近年、SNSの流行やスマートフォンの普及に伴い、幅広い層が手軽に動画メディアを楽しむようになりました。動画サイトのYouTubeには、楽曲から商品レビューまで、さまざまな動画が配信されています。
企業においても、動画を自社のアピールに利用したいという方が増えています。
この記事では、スマホやPCでの動画の作り方、その活用方法を紹介していきます。
公開日:2019年12月10日
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Udemyで講座を探す >マーケティングに使える「動画」の効果とは?
宣伝としてより効果的な動画を作るために、まずは動画がもたらす「3つの効果」を確認しておきましょう。
ユーザーの購買意欲を促進
動画のもっとも大きなメリットは、ユーザーの視覚に訴え効果的に自社製品をアピールできることです。
動画で
- 「製品を実際に使っている様子」
- 「製品があることによって便利になった様子」
- 「製品を使ったおしゃれな生活」
などを描くことで、ユーザーは自分が製品を使う様子を具体的にイメージできるようになります。これにより、製品の魅力を十分にアピールすることができるでしょう。
SEO評価の上昇につなげる
自社のWebサイトをインターネットの検索結果で上位表示させるために欠かせないのがSEO対策です。動画は、SEO対策にもメリットをもたらす場合があります。
特にGoogleの場合、Webサイトにあるコンテンツの質が、検索結果で上位に表示される重要な条件の1つとなっています。
そのため、「そのキーワードを検索したユーザーは動画コンテンツを求めている」と判断できるキーワードについては、Webサイトに動画を埋め込むことが有効でしょう。その際には、Googleのグループ会社でもあるYouTubeを利用することが一般的です。
ユーザーに近い視点からのアピール
動画メディアは、特に10代~20代の若い世代を中心に人気を集めています。特にYouTubeは、10代~30代の約9割が利用しているといわれています。
そのため、ユーチューバーなど人気の動画出演者に商品を紹介してもらうインフルエンサーマーケティングも、若年齢層をターゲットにした商品の場合、効果的だといえます。
YouTuberの動画を日ごろから視聴しているターゲットは、日常の暇つぶし感覚で視聴することになるため、広告を見るまでの心理的な障壁が小さくなるというメリットもあります。
スマホでの動画の作り方
PCに比べると複雑な動画編集には向きませんが、近年ではさまざまなアプリの登場により、スマートフォンでも質の高い動画作成ができるようになっています。
まずは動画作成がどんなものなのか試してみたい人、SNSなどで発信するための動画を簡単に作りたい人は、スマホでの動画作りから始めてみましょう。
目的に合わせてアプリを選択
動画編集アプリは、無料・有料問わず多くの種類があります。アプリを選ぶ際は、そのアプリが自分のスキルで簡単に動画作成できるものなのか、エフェクトや字幕、BGMを入れることは可能か、編集した画像を高画質で書き出すことができるかなどのポイントに着目しましょう。
iPhoneアプリであれば、デフォルトでダウンロードされている「iMovie」がおすすめです。動画に字幕や音楽をつけることが可能であり、いくつかのテンプレートも用意されているため、簡単にオシャレな動画を作成することができます。
また、有料のアプリでは、「Adobe Premiere Rush」で本格的な動画編集をすることができます。「Adobe Premiere Rush」はフォトショップなどで有名なAdobe社のアプリで、色の補正やクラウドストレージでの保存などを簡単に行えます。こちらは対応していない端末もあるため、注意が必要です。
素材を集める
写真や動画撮影の際の注意点が、スマートフォンの向きです。YouTubeなどの動画メディアでは横アングルが中心のため、スマートフォンを横向きにもって撮影するようにしましょう。
ただし、InstagramのストーリーやTikTokのように縦アングルを前提としているものもありますので、どのメディアで配信するか決めた上で、撮影に臨んでください。
画像・動画編集
アプリによって画像・動画編集のしかたは異なります。
編集の仕方は、ターゲット層に人気の動画を見て研究するのが近道です。原則として以下の点を意識して行いましょう。
- なるべく助長にならないよう無駄なシーンをカットする
- 場面に合わせたテロップの色やフォント、動画の色味やBGMにする
- 情報を詰め込みすぎずに「動画はあくまで商品への導入」という位置づけ
PCでの本格的な動画の作り方
企業のWebサイトやYouTubeチャンネルに載せるものなど、本格的な動画は、PCでの作成を推奨します。ただし、難しく考える必要はありません。
以下の小見出しで順に紹介します。
動画の撮影
動画撮影に使用できる機器は、いわゆる「ビデオカメラ」のほか、一眼レフ・ミラーレスカメラ、GoProなどのアクションカメラ、デジタルカメラ、スマートフォンなどがあります。また、ドローンを利用して迫力ある映像を撮影することも可能です。
室内での撮影は、なるべく明るい場所で行いましょう。また、専用の照明を使うこともおすすめです。
動画の編集
PC用の編集ソフトでも、AviUtlのように完全無料で利用できるソフトがあります。
有料のソフトでは、Movie StudioやPowerDirectorを使えば、初心者でも本格的な動画編集に挑戦できます。使用するPCのスペック、予算などをしっかり考慮した上で購入しましょう。
また、YouTubeに投稿する際は、YouTubeの規定に沿った動画作成のほか、動画の表紙となる「サムネイル画像」も作成する必要があります。
動画を活かして閲覧数やPVを増やす方法
動画を作成し、自社サイトに載せたにも関わらず閲覧数が伸びない場合の対応について紹介します。
アクセス解析
そこYouTubeに動画を投稿している場合は、YouTubeのアナリティクス機能の活用をおすすめします。
YouTubeのアカウントから「クリエイターツール」を選択し、「アナリティクス」を選ぶと、視聴回数レポートやトラフィック、視聴者の行動などを知ることができます。
これらのデータを参考に、ユーザーのニーズに合った動画を作成しましょう。
長さや内容を見直す
視聴者は、動画に飽きるとすぐに視聴をやめてしまいます。視聴者が動画を見るメリットを意識し、「おしゃれ」「おもしろい」「便利」「驚き」「勉強になる」など、見ごたえあるシーンを多くすることに注意しましょう。
また、SNSなどに載せる場合、そのメディアに合っているかもポイントです。適切な長さに抑え、詳しい情報はテキストでの説明やリンクを使用するようにしましょう。
動画の作り方を解説しました。動画の作り方の中には、撮影や編集など、初心者には難しいと感じる部分もあるでしょう。
動画作成に挑戦する前に効果的な動画を勉強したいという方は、オンライン講座で手を動かしながら勉強してみるのももおすすめです。
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