eラーニングプラットフォームとは?機能や種類、選び方を解説

インターネット環境があれば、時間や場所を選ばずに学べるeラーニング。企業の人材育成にeラーニングを取り入れるには、eラーニングプラットフォームの選択が重要です。

この記事では、eラーニングプラットフォームとは何か、機能や種類、選び方などをわかりやすく解説します。

eラーニングプラットフォームとは何か?

ここでは、eラーニングプラットフォームとは、どのようなものかについて解説します。

「プラットフォーム」とは「基盤となる環境」「場」という意味があり、ビジネスの文脈では「複数のサービスや製品を提供する場やシステム」という意味で使われます。

「eラーニングプラットフォーム」とは、さまざまeラーニングコンテンツを提供する学習システムのことです。
企業の人材育成など、大人数のeラーニング教材、学習情報などを取りまとめることができます。プラットフォーム上では、講座コンテンツの割り当て、受講者情報や学習進捗の管理、学習データの閲覧などの操作ができます。

eラーニングプラットフォームは「LMS(Learning Management System、ラーニング マネジメント システム)」とも呼ばれています。

LMSについて詳しく知りたい場合は「LMS(学習管理システム)とは?何ができる?導入事例とともに解説」をご覧ください。

eラーニングとは何か?わかりやすく解説

ここでは、「eラーニング」について簡単に解説します。

「eラーニング」とは、インターネットを利用した学習であり、おもにオンライン上で動画の授業を見て学ぶことを指します。動画のほかにも、テキスト形式のコンテンツの閲覧、テストや課題の提出なども可能です。

インターネット環境とPCやスマートフォンなどの端末さえあれば、場所や時間を選ばずに受講できる点がメリットです。

eラーニングによる教育

eラーニングは学校教育や個人での学習だけでなく、企業での人材育成にも広く用いられています。eラーニングプラットフォームを上手に活用すれば、低コストかつ高品質な教育を行うことが可能です。

eラーニングについてもっと詳しく知りたい場合は「eラーニングとは?意味や歴史、LMSを解説!企業向けのオススメ講座も」をご覧ください。

 

受講だけではない、eラーニングプラットフォームの機能とは?

eラーニングプラットフォームには、さまざまなeラーニング講座が登録されており、受講者のニーズに合うものを選んで受講可能です。

例えば、ビジネスやIT講座の質の高さで世界的に有名な「Udemy」のeラーニングプラットフォームである「Udemy for Business」には、約5,000もの講座が登録されています。

eラーニングプラットフォームの機能は、オンライン講座の受講のみではありません。
以下では、企業でeラーニングを活用するうえで便利な「受講者情報の管理」「学習新進捗の管理」「研修カリキュラムの登録」の機能を紹介します。

eラーニングプラットフォームなら「受講者情報の管理」が可能

企業での研修に欠かせないのが、eラーニングプラットフォームの「受講者情報の管理」機能です。受講者をユーザー登録し、入社年度や部署などの情報を入れることにより、

また、登録したユーザー属性ごとに講座を割り振ることができるため、効率的に研修業務を運用できます。

「Udemy for Business」には、ユーザーをグループごとに管理できる機能があることが特徴です。支社や部門、チームごと、入社3年目までの社員など、一定の条件でグルーピングができ、当てはまる受講者にeラーニング講座をまとめて割り当てることができます。

eラーニングプラットフォームなら「学習進捗の管理」が可能

企業研修では、どの社員が何の研修をどこまで受講したのか、情報を管理する必要があります。特に、セキュリティ対策などの研修では、受講の漏れが重大なリスクとなる可能性があります。

eラーニングプラットフォームの「学習進捗の管理」機能は、システム上で受講者ごとの学習進捗を閲覧および管理できる機能です。「Udemy for Business」では、学習過程が進捗度グラフで可視化され、社員へのフォローアップや、次のステップの学習を促す働きかけも行いやすくなります。

さらに、「Udemy for Business」のような「定額学び放題」のeラーニングプラットフォームであれば、社員の自発的な学習を手助けする「自己啓発支援制度」としての利用もできます。
学習履歴から受講者にとって興味のある分野を把握でき、その分野での登用などにつなげる「タレントマネジメント」にも応用が可能です。

研修カリキュラムの登録はタレントマネジメントにも役立つ

「タレントマネジメント」とは、社員の能力や興味を理解することで、パフォーマンスを最大限発揮できるような人材の育成、配置につなげることです。タレントマネジメントについて詳しく知りたい場合は「タレントマネジメントとは?注目の人材育成手法を意味から導入法まで解説」をご覧ください。

eラーニングプラットフォームなら「研修カリキュラムの登録」が可能

eラーニングプラットフォームには、システム上の既存カリキュラムだけではなく、講座を選んでオリジナルのカリキュラムを作成・登録できる「研修カリキュラムの登録」機能があります。

「Udemy for Business」では、対象者ごとに最適なカリキュラムを組み立てることができ、新入社員研修や昇進時の研修など定期的に行われる研修で非常に便利です。カリキュラムごとに学習進捗が可視化され、進捗管理も簡単です。

さらに、動画や文書などの形式で作成された自社オリジナルの研修コンテンツのアップロードも可能。新入社員研修などで数多く必要になるマニュアルの共有も簡単です。

また、eラーニングプラットフォーム上では、自社オリジナルのコンテンツや、外部サービスによる研修コンテンツを含めたカリキュラムも登録可能です。

なお、新入社員研修に使えるeラーニング講座のカリキュラムについて、詳しくは「新入社員研修の内容と目的、オンライン対応プログラムやユニークな事例を紹介」をご覧ください。

 

eラーニングプラットフォームの種類と選び方

eラーニングプラットフォームの便利な機能をふまえたうえで、種類と選び方を解説していきます。

eラーニングプラットフォームの種類

eラーニングプラットフォームまたはLMSを運用・提供する形態は、大きく2つの種類に分けられます。

  • オンプレミス型
  • クラウド型

オンプレミス型とは、自社のサーバーにeラーニングプラットフォームのシステムを設置して運用する形態です。

メリットは、システムや内容を自社向けにカスタマイズできる点です。一方で、そのための開発や運用に大きなコストと時間がかかることがデメリットです。

クラウド型とは、オンライン上でeラーニングプラットフォームを運用する形態です。インターネット上で提供されるeラーニングプラットフォームを利用することが、これに当たります。

メリットは、外部のサービスを活用して、自社内での開発・運用の手間やコストを削減できる点です。一方で、さまざまなeラーニングプラットフォームから自社に合ったものを選ばなければなりません。

eラーニングプラットフォームの管理機能

eラーニングプラットフォームを選ぶ際に抑えたいポイント

企業での人材教育に適したeラーニングプラットフォームは、次のポイントに着目して選びましょう。

  • 講座内容
  • 講師の実務経験
  • 管理機能の便利さ

講座内容において、講座数の豊富さと質の高さは、こだわりたい点だといえます。特に、全社員向けに導入する場合は、講座数はでが多く、さまざまな分野をカバーしているeラーニングプラットフォームを選びましょう。さらに、ITなどの分野では、最新の情報に対応しているかどうかも重要です。

次に着目したいのが、講師の実務経験です。ビジネスの場面における実務経験の乏しい人では、講座内容が現場で役に立たないことも考えられます。ビジネス経験や講師としての実績、出版経験などのある講師が担当しているかを確認しましょう。

最後に、eラーニングプラットフォームの「管理機能」が便利で運用しやすいかどうかも大切です。人材育成担当者にとって操作しやすく、データが可視化されるものが適しています。

 

質の高いeラーニング研修講座が人気の「Udemy for Business」では、実際のユーザーレビューにて厳選された5,000もの講座が、「定額で学び放題」で受講できます。エンジニアや起業家、大学講師などの実務家にこだわった講師陣による、実務に直結したわかりやすい講座を提供しています。

さらに、講座の割り当てや進捗確認など、eラーニングプラットフォームとしての管理機能の使いやすさには定評があります。

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