応用情報技術者試験の難易度はどのくらい?必要な勉強時間は?

応用情報技術者試験の難易度はどのくらい?必要な勉強時間は?

情報処理技術者試験に区分され国家試験の一つで、ITエンジニアとしての高いスキルを企業にアピールできる「応用情報技術者試験」。上位のITエンジニアを目指す方にはおすすめの資格です。この記事では応用情報技術者試験の難易度について詳しく解説いたします。

応用情報技術者試験とは?

応用情報技術者試験とはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が主催しており、経済産業大臣が認定している国家資格です。情報処理技術者試験は以下4つのスキルレベルに区分されています。

スキルレベル1 ITパスポート試験
スキルレベル2基本情報技術者試験
スキルレベル3応用情報技術者試験
スキルレベル4高度情報処理技術者試験

応用情報技術者試験はスキルレベル3に位置づけられており、ITエンジニアとしての応用的な知識・技能を問われる試験です。高いスキルレベルということもあり、上位ITエンジニアを志す方にとっては取得しておきたい資格といえるでしょう。

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試験の概要

応用情報技術者試験を受験する前に覚えておきたい概要について3つまとめております。

①試験は年に2回の実施。

応用情報技術者試験は春季試験と秋季試験の年2回で実施されます。例年通りであれば春季試験は4月の第3日曜日、秋季試験は10月の第2日曜日です。申込期間も定められており、試験実施日の3か月前から1ヶ月の間に申込が必要です。

試験詳細は下記よりご確認ください。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

②午前試験と午後試験の両方に合格することで資格取得が可能

応用情報技術者試験は午前試験と午後試験の2回行われます。資格を取得するためには午前試験と午後試験の両方に合格しなければいけません。午前試験の出題数は80問で全問回答する必要があります。

午後試験の出題数は11問で5問回答が必要です。合格をするためには午前試験・午後試験共に60%以上が合格ラインとなっています。

詳細は試験要綱Ver.5.0をご確認ください。

③午後試験は記述式の問題が出題される。

午前試験は四肢択一の選択式となっていますが、午後試験は記述式となっています。そのため午前試験とは違い偶然の正解がなく、正確な知識が必要となっているためしっかりとした試験対策が必要となっています。

高いハードル

応用情報技術者試験の難易度

応用情報技術者試験を受験するにあたり気になるのは試験の難易度という方も多いのではないでしょうか。ここでは「勉強時間」「勉強法」に加えて難易度がどのくらいであるのかを解説致します。

合格に必要な勉強時間は?

応用情報技術者試験は難易度が高く設定されています。そのためどの程度の勉強時間があれば合格できるというものではありません。しっかりと対策を練った上で毎日継続して勉強をすることが重要です。

目安を上げるのであれば基礎情報技術者試験に合格しているある程度の知識を持っている方であれば約200時間程度、IT関連に精通していない無資格の方であれば約500時間程度の勉強量が必要と言われています。あくまで目安の時間であるため、早い段階で対策を練っておくことをおすすめします。

合格に必要な勉強法

応用情報技術者試験は独学で勉強・予備校に通って勉強するの2つに分けられます。予備校に通っている方は独学と比べると目標達成するには有利といえるでしょう。しかし独学で合格している方も多くいらっしゃいます。独学で勉強する場合に注意したいのが「教材選び」です。ネットで購入するよりも実際に店舗に行き理解しやすく、継続して勉強ができそうと感じたものを選びましょう。市販の参考書は1~3冊、過去問は5年分ほどピックアップしておくことをおすすめします。

試験勉強

過去問はとくに重要とされており、過去の問題を応用して出題されることもあります。また午前問題は過去問に類似した問題が多い傾向にありますので、過去問を中心的に勉強するようにしましょう。午後試験は主に記述問題となっており正確な知識と深い理解が必要となるため、疑問点を残さずにしっかりと勉強することが大切です。

応用情報技術者試験を受けるメリット

応用情報技術者試験は難易度が高いにも関わらず、さまざまなメリットを受けられることで人気が高い試験です。ここでは「就職・転職」「他資格試験の一部免除」「資格手当・報奨金」についてご紹介します。

メリットとデメリット

就職や転職に有利になる

ITエンジニアの就職や転職を考えている際に応用情報技術者の資格を有していると、試験の難易度が高いということもあり強いアピールポイントとして採用率が各段に高くなります。さらにIT企業だけではなく省庁や官公庁などでもスキルが高く評価されるケースもあります。エンジニアとしての就職を考えている方は応用情報技術者試験は検討することをおすすめします。

他の資格試験の一部を免除できる

応用情報技術者の取得をした際のメリットの一つとして「一部の国家試験の免除申請」を受けられるというものがあります。その中に「弁理士試験」の一部免除というものがあり、科目の一つである論文試験において「理工V(情報)」の免除申請が可能です。その他に中小企業診断士試験では「経営情報システム」の科目が免除となります。※

また応用情報技術者の資格を取得すると、合格した年度の2年以内はさらに上位の「高度情報処理技術者試験」の午前試験を一部免除されます。応用情報技術者の資格があればITエンジニアとしてのキャリアアップも目指せますが、別の職種も目指したいという方にも大きなチャンスになるでしょう。

※ 応用情報技術者 のメリットに関しましては公式サイトより詳細をご確認ください。

資格手当や報奨金の対象になることがある

応用情報技術者試験を合格している人材は高い評価をされることが多く、企業によっては資格手当や報奨金の対象としているケースがあります。場合によっては応用情報技術者試験を昇格条件としていることも。また応用情報技術者試験には年齢制限がありませんので、高校生や大学生の早い段階から資格を取得しておくと就職後に同僚と給与面で大きな差をつけることもできるでしょう。

今回は応用情報技術者試験の概要・難易度・勉強法・メリットについて解説致しました。応用情報技術者の資格を取得しておくと、様々な面で恩恵を受けられます。しかし難易度が高い資格であるため試験に合格するのは決して簡単なことではありません。しっかりと受験対策を組んで抜かりなく試験に挑みましょう。