AI(人工知能)の需要は日々高まり、それに伴って「AI人材」の育成が課題となってきています。
AI需要に対応できるAI人材の育成のためには、どのような研修が必要なのでしょうか。
この記事では、AI人材を育成するためのAI研修について、種類や学ぶ内容を解説します。
AI(人工知能)人材研修とは?どんな内容を学ぶの?
AI(人工知能)研修とは、その名の通り、AI人材を育成するための研修です。
AIの需要は非常に高まってきており、AIに関する知識を必要とするのはIT関連企業だけにとどまりません。顧客に合った商品のレコメンド、ビッグデータを活用したマーケティング、さらに投資や農業に至るまで、AIはさまざまな分野で使われているのです。そのため、製造業や金融業などの非IT企業であっても、AI導入に向けてAI人材を確保しようとする動きが活発化しています。
そこで、AIに関する知識やスキルを持ったAI人材を確保しようと、多くの企業がAI研修を実施、導入しています。AI研修と一言で言っても、AIを企業活動に導入する際の基礎的な知識を学ぶ研修や、AIを活用した事業の研修、PythonやJavaなどのプログラミング言語、データ分析、機械学習、ディープラーニングなどAI構築に必要な分野を学ぶ研修など、様々です。
AI研修はエンジニアだけでなく、企画業やビジネスパーソンにも必須の知識を学べるため、企業の成長のために重要な人材育成分野だといえます。例えば、AIで“実現可能なこと”と“実現が難しいこと”を理解することで初めて、AIを活用した企画を提案・推進できるAIビジネスプランナーとなれるでしょう。
どの研修が効果的かは企業によって変わるため、それぞれの企業、部署、人材のニーズに合わせた最適な研修を選択する必要があります。
需要の拡大するAI人材とは?
AI人材とは、AIを利用・開発する知識やスキルを持っている人材のことです。
経済産業省が2019年4月に発表した「IT人材需給に関する調査(概要)」によれば、多くの企業が、今後のAI人材育成に対して積極的であり、2018年時点で1.1万人規模と試算されているAI人材が、2030年には約11倍の12.0万人まで拡大するという結果が得られました。
さらにAI人材の需要は、2018年時点で4.4万人であるのに対して、2030年には13.1万人から24.3万人に上り、ますますAI人材不足が広がると見込まれます。
AI研修の種類は?どんな内容の研修?
AI研修は、2種類に大別されます。
ひとつは、ビジネス企画力を身に付けるための研修で、AI導入を検討するマネージャー層やプランナー向けのものです。こちらは、企業が実際に行っているAI活用・導入の例や、AI技術の概要を理解し、自社にどうやって活かすかを考えます。
もうひとつは、AIの開発力を育てる、エンジニア向けの研修です。
エンジニア向けの研修では、ディープラーニングやニューラルネットワーク、データ分析などの実践的な技術を学びます。AIを実装できるようになると、AIエンジニアとして活躍できる幅が広がります。
おすすめのAI研修を、プランナー / エンジニア向けの目的別に紹介
AIをビジネス活用するためには、実際にAI研修を受けてAI技術に触れることが大切です。
オンライン研修では、自分のペースで学習でき、受講者のモチベーションも維持しやすいため、特にAIエンジニアが開発に向けてスキルを学ぶ際におすすめです。
以下では、プランナー、エンジニア向けのおすすめのAI研修を紹介します。
AIの知識を取得する基礎研修
まずは、プランナーやAI導入を検討するマネージャー、開発を行うエンジニアのどの立場であっても身に付けておくべきAIの基礎知識を学ぶためのおすすめAI研修を紹介します。
「はじめてのAI」では、AIにまつわる基本用語を学びながら、どのようにAIが活用されているかを知ることができます。
また、機械学習、ニューラルネットワークやディープラーニングなど、AIによく使われる技術の仕組みを理解することができます。
おすすめAI研修(基礎)② 【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座 -初級編-
「【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座 -初級編-」は、計4.5時間、25レクチャーオンライン講義です。機械学習の理解に必要な数学(微分など)やPython、回帰分析、機械学習の基礎知識を学習できます。
おすすめAI研修(基礎)③ 【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座 -中級編-
「【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座 -中級編-」は初級編の発展として、線形代数学や重回帰分析、統計、実データを用いた演習など、より実践的な内容です。
おすすめAI研修(基礎)④ みんなのディープラーニング講座 ゼロからChainerとPythonで学ぶ深層学習の基礎
「みんなのディープラーニング講座 ゼロからChainerとPythonで学ぶ深層学習の基礎」では、ニューラルネットワークをPythonやChainer、Numpyを用いて学習します。
開発環境の設定から解説してくれますので、プログラミング未経験者でも安心して受講できます。
ビジネスパーソン必見のAI研修
AIビジネスプランナーは、ビジネス活用するにあたって、AIでどのようなことができるか、あるいは出来ないかを理解しておくことが大切です。
そのため、ある程度のプログラミングスキルと、データサイエンティストとしての知識を身に付けられる、以下のような講座がおすすめです。
上でもご紹介した「はじめてのAI」では、AIの活用事例とともに機械学習やニューラルネットワークなど、人工知能の基本となる技術について学ぶことができます。
おすすめAI研修(プランナー編)②【数学/プログラミング不要】ディープラーニングの実装体験でビジネスのためのAI活用を理解する
「【数学 / プログラミング不要】ディープラーニングの実装体験でビジネスのためのAI活用を理解する」では、AIとは何か、AIの歴史をはじめ、どのような工程でAIが構築されるかをプログラミングなしで理解できます。
おすすめAI研修(プランナー編)③【ビジネスパーソン必見】機械学習の基礎・単回帰分析を中学数学で論理的に学び、重回帰分析をPythonで実行
「【ビジネスパーソン必見】機械学習の基礎・単回帰分析を中学数学で論理的に学び、重回帰分析をPythonで実行」は、回帰分析をPythonで実行、簡単なデータを用いて手計算することで、機械学習の基礎をマスターする講座です。
おすすめAI研修(プランナー編)④手を動かして学ぶAI開発入門!人工知能の意味からモデル構築・RPA連携・サーバレス開発まで
「手を動かして学ぶAI開発入門!人工知能の意味からモデル構築・RPA連携・サーバレス開発まで」は、AIツールを利用することで、プログラミングなしでAIのモデル構築を体験し、簡単なアプリケーションを構築できるようになる講座です。
AIエンジニアを育成する研修
AI開発に挑戦したい、スキルアップしたいと考えるエンジニアは多いのではないでしょうか。
以下のような講座を受講することで、AI技術の実践的な実装スキルを身に付けられます。
おすすめAI研修(エンジニア編)①【世界で21万人が受講】データサイエンティストを目指すあなたへ〜データサイエンス25時間ブートキャンプ〜
「【世界で21万人が受講】データサイエンティストを目指すあなたへ~データサイエンス25時間ブートキャンプ~」では、確率統計や線形代数などの必要な数学の知識、回帰分析、K近傍法などデータサイエンスでよく使われる手法を身に付けられます。
使用するPythonも講義内容に含まれます。
おすすめAI研修(エンジニア編)②【Kaggleで学ぼう】Python と Keras で学ぶディープラーニング開発入門
「【Kaggleで学ぼう】PythonとKerasで学ぶディープラーニング開発入門」は、ディープラーニングモデルのパラメータチューニングのコツや畳み込みニューラルネットワークについて実践を通じて学習します。
またKaggleの登録、コンペへの参加、学習方法などKaggleの基本を学べます。
おすすめAI研修(エンジニア編)③AIパーフェクトマスター講座 -Google Colaboratoryで隅々まで学ぶ実用的な人工知能/機械学習-
「AIパーフェクトマスター講座-Google Colaboratoryで隅々まで学ぶ実用的な人工知能 / 機械学習-」は機械学習の背景理論を含めた包括的な機械学習の知識を付けるのにおすすめの講座です。
おすすめAI研修(エンジニア編)④【画像判定AIアプリ開発・パート1】TensorFlow・Python・Flaskで作る画像判定AIアプリ開発入門
「【画像判定AIアプリ開発パート1】TensorFlow・Python・Flaskで作る画像判定AIアプリ開発入門」では、Pythonを用いて画像データを扱い、画像分類AIの自作などを通じて、画像を扱うアプリ開発のスキルを身に付けることができます。
この記事ではAI研修とはどのようなものか、また、おすすめのAI研修についてまとめました。
これまでご紹介したUdemyのAI研修は、定額学び放題の法人向けサービスに含まれています。これから社内のAI人材を育成したい企業の方に、ぜひおすすめです。
最新情報・キャンペーン情報発信中