Webアプリが作れるAIツール「Create」とは?機能や使い方を解説

WebアプリやWebサイトを作ってみたいものの、

・プログラミングの方法が分からない…。
・簡単に作る方法が知りたい…。

という方も多いのではないでしょうか。

AIツールの「Create」を使えば、下記のような簡単なWebツールが誰でも簡単に制作できます。

カウントアプリの画面

そこでこの記事では、

・Createの機能や料金プラン
・Createの基本的な使い方

についてご紹介します。

初心者の方でもこの記事を読めば、Createの使い方について理解できます。

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ノーコードAIツール「Create」(クリエイト)とは

Createは、生成AIの機能によってコードを書かずにWebアプリやサイトを作成できるツールです。日本語にも対応しており、プログラミングの知識がなくてもテキストを入力するだけで簡単に利用できます。

Create公式サイト

出典:create

また、AI機能の活用により短時間かつ低コストで開発を進められ、アイディアをすぐに形にできることがCreateの特徴です。Createで生成したプロダクトは編集・修正ができるため、理想的なプロダクトを作成することができます。

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AIツール「Create」の機能やできること

Createには、Webアプリやサイトを簡単に作るための様々な機能が備わっています。Createの主な機能やできることは以下の通りです。

日本語を使いチャット形式で指示を出せる

Createは、プログラミングコードを使わずにWebアプリやサイトを作成できるノーコードのAIツールです。プログラミングの知識がなくても、日本語や英語などの自然言語を使ってチャット形式で指示を出して制作を進められます。そのため、どんなユーザーでも使いやすいことがCreateの特徴です。

Createのプラットフォーム自体は英語で表記されていますが、ガイドラインには日本語版も存在するため、英語が苦手な方でも使えます。

従来はチャット形式での指示ができませんでしたが、アップデートにより機能が改善されました。チャットを通じて細かな修正指示を出し、Webアプリやサイトの完成度を高めることが可能です。

APIを無料で簡単に使用できる

Createでは、外部のシステムやツールと連携するための機能である「API」を無料で簡単に使用できます。そのため、ノーコードで様々な機能を持ったプロダクトの制作が可能です。

Createで予め用意されているAPIを使用する場合には、料金は発生せず、例えば、ChatGPTやClaudeといった生成AIを組み込んだWebアプリなどは無料で作成できます。ただし、事前に用意されていないAPI連携を行うための「functions」という機能は有料です。

APIについて詳しく知りたい方は、「Web開発に役立つAPI連携とは?利用するメリットや実装手順を紹介」をご覧ください。

複数のAIを使用して最適な出力結果を選択できる

Createの有料プランでは、複数のAIを使用して最適な出力結果を選べます。多数のAIモデルを利用できるノーコードツールが少ない中で、Createでは複数のAIによる出力を比較し、より良いプロダクトを作ることが可能です。また、AIの使用回数に制限はありません。

Createで利用できるAIモデルは以下の6つです。

AIモデルの種類 特徴
Claude 3.5 Sonnet 無料プランで利用でき、生成速度や品質のバランスが良い
Claude 3 Haiku 生成速度が速いが品質がやや低い
Claude 3 Opus 品質は高いが生成速度が遅い
GPT-4o 画像認識やコードの修正が得意
Gemini 1.5 Pro 長文のテキストの認識が得意
Groq 生成速度が速い

 

コードの編集やダウンロードができる

Createでは、チャットへの指示で生成されたWebアプリやサイトのコードがリアルタイムで表示されます。AIへのプロンプト入力を通じたノーコードでの作業だけでなく、コードを直接編集することも可能です。

また、生成されたコードをダウンロードした上で、Visual Studio CodeやCursorといった開発環境でより高度な処理を行うこともできます。ただし、コードのエクスポートは有料のPro版だけで使える機能です。

Visual Studio CodeやCursorについて詳しくは「Visual Studio Codeの便利な使い方とは?インストール・拡張機能についても解説!」「AIコードエディタCursorとは?機能・使い方やVSCordとの違いを解説」をご覧ください。

商用利用ができる

Createの利用規約(https://www.create.xyz/terms)には、商用利用できることが明記されています。そのため、作成したプロダクトの販売やビジネスでの利用が可能です。

Createを商用利用する際は、特に以下の5つの項目に注意が必要です。

ライセンス制限 サービスの修正や複製、派生したプロダクトの作成は禁止です。また、Create自体の再販売や第三者への提供、リバースエンジニアリングも禁止されています。
知的財産権 Createの知的財産権を侵害する行為や、第三者の権利を侵害する行為は禁止です。
利用制限 違法なコンテンツの使用やスパムの送信、ウイルスの拡散などの悪用は禁止です。
輸出規制 米国やその他の国の輸出法規制に反する使用は禁止です。
サービスの変更 Createのサービスは変更や提供終了となる可能性があります。

 

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Createの料金プラン

Createには無料と有料の複数のプランが用意されています。それぞれのプランの内容や特徴は以下の通りです。

Free Pro 20k Pro 50k Pro 100k Teams
月契約の料金 無料 $19/月 $49/月 $99/月 要問合せ
年契約の料金 無料 $16/月 $40/月 $80/月 要問合せ
クレジット数 10kまで 20k/月 55k/月 110k/月 要問合せ
クレジットの追加購入
AIエージェントの種類 初級 中級 中級 中級 上級
プロジェクト数 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
公開プロジェクトの作成 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
非公開プロジェクトの作成 無制限 無制限 無制限 無制限
コード出力
カスタムドメインの利用
優先サポート

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Freeプランは無料で利用できます。AIのクレジット数を10kまで利用でき、基本的な機能を試せます。ただし、非公開プロジェクトの作成やコード出力など、一部の機能は制限されます。

Proプランは有料です。Pro 20kプランやPro 50kプラン、Pro 100kプランなど利用できるクレジット数に応じた複数のプランがあります。Freeプランの全機能に加えて、非公開プロジェクトの無制限作成やコード出力、カスタムドメインの利用などより高度な機能を利用可能です。

Teamsプランは、大規模な企業向けの有料プランです。料金は要問合せで、ニーズに合わせてカスタマイズされた機能を利用できます。また、優先サポートの利用も可能です。

 

Createの始め方・登録方法

Createを利用する際は、最初に公式サイトからの登録が必要です。画面右上の「Get started」ボタンをクリックしましょう。

公式サイトの画面

メールアドレスを入力し、「Sign up」をクリックします。

メールアドレスの入力

Createの操作画面が表示されれば、登録は完了です。

登録完了の画面

 

Createの使い方

ここでは、Createでプロダクトを作成するための方法や各種機能について以下の順で解説します。

 

Webアプリを作成する

今回は、ボタンをクリックした回数をカウントする簡単なWebアプリを作成してみます。画面左側の入力欄に、「ボタンをクリックした回数をカウントする簡単なWebアプリ」と入力し、「Send」をクリックします。

Webアプリの作成画面

この指示だけで、ボタンのクリック数をカウントして表示する機能が実装されました。

Webアプリ作成の詳細画面

画面右上の「Publish」ボタンをクリックして、公開するURLなどの設定を入力して「Publish changes」をクリックすると、作成したWebアプリを公開できます。

Webアプリの公開画面

Webアプリを公開したページにアクセスすると、クリック数のカウント機能を問題なく利用できました。

作成したアプリの動作確認

作成したWebアプリを編集する

作成したWebアプリの編集も、同様にチャット画面を通じて行えます。今回は、「このWebアプリを編集して、カウント数をリセットする赤色のボタンを追加してください」と指示してみます。

赤いボタンの追加

チャットで編集の指示を行うだけで、リセットボタンの実装ができました。

リセットボタンの実装
カウントアプリの画面

このように、CreateではWebアプリの作成や修正をノーコードで簡単に行うことが可能です。

 

Createの機能一覧

Createの機能名は英語で表示されるため、事前に各機能の意味を日本語で理解しておくことで、より理想に近い作品を作成しやすくなります。Createの主な機能は以下の通りです。

Chat

画面左側にチャット形式でAIに指示できる機能です。

chatの画面

Publish

作成したWebアプリやサイトを公開できる機能です。

Publishの画面

Invite

作成したプロジェクトに、他のユーザーを招待して共同編集できる機能です。

Inviteの画面

Assets

プロジェクトで使用する画像ファイルなどをアップロードできる機能です。

Assetsの画面

Design

デザインを微調整できる機能です。有料版のみ使用できます。

Designの画面

Version History

Webアプリやサイトの作成履歴を確認できる機能です。

Version Historyの画面

View code

作成したWebアプリやサイトのソースコードを確認できる機能です。

View codeの画面

New page、New component、New function、New database

プロジェクトに新たなページやデータベースなどを追加できる機能です。Component(コンポーネント)とはWebアプリやサイトで再利用可能できる部品、Function(ファンクション)は特定の機能を実現するためのロジックを指します。

New page、New component、New function、New databaseの画面

Enable User Accounts

Webアプリやサイトへのログインを実装できるようにする機能です。

Enable User Accountsの画面

Styles Guide

Webアプリやサイトのデザインをテンプレートから選べる機能です。

Styles Guideの画面

 

Createの活用事例を紹介

Createを活用して作成できるプロダクトには以下のようなものがあります。

ポートフォリオサイト

自社の商品やサービスなどを紹介するポートフォリオサイトを簡単に作れます。ほかのプラットフォームと比べて、より独自性の高いポートフォリオサイトを作りやすいことがCreateの特徴です。

ダッシュボード

様々な数値を表やグラフを用いて見やすく管理するためのダッシュボードも作成できます。また、Create上でデータベースを作ることも可能です。

AIチャットボット

Createでは生成AIのAPIを組み込めるため、AIチャットボットが備わったWebアプリやサイトをノーコードで簡単に作成できます。

フォーム

問い合わせフォームや会員登録フォームなど各種フォームを作ってサイト内に設置できます。

データの分析ツール

SNS上に投稿されたテキストや画像の解析など、様々な種類のデータを分析するためのツールもCreateで作ることが可能です。

 

Createを使ってノーコードでWebアプリやサイトを作成しよう!

AIツールのCreateを使えば、チャットでの指示を通じてWebアプリやサイトを制作できます。ポートフォリオサイトやAIチャットボットなど、様々なプロダクトをノーコードで作ることが可能です。

Createの実践的な使い方について学びたい方には、以下の講座がおすすめです。この講座では、Createの基本操作からチャットモードでWebサイトを作る流れまで動画でわかりやすく学べます。Createを活用したい方はぜひ参考にしてください。

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レビューの一部をご紹介

評価:★★★★★
コメント:実際に作成したWEBサイトを見せてもらえたのでイメージが湧きました!商用利用に関しては気になるところだったので、日本語でテキストも用意いただきありがたかったです。

Createを使って、魅力的なWebアプリやサイトを効率的に作成しましょう!