理解し、適切なサービスを選べるか」が問われる試験です。表の各項目を「自分の言葉で人に説明できるか」をセルフチェックしながら学習を進めると効率的です。

無料の公式トレーニングを活用すれば受験費用を抑えられる

Microsoft社公式のウェビナーに参加することで、AI-900を半額で受験できます。(2026年3月時点)このウェビナーは「Microsoft Virtual Training Days」というもので、無料で受講することが可能です。

Microsoft Virtual Training Daysには、Microsoftの製品に関する様々な講座があり、登録することで誰でも参加できます。

講座の開催は不定期なので、AI-900の学習の場合は公式サイト「Microsoft Virtual Training Days」から「AI Fundamentals」という講座を探してください。

ウェビナーを受講後しばらくすると、登録したメールアドレスに連絡が届きます。そこで、メールの案内に従って試験の申込みをすれば、AI-900を半額で受験できます。

 

AI-900の対策方法

AI-900の試験対策として、以下のようなMicrosoftが公式に公開しているコンテンツを利用する方法があります。

Microsoft Learn
Microsoft Virtual Training Days

その他、Udemyの動画コンテンツを利用するのもおすすめです。ここからは、それぞれの学習方法について紹介します。

Microsoft Learnを使えば公式範囲を網羅的に学習できる

Azure認定試験のそれぞれの公式サイトには、「Microsoft Learn」と呼ばれる学習コンテンツが公開されています。Microsoft Learnを利用することで、試験に必要な知識やスキルを確認できます。

AI-900向けの学習コンテンツは「AzureでのAIの概要」という名前です。全14モジュール約11時間の講座を無料で受けられます。

ただし、説明が不十分な部分や、一部日本語訳が不自然な部分があるなど、Microsoft Learnのみで学習を完了するには不安があります。そのため、他の学習ツールと合わせて、学習の補助ツールとして利用するのがおすすめです。

公式ウェビナーは短期間で理解を深めたい人に最適

先述のように公式に「Microsoft Virtual Training Days」という無料のオンライントレーニングが開催されています。

このトレーニングで開催される講座は様々な種類があり頻度は不定期ですが、受講することで試験を半額で受験できますので、こまめに「AI Fundamentals」や「AIの基礎」の講座が開催しているかチェックしてみましょう。

Udemy講座なら初心者でも試験対策を効率化できる

Udemyは25万以上の動画コンテンツが配信されているオンライン学習サービスです。

Azure関連のコンテンツも充実しており、日本語に対応した模擬問題集もあるため、英語に苦手意識がある方でも安心して学習に取り組むことができます。

【2025年最新版】AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals 模擬問題集

英語の講座に苦手意識がなければ、より豊富なコンテンツをご利用いただけます。AI-900の英語コンテンツとして、以下のような講座がおすすめです。

AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals Course
AI-900 Azure AI Fundamentals Exam Prep In One Day

AI-900に挑戦してAzure認定資格の取得を目指そう!

この記事では、AI-900について解説しました。

AI-900は機械学習・人工知能に関するAzureの認定試験であり、CBT方式(PCを使った試験)で実施されます。AI-900はAzure認定試験の中では比較的簡単な試験ですが、合格ラインは7割程度なので、受験する場合はしっかり対策をして挑みましょう。

試験対策には、公式のウェビナーやUdemyの講座を利用しての学習がおすすめなので、この機会にぜひチェックしてください。

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評価:★★★★★
AI-900について、日本語の資料が大変少なく、どう学習してよいかわからなかったのですが、本コースのおかげで基礎知識を習得することができました。
過去問についても、ただ答えを出すだけでなく、ロジカルな解説をしていただけたので、非常に理解しやすかったです。

評価:★★★★★
とても勉強になりました。この記事に加えてUdemy問題集を解き試験に臨んだら無事合格できました。ありがとうございました。

ai-900の試験を通じてAI・機械学習の基礎知識を身につけましょう。