Copilotは、Microsoftが提供する生成AIでなんとなく見たことがあるけれど、
・実際に使ったことがない…。
・津のような使い方ができるのか知らない…。
という方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、
・Copilotの使い方やできること
・無料版・有料版の違い
・Copilotの活用例
についてわかりやすく解説します。
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Microsoft Copilot(コパイロット)とは?
Microsoft Copilotとは、Microsoftが開発・提供する次世代型AIアシスタントです。
Microsoft Copilotを活用することで、データ分析やプレゼンテーション資料の作成、メール文章の作成などを効率化できます。

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Udemyで講座を探す >Microsoft Copilotの特徴・できること
Microsoft Copilotには、高度な自然言語処理技術を活用した大規模言語モデル(LLM)が搭載されており、文書生成や要約、翻訳などの多様なタスクに対応できます。
大規模言語モデル(LLM)について詳しくは以下の記事をご覧ください。
▶大規模言語モデル(LLM)とは?仕組み・活用例・課題を解説!
有料版ではMicrosoft製のアプリ・ツールと連携して使用できる
有料版の「Microsoft Copilot Pro」と「Microsoft 365 Copilot」は、WordやExcel、PowerPoint、Outlook、TeamsなどのMicrosoft製アプリと連携して使えます。
Microsoft 365 Copilotについては以下の記事をご覧ください。
▶Microsoft 365 Copilotとは?特徴・主な機能・リリース時期を解説
有料版では、データ分析やプレゼンテーション作成、メールの返信などを自動化できます。また、必要な情報を含めてチャットでMicrosoft Copilotに指示することで適切な回答が得られます。
これらの機能は、クラウドサービスの「Microsoft 365」を基盤として提供されます。
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Microsoft Copilotの種類・無料版と有料版の違い
Microsoft Copilotの無料版・有料版の機能や料金の違いは以下の通りです。2025年8月時点の情報を記載しています。
種類 | 料金(税込) | 主な機能 |
---|---|---|
無料版Copilot | 無料 | ・WindowsやMicrosoft Edge、Bingで利用可能 ・チャット形式での対話や文章、画像の生成、音声でのやり取り ・AIモデルへの優先アクセスはピーク時以外の時間帯のみ |
Copilot Pro | 月額3,200円 | ・WindowsやMicrosoft Edge、Bingに加えてWordやExcelなどのMicrosoft製アプリで利用可能 ・より高度な生成AI機能が使える ・ピーク時でも最上位AIモデルを優先的に利用できる |
Microsoft 365 Copilot | 月額4,946円(年間サブスクリプション) | ・WordやExcel、PowerPoint、Teams、OutlookなどのMicrosoft製アプリ内で利用可能 ・Copilot Studioでエージェントを作成できる ・エンタープライズレベルのセキュリティ性 |
参考:無料版Copilot
参考:Copilot Pro
参考:Microsoft 365 Copilot
Copilot Pro:応答速度上昇・制限機能の解除などが可能
Copilot Proは無料版よりも応答速度が速く、AIによる高速なコード補完や提案などを利用できます。また、ピーク時のAIモデルへのアクセスといった、無料版にある制限が解除されていることもCopilot Proの特徴です。

出典:Copilot Pro プラン & 価格 I Microsoft Store
Copilot Proは商用利用が可能で、企業のプロジェクトでも安心して使えます。
Microsoft 365 Copilot:Microsoftアプリの作業効率を上昇
Microsoft 365 Copilotは法人向けのAIツールです。WordやExcel、PowerPointなどのOfficeアプリに直接組み込まれていて操作を効率化できます。主な用途は、Wordでの文書作成やExcelでの関数作成、グラフ作成の自動化などです。

出典:Microsoft 365 Copilot | Microsoft 365
また、OutlookやTeamsと連携し、メールや会議の要約を行うこともできます。さらに、SharePointやOneDriveと連携すれば、自社データを活用して業務に即した回答を得ることが可能です。
これらのほか、セキュリティ機能やユーザー管理機能も利用できます。
無料版Microsoft Copilotの基本的な使い方
Microsoftのブラウザ「Edge」では、Microsoft Copilot for Edgeのページにアクセスし、チャットで質問を入力するだけで利用できます。

Windowsにダウンロードして使う「Copilot for Windows」も同様に、起動後にチャットを通じて指示を入力できます。

スマホ版ではMicrosoft Copilotのアプリをインストールすることができ、チャットを通じたやり取りが可能です。

有料版Microsoft Copilotの利用開始方法
有料版のMicrosoft Copilotを使い始める際は、MicrosoftアカウントやMicrosoft 365ライセンスが必要です。
ここではCopilot ProとMicrosoft 365 Copilotの利用開始方法を解説します。
Copilot Pro:公式サイトからCopilot Proを選択
まずはMicrosoftアカウント作成ページにアクセスし、メールアドレスを入力しましょう。

メールアドレス宛に届くコードを入力し、本人確認を行うとMicrosoftアカウントを作成できます。

次に、Copilot Pro公式サイトへアクセスし、「今すぐ購入」をクリックして購入手続きに進みます。

Microsoftアカウントでサインインします。

画面の案内に従って支払情報を入力します。

購入手続き完了後に「開始する」をクリックすると、Copilot Proを利用できます。

Microsoft 365 Copilot:Microsoftライセンスを取得
Microsoft 365 Copilotを利用する際は、Microsoft 365の公式ページから対象となるライセンスを取得しましょう。対象ライセンスの詳細についてはMicrosoftの公式情報をご参照ください。

Microsoft 365ライセンスの取得後、Microsoft 365 Copilotの公式サイトにアクセスし、右上のアイコンからサインインしましょう。

サインイン完了後、購入画面で支払い方法などを入力し、手続きを完了しましょう。

Microsoft Copilotの活用例
Microsoft Copilotは様々な方法で活用できます。主な活用例は以下の通りです。
ここでは、Microsoft Copilotの活用例を紹介します。
ここではMicrosoft Copilotの活用例を紹介します。
テキストで対話
AIに指示する文章である「プロンプト」をチャットを通じてCopilotに送るだけで返答が得られます。一往復の会話だけでなく、複数回の会話をやり取りすると回答をブラッシュアップすることが可能です。
例えばメール文を作成したい場合、次のようなプロンプトを入力します。
次回のミーティング日程についてリマインドする社内メールを作成してください。ほかに必要な情報があれば質問してください。

続けてCopilotと対話することで、メール文を簡単に作成できます。

シンプルなプロンプトを入力するだけで、メール文の作成に必要な情報などを丁寧に聞き返してくれるため便利です。メール文以外にも様々な文章の作成を効率化できます。
プログラミング
プログラミングの分野では、プログラムコードの自動生成や途中まで作成したコードの補完などにMicrosoft Copilotが使えます。また、バグの修正やコードの最適化なども可能です。
例えば「HTMLとCSSを使って、今日の日付を表示するシンプルなWebページのコードを作成してください。」と入力すると、コードが自動で生成されます。

生成されたコードでHTMLファイルを作成しブラウザで表示してみると、内容が正しく表示されました。

チャットで対話しながらプログラミングを進められるため、初心者の方にもおすすめです。
HTMLやCSSについては以下の記事をご覧ください。
▶HTMLとは?初心者向けに基本構造からタグの使い方まで解説!
▶CSSとは?初心者向けにわかりやすく基本の書き方を解説!
画像生成
Microsoft Copilotではリアルなイラストから企業ロゴまで幅広い画像を生成できます。例えば、「都会の風景のリアルな画像を描いてください」と入力して生成される画像は以下の通りです。

入力してから数十秒ほどで指定した通りの画像が出力されました。次に、「この画像をポップなイラスト調にしてください」と入力してみます。

このように、画像の内容だけでなくトーンなども簡単に指定できるため便利です。
生成した画像をダウンロードすれば、SNSやWebサイト、広告などで使用できます。
Microsoftアプリと連携(有料版のみ)
Microsoftアプリで「Copilot」のボタンをクリックすると、チャットを通じてMicrosoft Copilotの機能が使えます。
Excelではデータ分析やグラフの作成などが可能です。例えば「このデータをもとに棒グラフを作成してください」と指示するだけで、シート内のデータを簡単にグラフ化できます。

Wordでは、指定した内容の文章を自動生成できます。
PowerPointでは、スライド作成やスライドに合った画像を作ることができます。
Microsoft Copilotを上手く使うポイント
Microsoft Copilotを上手く使うためには、指示を明確にしたり、フィードバックを重ねたりすることが重要です。
ここではMicrosoft Copilotを活用する際のポイントを解説します。
プロンプトを明確にする
プロンプトが漠然としていると、Microsoft Copilotが意図を正確に理解できず、的外れな回答や不十分な内容が生成される場合があります。
例えば「売上レポートを作成して」というプロンプトでは、対象の期間やレポートの形式が不明です。このような場合は「自社の今年度前半の月別売上データをもとに、グラフを使ってまとめたレポートを作成して」と具体的に入力すると、より適切な回答が得られます。
AIの解答を鵜呑みにしない
Microsoft Copilotだけでなく、AIによって生成された内容は必ずしも事実や意図に合致しているとは限りません。回答を鵜呑みにせず、内容の事実確認や社内文脈との整合性チェック、表現の調整が必要です。
フィードバックを繰り返して精度を高める
回答の良かった点や不足している点をMicrosoft Copilotにフィードバックすると、次回以降の出力の精度が高まります。
特に複雑な業務では、プロンプトの再入力を何度か繰り返すことで理想の回答に近づけることが可能です。
想定と異なる回答が返された場合は、以下のようにプロンプトの書き方を見直してみましょう。
- 目的や期待する回答を明確に伝える
プロンプト内で「〇〇について簡潔に説明してください」や「〇〇を中心に詳しく述べてください」といった形で、具体的な指示を与えることで、AIがより適切な回答を生成しやすくなります。 - 質問の背景や条件を詳しく記述する
たとえば「この内容は初心者向けです」や「ビジネス用途で使用する回答を希望します」といった情報を追加することで、回答の方向性をより明確にできます。 - 情報源を指定するプロンプトに「公式文書を参考にしてください」や「〇〇のガイドラインを基に回答してください」と記載することで、回答の正確性が向上します。
これらの工夫を取り入れることで、Microsoft Copilotが生成する回答の精度や品質を高めることができます。
Microsoft Copilotを活用して業務効率を向上させよう!
Microsoft Copilotは、文章生成や画像生成、プログラミングなど様々なタスクを自動で実行できる生成AIです。無料版と有料版があり、有料版ではWordやExcel、PowerPointなど主要なMicrosoft製アプリと連携して使えます。
ビジネスシーンでのMicrosoft Copilotの使い方をより詳しく学びたい方には、以下の講座がおすすめです。
◆①アクセス制限のある会社でもAIで業務効率化! VBA知識ゼロからできるCopilotでのエクセル自動化!
◆②【生成AIの基礎をマスター】Microsoft 365 Copilotの使い方と活用シーンを初心者向けに解説!
◆③Microsoft 365 Copilot 活用トレーニング – パイロットを目指せ!
③のレビューの一部をご紹介
評価:★★★★★
コメント:Copilot の魅力が伝わりました!
Microsoft Copilotを活用して、業務効率を向上させましょう!
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