成果もやりがいももたらす、
仕事に直結する学び

  • 30代
  • エンジニア
  • 会社員
  • Before

    職業 エンジニア

    役職 会社員

  • After

    職業 エンジニア

    役職 会社員

取材にご協力いただいた方 米岡裕史さん

ネットワークインフラ構築の仕事をきっかけに、その舞台を国内から海外へ、インフラからアプリケーション、システム開発全般へと、仕事の領域を広げてきたのが、ITエンジニアの米岡裕史さんです。
現在は、データ分析基盤の開発・運用を行っています。
絶えず進化し続けるITの世界で「学ぶ」ことは欠かせませんでしたが、米岡さんが一貫して心がけていたのが、「仕事に直結する学び」です。
米岡さんにとって「学び」と仕事は、切り離すことのできない一体の活動です。

「仕事に直結したことを学ぶ」方針は、自らの体験から

「ベストプラクティスを学んだことで、仕事はものすごく早く進みました。そんな経験が、今の私の『仕事に直結するスキルを学ぶ』という考え方のもとになっているのだと思います」

大学の工学部で学んだ米岡裕史さんが、卒業後、就職したのが大手電機メーカーでした。選んだ理由の一つが「教育が充実している」ことです。

米岡さんが勤めていた会社のグループ会社では、個人向け、企業向けの教育を外販しており、グループ各社の社内教育にもその教育を採り入れていました。

個人や一般の企業で行うことを前提に作られた対面による研修のプログラムなので、初めて使う人にとっても馴染みやすいように作られています。また、「仕事に直結するスキルを得られる教育がたくさん用意されている」(米岡さん)ことも大きな特徴です。

「初めはその中から、ネットワークの講座を選んでスキルを磨いてきました」と米岡さん。

学んだことが仕事の「成果」に結びつきやすく、それがまた学ぶことの「やりがい」に繋がっていく。

仕事と「学び」が一体となって効果を上げていくことを自ら体験をした米岡さんは、以後も一貫して、「仕事に直結したスキルを学ぶ」ことを自己の行動指針にしていきます。

大手電機メーカーで、ネットワークエンジニアの仕事を6年ほど続けたあと、米岡さんはデンソーへの転職を果たします。

「前職では国内の仕事を一通り経験したことにより、(エンジニアとしてネットワークの基盤作りが)ひと通りできるようになりました。そこで次は海外(規模)で同じような仕事ができないかと探していたところ、デンソーがぴったりの求人を出していたので応募しました」

デンソーはグループ会社も含めて、営業所、工場など、世界中に多くの拠点を持っています。米岡さんが担った業務は、それらの拠点をネットワークでつなぐインフラの構築でした。

オンライン講座で学びの対象も学び方もより多彩に

デンソーでも「仕事に直結したことを学ぶ」方針は一緒でしたが、学びの対象と学び方はより多彩になっていきます。

米岡さんは、IT技術だけでなく、海外の拠点とのやりとりをより円滑にするため英語も学び始めました。そのために活用したのが、オンライン講座でした。

「最初は(英会話)教室へ通っていましたが、自身の英語が相手に伝わらず萎縮してしまい、足が遠のいてしまいました。その点、ネットの講座は自分のペースで続けられますし、スマホに語りかけても、黙って聞いてくれます(笑)。そちらのほうが楽なのでもっぱらネットで勉強するようになりました」

デンソーではUdemy Businessを採り入れており、社員は自由に使うことができました。米岡さんもUdemy Businessを利用して、英語も仕事に直結するIT技術も学んでいったそうです。

その後、米岡さんはITインフラ構築の仕事だけでなく、その上で動いているアプリケーションやシステムの勉強もしたいと考え、社内公募制を利用して、現在のデータ分析基盤の開発・運用を行う部署への異動を叶えました。

そしてそのときも、Udemy Businessは大いに役立ちました。

「今の仕事を担当することが決まってから、そこで使うWebアプリケーションの技術を学び始めました。言語でいえばJavaScript、TypeScript、Node.jsなど。あとはデータベースです。アジャイル開発のことも気になり、勉強しました」

Udemy Businessを活用すれば、対面の講座のように教室へ通う手間はかからず、いつでもどこでも、PCやスマホなど様々なデバイスを通して学ぶことができます。また、会社が一括で契約しているので、料金を気にすることなく大量の講座を試せることも何よりの利点だとか。

以前、米岡さんは、Webアプリケーションを構築するための技術を書籍で学ぼうとしたことがあったそうですが、書いてあることは理解できても、自分で作るところまではなかなか行き着きませんでした。その点、Udemyならば、講義形式で講師の方から一方的に教わる(インプット)だけでなく、演習形式で学んだことが身についているか自ら手を動かす(アウトプット)ことで確認出来るようになっていて、確実なスキル向上に繋げられたそうです。

学びたい分野の講座が数多く揃っていることもUdemy Businessの特徴ですが、米岡さんはそのメリットを次のように語っています。

「類似の講座をいくつか受けてみて、共通して同じ技術について触れていれば、それがベストプラクティスだとわかります」

絶えずバージョンアップするITの世界では、講座も絶えず新しくなります。最新の情報を学べることもUdemyの利点ですが、新旧の講座を見比べ、共通して教えていることがあれば、そこもまた重要であることもわかるそうです。

対人関係に関する学びには対面の講座を

このように米岡さんはUdemyを使い倒すほど利用し、また満足もしていますが、一方、対面による講座が必要と感じるときもあるそうです。

「たとえばユーザーとどう話をすればいいのか。そんなときは、前の勤め先でよく活用していた対人教育が充実している講座を、チームのみんなと一緒に受けようかと考えています」

米岡さんが働くデータ分析基盤を提供する部署には、多くの依頼が持ち込まれます。依頼者から話を聞くための対人スキルや、出された問題点を整理したり、課題を明確にしたり、解決方法を提案していくためのファシリテーションのスキルも必要になります。

それらを教えるオンライン講座はたくさんあり、受講する意義はありますが、一度は、より実践に近い、対面による研修の受講がおすすめとのこと。

また、チーム内には、米岡さんと同じように社内公募制で移ってきた社員もいれば、まったく違う会社から転職してきた人もいます。チーム内の多様なスキルを持つ人たちの持つ力を最大限に活かすためにも、やはり対面による講座が有効だと米岡さんは言います。

「同じITといっても、私みたいにインフラを経験してきた人がいたり、アプリ開発を経験してきた人がいたり、他分野から転職されて来た人もいます。多様なバックグラウンドを持った人が集まっているので、どんな困りごとが起きても『そのことなら自分が』とか、『それなら詳しい人を知っている』という話になります」

学生時代よりも、社会人になってからのほうがずっと学んでいると米岡さんは言います。仕事のために学ぶことは決して苦痛ではなく、むしろ成果が上がっていくことが楽しいとも。そして、これからも「仕事に直結した学び」の方針は変えずに続けていくそうです。

米岡さんは、仕事に直結した学びを取り入れることによって、効率的なスキル向上を果たしてきましたが、工夫次第でもっと学習効果は上げられると考えており、今なお、学びについての研究は続いています。

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