AWS認定クラウドプラクティショナーの試験内容や勉強方法を解説

IT業界への転職・就職やキャリアアップのためにAWS認定クラウドプラクティショナーの取得を検討しているものの、

・初心者でも合格できるか知りたい…。
・どのように勉強すればいいか分からない…。

という点が気になっている方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、

・AWS認定クラウドプラクティショナーの難易度や試験内容
・効果的な勉強方法

について解説します。

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AWS認定クラウドプラクティショナーとは

AWS認定クラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)は、Amazonが提供するクラウドサービス「AWSクラウド」に関する初心者向けの資格です。複数あるAWS認定資格の中でも、基礎的なレベルの「Foundational」カテゴリに位置付けられています。

クラウドの利用経験がない方やIT業界以外の方、非技術職の方も受験対象です。資格を取得すると、AWSクラウドの基本的な知識や用語、サービスについての理解を証明できます。

AWS認定クラウドプラクティショナー

出典:AWS Certified Cloud Practitioner

AWS認定クラウドプラクティショナーの有効期限は3年間であり、資格を継続するためには期間内に再認定プロセスを受ける必要があります。

AWSについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
AWS(Amazon Web Services)とは?利用するメリットや資格を徹底解説

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AWS認定クラウドプラクティショナーの難易度と合格率

AWS認定クラウドプラクティショナーは難易度が比較的低い試験です。ここでは、AWS認定クラウドプラクティショナーで出題される問題のレベルや合格率について解説します。

難易度は低めで基本的な理解があれば合格可能

AWS認定クラウドプラクティショナーは、難易度は低めで、簡単なものから中級レベルの問題が中心です。ただし、AWSを利用した実務に関する応用問題も一部出題されます。

学習時間の目安は20~30時間ほどです。効果的な学習ツールとしては模擬試験やハンズオンラボ(Cloud Quest)、Udemyなどの動画講座があり、基本的な理解があれば合格できます。

合格率は公表されていないが難しくはない

AWS認定クラウドプラクティショナーの合格率は公表されていないものの、暗記問題がほとんどのため、難しくはありません。

あくまでも基本知識が問われる構成で、Linuxやネットワークなどの知識は不要です。営業やマーケティング、プロジェクト管理者といった非エンジニア職の方でも、AWS認定クラウドプラクティショナーの学習を通じて必要なクラウドリテラシーを身に付けられます。

AWS認定クラウドプラクティショナーは最長6か月程度のAWSクラウドサービス利用経験者が対象となっていますが、使用経験は必須ではないためIT未経験やクラウド初心者でも合格を目指すことが可能です。

IT未経験やクラウド初心者でも合格を目指すことが可能

 

AWS認定クラウドプラクティショナーの試験内容

2025年8月時点での、AWS認定クラウドプラクティショナーの試験内容は以下の通りです。

試験時間 90分
出題数・形式 65問(複数選択または複数応答)
受験料 100USD(日本円での料金は為替レートにより変動)
試験範囲と配分
スコア範囲 100点~1000点
合格点 700点
対応言語 英語、日本語ほか複数言語
受験方式 オンラインまたはテストセンター受験

参考:AWS Certified Cloud Practitioner

ここでは、各試験範囲の内容について解説します。

クラウドの概念:AWSの価値と基本的な考え方

「クラウドの概念」で出題される内容は以下のようなものです。

・オンプレミスとクラウドの違い
・クラウドの6つのメリット
・クラウド導入のユースケース
・クラウドのデプロイモデル

クラウドのメリットについては、スケーラビリティや弾力性、迅速な導入、コスト最適化などの内容が問われます。

クラウド導入のユースケースでは、ITシステムやサービスを安定的に運用する可用性の向上や、世界展開などについて出題されます。

クラウドのデプロイモデルはパブリック、プライベート、ハイブリッドなどについてどれがクラウドの特徴かといった知識が問われます。

オンプレミスとクラウド

セキュリティ:責任共有モデルと基本的な対策

「セキュリティ」で扱われる主なトピックは以下の通りです。

・AWSとユーザーで分担する「責任共有モデル」
・Identity and Access Management(IAM)、MFA、多要素認証
・暗号化の基本(保存時・転送時)、AWS Key Management Service(KMS)
・ログ管理(AWS CloudTrail)、セキュリティアドバイス(Trusted Advisor)

責任共有モデルについては、AWS側の役割としてインフラ管理やデータセンター、ハードウェアに関する内容が出題されます。ユーザー側の内容は、データの暗号化やアクセス制御、認証設定などです。

AWSのセキュリティ

テクノロジー:主要サービスと運用方法の基礎

「テクノロジー」では、以下のような内容について出題されます。

・AWSの主要サービスの役割
・デプロイ方法の違い(マネジメントコンソール、CLI、SDK、IaC)
・リージョン、アベイラビリティゾーン(AZ)、エッジロケーションの違い
・高可用性とフェイルオーバーの考え方

出題範囲に含まれる主要サービスは、仮想サーバーの「EC2」やオブジェクトストレージの「S3」、サーバーレスのコンピューティングサービス「Lambda」などです。また、データベースの「RDS」や、ネットワーク制御を行う「VPC」などについても問われます。

マネジメントコンソールやCLI、Lmbdaについては以下の記事をご覧ください。
AWSマネジメントコンソールとは?機能や操作・ログイン方法を解説
AWS CLIとは?インストール手順や使い方を初心者向けに解説!
AWS Lambdaとは?対応言語やメリット・デメリットを徹底解説!

請求と料金:コスト構造と管理ツール

「請求と料金」の主な出題内容は以下の通りです。

・AWSの料金体系(オンデマンド、リザーブド、スポットインスタンス)
・無料利用枠(Free Tier)
・コスト管理ツール
・請求のベストプラクティス

無料利用枠については、内容や利用時の注意点が問われます。

コスト管理ツールは、見積もりを行う「AWS Pricing Calculator」や、支出を可視化する「Cost Explorer」、予算アラートの「AWS Budgets」などが対象です。

請求のベストプラクティスについては、タグ付けや「AWS Organizations」による一括請求などについて出題されます。どのツールで何ができるかということも、頻出の内容に含まれます。

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作成者: Shingo Shibata / AWS certified solutions architect, AWS certified cloud practitioner, AZ-900(AWS Training and promote digital business / AWSトレーニングとデジタル推進)
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AWS認定クラウドプラクティショナーを取得するメリット

AWS認定クラウドプラクティショナーを取得するメリットは、AWSクラウドサービスについての理解を証明できることです。認定バッジをLinkedInなどに掲載すると、営業や企画など非技術職の方でもIT分野の専門性を示せます。

また、就職・転職時のアピール材料になることもメリットです。AWS資格所持者を対象とした求人に応募できるようになります。

さらに、上位資格を取得するための最初のステップとしてもおすすめです。アソシエイト以上の試験に向けた前提知識を身に付けられます。

資格の有効期限に注意(取得から3年)

AWS認定クラウドプラクティショナーの試験有効期限は取得から3年間です。再認定は、オンライン演習(Cloud Quest)や再試験で受けられます。

有効期限が設けられている理由は、資格保有者に常に新しい知識を学び続けてもらうためです。有効期限が近づくと、AWSから事前に再受験についての案内が送られてきます。

再試験を受けるか、上位の資格を習得することで延長が可能です。再認定の場合、受験料の割引特典を利用できます。

有効期限

 

AWS認定クラウドプラクティショナーの勉強方法

AWS認定クラウドプラクティショナーの主な勉強方法は、公式教材や模擬試験、動画講座の活用です。ここでは、効率的に学習したい方におすすめの勉強方法を紹介します。

公式教材や模擬試験で基礎を固める

Amazonが提供する公式教材「AWS Skill Builder」の、「Cloud Practitioner Essentials」や「Exam Prep Plan」などで、必要な基礎知識が学べます。

公開教材

出典:AWS 認定試験に向けて準備する | トレーニングと認定

また、公式プレテストや、本番形式の模擬試験を解くことで、出題傾向や時間配分も把握しておきましょう。

Udemyの動画講座で効率よく学習を進める

教材や模擬試験に加えて動画講座を受講することで、より効率よく学習が進められるためおすすめです。Udemyには、「初心者向け」や「日本語解説付き」、「模擬試験付き」など、受講者のニーズに合った講座が豊富に用意されています。特に、人気講座は試験範囲を体系的に学べる構成のため、短時間でも理解しやすい内容です。

通勤中やスキマ時間にもスマホで学べるため、社会人だけでなく忙しい学生にもおすすめです。講座はセクションごとに細かく分かれており、スムーズに復習できます。

また、講座によっては実際に操作する「ハンズオン型」のセクションが含まれていることも、Udemyの特徴です。実際に手を動かしながら学ぶことで、記憶に定着しやすくなります。

UdemyのAWS認定クラウドプラクティショナー向け講座なら、「AWSコンソールで何ができるか」といった具体的な内容を学ぶことが可能です。試験対策だけでなく、実務や上位資格の受験にも役立つ実践力が身に付きます。

 

AWS認定クラウドプラクティショナーを取得してキャリアアップを目指そう

初心者向けの資格であるAWS認定クラウドプラクティショナーを取得すると、AWSクラウドの基礎知識への理解を証明できます。エンジニア以外の職種でも受験できるため、IT業界への就職・転職を目指す方におすすめの資格です。

AWS認定クラウドプラクティショナーの合格に向けた学習を効率的に進めたい方には、以下の講座がおすすめです。 

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評価:★★★★★
コメント:説明が図解付きで分かりやすく、ひとつひとつの動画の時間も集中しやすいものになっていると感じました。タイミングよく小テストが挟まれているので自分のわからなかったところが逐次復習出来て良かったです

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評価:★★★★★
コメント:繰り返し(3周)やることで、本番の試験が簡単に感じました。
おかげさまで、非ITですが、一発合格できました。

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評価:★★★★★
コメント:問題と解説のバランスが絶妙で、理解→定着→実践が自然に流れるように組まれている。あれこれ迷わず、この1冊に集中して正解だったと感じている。

評価:★★★★★
コメント:各問題が実践的で、本番さながらの緊張感で解けました。苦手なテーマが自然と浮き彫りになる構成で、重点的に復習すべき箇所が明確になります。合格を狙うなら、最終確認として非常に有効な一冊です。

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レビューの一部をご紹介

評価:★★★★★
コメント:基礎から応用まで一気通貫で学べる内容で、短期間でも実力を引き上げられた。復習も効率的にでき、最終確認の教材としても非常に有用だった。

評価:★★★★★
コメント:合格点を目指す上で、本当に必要な知識だけに絞ってある印象でした。時間がない中でも繰り返し取り組める分量で、集中して仕上げることができました。効率よく短期間で成果を出したい方に向いています。

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評価:★★★★★
コメント:重要なポイントがしっかり抑えられていてとてもいい内容だと思います。解説がとてもわかりやすく、効率よくアウトプットができました。もう一周してより深めたいと思います。

評価:★★★★★
コメント:解説が分かりやすかったです。

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